なにをやっているのか
ジャトロファの果実
季節労働者へ農園作業のトレーニング
2000年設立以降、バイオ燃料の原材料植物であるジャトロファ(Jatropha)の研究開発を続けてきました。その成果を事業化するため2012年にアフリカのモザンビークに現地法人(ADM)を設立しました。ADMでは、10,000名の農民を組織し、バイオ燃料の原料作物であるJatropha curcas L.(以下「ヤトロファ」)の契約栽培の拡大を進めています。同様にガーナに現地法人(NBF Ghana)、インドに現地法人(NBF India Plant Science)があります。
ガーナ(自社農園)・モザンビーク(契約栽培)では栽培の進捗に応じそれぞれ2027年・2028年から搾油工場を稼働させるため工場建設に取り組んでいます。
なぜやるのか
ジャトロファ油B10を本船に補油
乾燥した砂を主とした土壌 焼畑が多い
NBFのPurpose,Missionを紹介します。
Purposeは、Peace Engineering: Creating today that we can trust tomorrow.
資源の為に殺しあうのではなく、植物を共に育てて資源を生み出し分け合うことを目指します。植物の力を借りて争いを防ぎ明日が来ることを信じられる世界を実現します。
Missionは、Using the power of plants to produce energy and remove carbon, enriching rural Africa and the world.
重複しますが、植物の力を借りて世界を豊かにします。
これらのPurposeとMissionを実現するための事業です。
ビジネスのニーズについて:
顧客である海事・海運業界ではIMO(国際海事機関)が2050年のカーボンネットゼロを目標を決定しており、炭素排出量の削減が求められています。先行するEUでは、FuelEU Maritimeが施行されており、削減義務に満たない場合、従来燃料1トン相当当たり2,400ユーロの罰金を支払わなければなりません。
水素・アンモニアへの転換も試みられてはいますが、船が20-30年間は使用されることを考慮すると2050年段階においても相当数の従来船が稼働していることが見込まれます。従来船が取り得る炭素排出量削減手段はバイオ燃料に限定されることから今後のバイオ燃料需要は大幅に増加することが見込まれています。
海運業界が年間に消費する燃料の総量は3億トンと非常に大きいため弊社単独で満たせるものではありませんが世界に先駆けて資源作物からのバイオ燃料供給を実現させようとしています。
これまでに海上安全技術研究所との陸上エンジン試験や栗林商船との実船試験などジャトロファバイオ燃料を船舶に使用できるかについての基礎実証を行ってきました。2026年に経済産業省から採択を受けた事業において大規模実証を実施する段階あります。
どうやっているのか
弊社燃料を利用している製粉業者と見学者
畑と道路の境界線にフェンスとして植えたヤトロファ
NBFのValue・行動原則は、
1. Never Give Up:We never give up until we fulfill our purpose and mission.
2. Embrace Adventure:We take on challenges with a spirit of adventure and create value for society.
3. Be Fair. Do What’s Right.:We act with fairness, communicate openly and deeply, and always do what’s right.
4. Value Begins with Farmers:We believe true value begins with the people who work the land and unlock the power of plants.
1.この事業の成長は世界が必要とするものと信じて取り組んできています。儲かるからやる。儲からないからやらないという考えではありません。
2.これまでに存在しない業界と仕事を作ることに取り組んでいるので当然です。
3.日本人だけでなく、インド人・モザンビーク人・ガーナ人それ以外の多様な人々と仕事を行う上で相互の信頼が重要になります。
4.実際に植物の成長をお世話してくれる農家の方々が居なければ何の価値も生み出されません。ゼロからイチを生み出し続けてくださる農家への尊敬と感謝を持ち示すことが大切だと考えます。
品質の高い原料確保のために多くの社員が日々農村コミュニティを回り、農家の方々との信頼を構築しながら栽培を指導し、買取の仕組を作っています。
何万人もの人々の一つ一つの努力の積み重ねで育てられ集められた種子から安定した高品質の燃料を生産する搾油・精製工場を作り・運営することでより大きな価値を生み出すことが出来ます。