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プロナウンから始まるお互いへのリスペクト

皆さま、初めましてNEWPEACEのREINGに所属しているWine(ワイン)です。

普段REINGではキャンペーンやイベントのプロジェクト進行管理や、とある新規事業のオーナーとして立ち上げなどをしています。

私自身、ジェンダーやセクシュアリティ、人種、ハンディキャップという領域に強く課題感を持っており、業務を通してアクションを起こしていける日々に刺激を感じています。

そんな私ですが、2022年4月からNEWPEACEのWell-beingプロジェクトのメンバーとして、奮闘しています。

キックオフをして間もないですが、Well-beingプロジェクトのほぼ!?初めてとなる取り組みとして「プロナウン」及び「お互いの呼び方」を選びました。

今回は、NEWPEACEにとってのWell-beingとはなんであろうか?どういった状態を目指しているのか?どの領域から着手していくのか。といった悩みや不安点。そして「プロナウン」及び「お互いの呼び方」を選んだ理由と今後のイメージをお話しさせてください。

なぜWell-beingプロジェクトメンバーに参加したのか

私自身、過去に様々な労働環境や人間関係を経験し、人と人が関わり合いながら業務を行うこと、ビジョンを描いていくことの難しさを体感として何度も感じてきました。

その難しさも一因となり、メンタルメルトダウンし休職した過去もあります。休職した際に社会人になって初めて、明日も明後日も予定がない日々というものを過ごしました。そのときに個人の課題と組織としての課題があり、それぞれ行ったり来たりしながら取り扱っていく大切さに気づくことができました。

そんなときにWell-beingプロジェクトメンバーとして、COOの村上に声をかけてもらい、二つ返事で参加を決めました。

Well-beingプロジェクトを発進する際に感じた戸惑い

快諾したものの、時間を追うごとになんと難しいトピックに参加したのだろう!と不安を感じました。

前提として各メンバーが思う「Well-being」像とは何であるか?どの領域から取り扱っていくのか?その理由は?といった部分に頭を悩ませました。

ですので、初回打ち合わせでは答えはどこにあるのか?という部分を意識的に会話しました。総勢3名ではありますが、立場や全く異なるバックグランドを持っていたため、背水の陣!のような気持ちでミーティングに挑みました。

実際にお互いの意見を聞き合った際に明らかになった共通項としては、答えはわたしたちの中にはあるのではなく、メンバー一人ひとりの中にあるということでした。

初めに持っていた緊張感が杞憂で終わったことに対して、非常に安心感を覚えました。

プロナウンから取り組み始めた理由と初めの一手

一方でメンバーに対して組織として、どういったスタンスでWell-beingに立ち望んでいくのかということを明確にしなければ、愛されないプロジェクトになってしまうだろうと考えていました。Well-beingやD&I、DE&Iの領域においては、メンバーが愛を感じること、拠り所になることが何より大事だと感じていたので頭を悩ませました。

そんなときに社内のチャットツールで「コーポレートサイトのメンバー紹介ページにプロナウン(ジェンダー代名詞)を掲載した方が良いのではないか?」という問いかけがメンバーから発信されました。このメッセージが起点となり、チャットに参加してくれたメンバーと様々な議論がなされました。

この時に「プロナウン」という代名詞を軸にお互いをどのように呼ぶのか?ということに向き合うことがNEWPECEとして初めの一歩なのではないかと感じました。

理由を説明する前に私たちのミッションを紹介させてください。

価値観を仕事にする。

自分が信じるものを見つめ、意志として表明する。仲間と出逢い、共に事業を育てる。より大きな存在を巻き込み、新たな市場をつくる。共感によって動く経済によって、その価値観を広く浸透し、社会を“常識”から解放する。そして社会が本来持つ多様性を引き出すシーンを増やし、一人でも多くの人が自分の価値観を生きていけるように。比較や差別を超えた新しい平和をつくっていく。これがNEWPEACEの存在する意義。

私たちはメンバーの一人ひとりがもつ「価値観」を大切にしています。互いの価値観を大切にしようとするとき、相互理解の姿勢が生まれます。そこに問いかけがあり、返事があり、会話があります。つまり、相手の名前を呼ぶ必要があり、価値観をリスペクトするように、相手自身のことを見つめ、共に未来を描いていきたいという姿勢そのものが大前提になります。

今後のイメージ

この姿勢を前提においたときにプロナウンという英語文法的な用法だけが、有用であるのか?そのまま輸入したような使い方では、有名無実な取り組みになってしまうと考えました。

最も根源的な捉え方として「呼んでほしい」名前で呼ぶことを軸に意識的に改革したいと発想が転換していきました。そこで、プロナウンの課題を発信をしてくれたメンバーやチャットに参加してくれたメンバーとブレストを行いました。

ブレストでは、カミングアウトの強制やアウティングを回避することはもとより「男女」という二元論的な性別情報の取り扱いや各種情報に向ける眼差しにまで会話が派生していきました。

実際に実装されていくまでにヒアリングや推敲を行うステップが必要ではありますが、一人ひとりの意見を尊重するとうWell-beingプロジェクトの根幹理念の第1章が紡がれはじめているような予感がしました。

プロナウンとお互いの呼び方の方針を正式に定め、各種プロフィールに落とし込んでいきつつ、これからも各メンバー発信の課題を丁寧に耳を傾け、都度会話をしながらNEWPEACEとして大切にしたいスタンスと一体化していくプロジェクトにしてきます。

NEWPEACE Inc.では一緒に働く仲間を募集しています
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