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カルチャー動画メディア「McGuffin」編集長が心を動かすメディアを目指したワケ

みなさん、こんにちは。ニューステクノロジー人事です。

今回は、Z世代に向けた動画メディア「McGuffin(マクガフィン)」の編集長にインタビューを行いました。「McGuffin」がどういうメディアなのか、成り立ちからメディアの方針、今後のビジョンまで深掘りしました。

McGuffin
Culture Video Magazine for Youth . マクガフィンは音楽・ファッション・スポーツなどのユースカルチャーを通してミレニアル世代の心を動かす動画メディア🎞 【McGuffin Official】 ■Web:http://mcguffin-tokyo.com/ ■Facebook:https://www.facebook.com/McGuffin-1589941454354913/ ■Instagram:https://www.instagram.com/mcguffin_off
https://www.youtube.com/c/McGuffin2017


「McGuffin(マクガフィン)」編集長 安藤啓太
1987年、東京生まれ。大学卒業後、RIDE MEDIA&DESIGNに入社。三栄書房発行のメンズファッション誌「Samurai ELO」編集長として従事。2017年より、McGuffinの制作に携わる。三度のメシとHIP HOPとアイドルとROCKが好き。


何故メディアに興味を持ったのか、これまでのキャリアについて

小学校の頃から雑誌に興味があり、将来編集系の仕事をしたいと考えていました。インターネットがまだそこまで普及していない時代だったので、とにかく雑誌に夢中でよくコンビニとかで読み込んでいましたね。主に、ストリート系の雑誌をよく読んでいました。
地元が東京だったので、読んでいた雑誌に載っていたお店にはすぐに足を運べたりと、色々繋がりもできてきて。より編集者という仕事に興味を持つようになりました。

ファッションや音楽などカルチャーが好きだったのですが、僕は何かを一から生み出すような能力に長けている訳ではなかったので、クリエイターにはなれないなと思ったんですよね。

学生時代にアートは好きだったので、美術の授業で一定以上の良い点数は取れるけど、上には上がいましたし、音楽好きでギターを練習してもうまく弾けなかったり。表現をする立場ではないのかなーとなんとなくぼんやり思っていました。ですが、そんな中で得意な部分もなんとなく見えていて。
例えばバスケ部に所属していたんですけど、好きな曲をセレクトしてCDに取り込んで練習試合で流したりしてました。それを聴いた部員が「そのCDが欲しい」と声をかけてくれたりして。あとはフェスの出演者MIXCDなんかも作って配っていました。こういった体験からなんとなく自分は情報を収集してアウトプットする方が向いてるのかなと思ったんです。そんな感じで編集者の道を選びました。

大学卒業後は出版社に就職することになるのですが、それも所謂就職活動をして入社したのではなくて、学生時代にインターンをしていた出版社の紹介で就職しました。
就職してから半年くらいは、肩書きも含めてアルバイト扱いでしたね(笑)朝から晩まで働き詰めの生活だったのですが、担当していた雑誌の廃刊が決定したことをきっかけに、2017年頃にご縁で「McGuffin(マクガフィン)」にジョインすることになりました。

「McGuffin」の編集に携わり始めてから2回事業譲渡を経験してメンバーも変わったりと実はいろんなストーリーがあります(笑)その度に編集方針や体制も変わりましたけど、僕はやはり雑誌やカルチャーが好きという想いが強く、メディアとしての方向性がぶれることはありませんでした。「McGuffin」をメディアとして育てていきたいと思っているので、今も全体のディレクションからコンテンツの企画や制作など、幅広く携わっています。

ニューステクノロジーにジョインして変化したこととは

三浦代表自身がメディアや企画に対して熱意や意志があることですかね。
週に一回の報告会議で話していると、この企画を絶対やりたいとか、メディアを成長させたいという気持ちを感じます。一方で、数字や全体の方向性はみているのですが、介入しすぎないところも非常に有難いですね。野球で例えると球団経営者だけど、監督には口出ししないみたいな。

ニューステクノロジーはタクシー広告など複数メディアを所有する中でも、会社や代表自身が「McGuffin」の状況や成長を細かく把握してくれている環境があります。それは事業を伸ばしていく上で、非常に大切なことだと思います。


登録者数に関しては、昨年夏にニューステクノロジーにジョインしてから半年弱で70,000人くらい増えて20万人に到達しました。これまでと比較しても、成長スピードはかなり早いです。要因としては、一定の予算の中で、音楽ライブなど新しいジャンルの投稿も企画しつつ毎日投稿を実施しました。半年間でどういったコンテンツが反応が良いのか、トライアンドエラーを繰り返しました。その結果、このコンテンツは再生数が伸びるなど、スピード感を持って新しい気づきや学びを得ることができました

また、同じ部署のクリエイティブチーム「HOLONIX」と連携することにより、企画やクリエイティブの質や幅を広げることができた点も大きいです。テレビCMなどのコンテを書いているプランナーやディレクターが実際に企画を考えてくれることもあるので、新しい視点のコンテンツも生み出せていると思います。

HOLONIX - WEB AD/Music Video/TVCF を中心とした映像クリエイティブチーム。
HOLONIXは、WEB AD・Music Video・TVCF を中心とした映像制作を行う映像クリエイティブチームです。
https://holonix.tokyo/

あとは、ベクトルグループのリソースやニューステクノロジーの既存の顧客リレーションもうまく活用しながら、タイアップ案件の提案自体も少しずつ増えています。代表自身が動いてくれたりもするのですが、これまでアプローチできなかった顧客に対しても提案ができていると思います。

改めてマクガフィンはどういうメディア?名前の由来や大事にしていることとは

主なターゲットはZ世代・ミレニアル世代です。メディアの軸としては、その動画を観た人の背中を押す、次なるアクションにつながるようなメディアでありたいと思っています。

そもそも「McGuffin」 がどういう意味かというと、小説や映画などのフィクション作品におけるプロット・デバイスの一つで、登場人物への動機付けや話を進めるために用いられる作劇上の概念のことです。「ルパン三世」でいう「ダイヤモンド」みたいな位置付けですね。その物語を進める上で必要不可欠な存在、だけど記号的な側面を持ちます。

人の心を動かし、人生や生活にプラスの影響を与えるような言葉やモノ、ヒト、考えに出会ってもらいたい。そんな思いを込めてコンテンツを制作するようにしています。メディア名とコンテンツ内容がメタファーになっているんですね。

ー キャスティングはどのようにされているんですか?選定基準や拘りがあれば教えてください。

キャスティングに関しては、起業している人や脱サラした人など、一般の方を起用させていただくことも多いですね。タレントさんを起用する場合も、なぜその人を取り上げるのか、明確な理由やバックボーンがあり、オファーさせていただいています。というのも、視聴者の方に追体験をしてもらいたいと思っているので、”私もお店をやりたい!”、”下積みも大事なんだ”など、将来の夢の参考になるような情報を届けるということを一番に考えてキャスティングするようにしています。

一般の方をキャスティングする際は、過去に雑誌で見ていた人やその方の紹介もありますし、SNSでいいなと思った方にDMでオファーすることもあります。あとは散歩が好きなのですが、散歩中に良いと思ったお店に入って、どういう人が働いているのかをチェックし、声をかけることもありますね。Z世代・ミレニアム世代の人たちと話した時に、話の中で話題になった人をピックアップして連絡することもあります。

ちなみに、一般の方のルームツアーやお店紹介もタレントさんの出演する企画に負けず劣らず非常に人気です。SNSを見る際に、作られたコンテンツを観るより、日常的な投稿を観ている方も結構いらっしゃると思うので、一般の方を起用したコンテンツも需要があると思っています。ミュージシャンの方と一般の方が一緒に出るメディアという考えは、雑誌時代に培った”地続きのカルチャー”感をうまく出せていると感じています。

現在「McGuffin」が力を注いでいることとは

最近は方向転換というか色々変わってきていますね。例えば動画に関しては、毎日投稿をする中で、量も大事ですが、質の高い動画を不定期で扱う事も大事ということが分かりました。トライアンドエラーを繰り返した結果導き出せました。スナップ投稿などライトな動画を更新する一方で、企画から拘り抜いた動画もコンスタントに作っていきたいと思っています。

動画以外の話をすると、YouTubeを基点としてオフラインのタッチポイントを増やし「McGuffin」というブランドを確立することと、動画以外の収益基盤も作っていきたいと考えています。初期はファンを招いたオフ会を開催したりしていたのですが、最近は全くできていないので、イベントやオフ会などオフラインでファンの方とコミュニケーションが取れる機会を今年は作りたいです。

あと実は、オリジナルグッズの販売をすることになり「McGuffin STORE」を開設しました。第一弾は、オリジナルパーカー「McGuffin Original Hoodie」を販売したのですが、おかげさまで即完売となりました。こういったMcGuffinのアイテムを手に取っていただくことで、「McGuffin」を深く知ってもらう、ファンになってもらうきっかけになれば良いと思っています。

編集長としての1日のスケジュールや仕事の流儀とは

1日のスケジュールに関しては、撮影の時間帯によってもだいぶ変わってくるので平均的な話で言うと、打ち合わせ系は基本的に全部午前中に入れるようにしています。午後は編集や撮影などが多いですね。細かい企画や撮影の調整からキャスティングまで、ディレクションもこなしているので、仕事のやり方は工夫しています。

雑誌時代の会社の上司に言われたことがあって、自分でボールを持たない方が良いと。その考えを今でも大事にしているのですが、基本的に自分でボールを持ち続けている状態は作らないようにして、外にリリースするようにしています。あとは、日を跨がずにその場で解決できることはその場で済ましてしまうことですね。例えば動画の編集指示も、撮影が終ったらデータをすぐもらってその日のうちに指示を出してしまうことが多いですし、急遽企画書を作ってと言われたら、その日のうちに仕上げて提出するようにしています。

「McGuffin」が掲げる今後の目標やビジョンについて

直近でいうと、YouTubeのチャンネル登録者数を30万人達成することです。30万人までいくと比較的人気のメディアだと言えると思うので、一つのラインとして目標にしています。

あとは、先ほどもお話ししましたがオフラインでのタッチポイントを増やしていくことです。具体的には、ファンに向けたイベントの開催やグッズの販売など、YouTubeの枠に止まらず「McGuffin」というブランドを確立し、事業の幅も広げていきたいと思っています。ファンマーケティングというんですかね。最終的には、動画の出演者の方にもあのメディアに出たい、出ることで箔が付くようなメディアに育てていきたいと思っています。

ー 安藤さん個人の目標はありますか?

シンプルですが継続です。やっぱり何事も継続させるのが一番重要だと思っています。今後「McGuffin」も会社に対して利益でより貢献していかなければいけませんが、継続することで最終的に売り上げに直結していくのではないかと考えています。あとはファン向けのコミュニティを作ることですね。「McGuffin」の視聴者でいてよかったと感じてもらえる瞬間を増やしていきたいです。

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