(記事作成時:2026年1月20日)
「業務にAIを取り入れたいけれど、どこから手をつければいいのか分からない」
「上からは『AIを使え』と言われるけれど、現場で本当に使えるの?」
日々、業務改善に向き合うDX担当者の皆さま、正直なところそんな悩みをお持ちではないでしょうか?
2025年11月25日、ノベルワークスはサイボウズ株式会社と共同で、「もう一歩先へ!kintone×生成AIで”使えるAI活用”を体験するワークショップセミナー」を開催しました。
今回のテーマは、ずばり「現場で使えるAI活用のリアル」。 サイボウズ社のパートナー営業部の岡田亜美氏と、kintone × AI開発の最前線に立つ弊社代表の満村が登壇し、「泥臭くも確実なAI活用の第一歩」について語り合いました。
今回の記事では、そのセミナーのエッセンスをぎゅっと凝縮してお届けします👆
目次
1、AI活用の成否は「業務整理」で9割決まる
セミナーの冒頭、私たちが最も熱を込めてお伝えしたこと。それは「AIを入れる前に、まずは業務を整理しましょう」という鉄則です。
「AIを導入すれば、自動的に業務が効率化される」——これは、残念ながら大きな誤解です。 AIはあくまでツールです。私たち人間からの指示が曖昧だったり、AIに読ませるデータが散らかっていたりすれば、期待する成果は出してくれません。
- 「いま、どの業務がボトルネックになっているのか?」
- 「AIに入力するためのデータは揃っているか?」
これらを明確にするプロセスは、実はkintoneを導入する時のステップとまったく同じで、「業務を言語化し、構造化する力」こそが、AI時代に最も問われるスキルなのです。
2、「AIは完璧ではない」からこそ、最強の相棒になる
参加者の皆さまが「なるほど!」と大きく頷いていたのが、AIに対する「期待値」のお話です。
皆さまはAIに対して、こんなイメージを持っていませんか?
❌ 誤解: AIは人間より正確で、ミスをしない完璧な存在
⭕️ 現実: AIは間違えることもあるが、24時間働く存在
AIの回答が常に正解とは限りません。最終的には人の目によるチェックが必要です。 「じゃあ使えないじゃないか」と思われた方、少しだけ視点を変えてみてください。
弊社代表がセミナーで語った言葉が、その本質を突いています。
「AIは、人間の10倍速くなくてもいいんです。 人と同等のクオリティで、私たちが寝ている間に下書きを作っておいてくれる。 それだけで、十分に革命的だと思いませんか?」
「完璧」を求めず、「疲れ知らずのアシスタント」として割り切って仕事を任せる。 この視点の転換が、AI導入の心理的ハードルをぐっと下げてくれます。
3、kintoneユーザーの特権。「kintone AIラボ」で小さく始める
では、具体的に何から始めればいいのでしょうか? 答えは「小さな成功体験の積み上げ」です。いきなり全社的な自動化を目指すのではなく、目の前の業務を「少しだけ」楽にすることから始めましょう。
その最適な実験場としておすすめなのが、kintoneの新機能「kintone AIラボ」です。
- 分析: 顧客リストから「特化型」や「特殊ケース」などの傾向を自動で分類・抽出
- 相談: 「このデータを活用して受注率を向上させるには?」とAIに改善策を問う
- 提案: 目的達成のために「追加で必要なデータ項目」や具体的な活用アイデアをもらう
このようにkintoneに入っている今のデータを使い、ノーコードですぐに試せます。「データが整っている基盤(kintone)」をお持ちの企業さまは、それだけでAI活用のスタートラインにおいて、かなり有利だといえます。

kintone AI | kintone(キントーン)
4、「どう改善すべき?」すらもAIに相談する時代へ
セミナー後半のワークショップでは、生成AI(ChatGPTなど)に「業務フローそのものの改善案」を相談するデモを行いました。
例えば、「月次レポート作成に時間がかかりすぎている。効率化するには?」と投げかけると、AIは瞬時に構造化された改善プロセスを提案してくれます。
これまでのITツールは「決まった処理」をするだけでしたが、これからのAIは「どうすればいいか?」を一緒に壁打ちしてくれる思考のパートナーになります。
これには弊社代表も「AIがここまで具体的だと、我々SIerも単なるアイデア出しだけでは価値がなくなるかも…(笑)」とこぼすほど。それほどまでに、AIは実用的なレベルに来ています。
おわりに:AI × kintoneで目指す未来
今回のセミナーを通じて見えてきた「成功のロードマップ」は以下の通りです。
- 業務整理(まずは現状を知ることから)
- AIの特性理解(完璧ではないが、24時間働く相棒と心得る)
- kintone活用(整ったデータ基盤の上でAIを動かす)
- 小さな成功体験(まずは「要約」や「下書き」から)
私たちノベルワークスは、長年のkintone開発で培った「業務を整理する力」と、最新のAI開発実績を掛け合わせ、お客様の業務改善に伴走しています。
AIが当たり前に隣にいる、そんな働きやすい社会を目指して。
ノベルワークスで一緒に豊かな未来をつくっていきましょう!