なにをやっているのか
「DSS」は、「大学教育と就職活動のねじれを直し、大学生の就業力を向上させる会」の略称。
大学生が勉強に力を入れることが報われる社会を作り、その結果として大学生の就業力を向上させ、日本全体の人材レベルを底上げすることを目的としたNPO法人です。
日本で唯一のサービス「大学成績データサービス」を提供する株式会社大学成績センターと協力して、【学業への期待感】【成績への信頼度】のある社会の実現を目指しています。
具体的には、「大学成績データサービス」というシステムの設計・調査・編集を行いながら、
「面接での成績表の活用」について、より正しく理解され、より広まるよう、セミナーや勉強会の企画・開催も行います。
◆日本で唯一のサービス「大学成績データサービスとは?
「大学成績データサービス」とは、学生が自分の成績を無料登録して企業に送信することで、採用担当者が学業の履歴である成績表を採用選考に使い易くするという、日本で(おそらく世界でも)唯一のWEBサービスです。
三菱商事をはじめとして名だたる大企業を中心に数十社に御利用いただいており、サービス提供開始が2013年ながらもすでに約5万人の学生が登録するサービスになりました。
各種マスコミにも度々取り上げられ、来年には数百社の企業が導入し、学生登録数も20~30万人になると見込まれています。
<御利用企業(抜粋)>
三菱商事、住友商事、三井物産、富士通、帝人、日本たばこ産業(JT)、清水建設、プルデンシャル生命、大塚製薬、リクルートグループ各社など
<マスコミ掲載実績(抜粋)>
日本経済新聞、AERA、NHK「おはよう日本」、日経ビジネスオンラインなど
◆企業が「大学成績データサービス」を利用する理由
①履修履歴(成績表)の活用でより良い人材を採用できる
学生自らがアピールしたいことを盛り込んだエントリーシート中心の採用面接と異なり、それに加え、「(学業のように)しなければならないことへの取り組み方」が客観的に評価されている成績表をも参考に面接することで、学生が社会に出て仕事に従事するときの仕事への取り組み方が見えてくることに、企業は注目しています。
②便利な上に簡単
全学校、全学生の成績表が統一フォーマットで出力され、GPA(成績の平均ポイント)や最高・最低評価率なども計算されて表示されるなど、採用担当者が履修履歴を参考にしやすい形でサービスが提供されます。
選考時の活用だけでなく、取得したデータの分析も可能で、学生への登録送信依頼もメールのみで済みます。
③社会からの要請がある
学生が学業への取り組みをより重視するようになるため、「採用面接の中で履修履歴にも触れてほしい」ということは、文科省の主催する就職問題懇談会から企業に向けて正式な要請が出ています。
また、首都圏の大学のキャリアセンターからも同様の要望を出して行く動きもあるなど、社会的な要請が強まってきています。
◆無限の可能性を秘めた仕組みです
上記の理由から、近い将来、基本的に全ての学生がこのサービスに成績を登録している状態になる可能性が高く、そうなると、日本の学生の成績データがこのサービスに全て集まるということになります。
今後、NPO法人DSSでは、㈱大学成績センターに集まるこうしたデータを基に、各大学の平均GPA(成績をポイント化したもの)や、成績評価にばらつきのある授業(皆がAばかりでない授業)のデータを分析し、オープンにすることによって、成績評価の信頼性を高め、大学教育の質を高めることにつなげていきます。このようなデータは世界にも例がなく、日本の高等教育は世界で最もオープンで、公平なものになると考えられます。
なぜやるのか
負のスパイラルを
正のスパイラルへ
従来から、(特に文系において)企業の採用担当者は、採用選考において学生の学業への取り組みについては重視せず、面接では主に課外活動において頑張ってきたことを確認することが多くなっていました。
それは「学生が積極的に取り組んでいない学業のことを聞いても何も分からない」と採用担当者が考えているからであり、確かに現状では積極的に学業に取り組んでいない学生が多く、そのように企業が判断してしまうのは仕方のない状況でもあります。
しかし一方で、実は企業がそのような姿勢を示すことこそが、学生に「就職に学業は関係ない」「勉強しても報われない」「課外活動の話の方が面接で有利だ」「それなら楽しい課外活動に力を注ごう」と考えさせることになり、楽に単位がとれる授業ばかり選ぶようになるなど、学業への取り組みを阻害してしまっているということも事実です。
あなたの学生時代はいかがでしたか?
同じように考え、課外活動ばかりに夢中になっていなかったでしょうか?
この学生の意識を変えるためには、まずは企業が採用選考において学業へも注目するようになる必要があります。
それを実現するためにNPO法人DSSは、企業が履修履歴(成績表)を使いやすくするサービスを提供する㈱大学成績センターと協力し、活用することにどれほどのメリットがあるかということを啓蒙する活動を続けているのです。
企業が学業に注目していることが分かれば、学生も学業に真剣に取り組むことのメリットを感じやすくなり、これまでよりも学業に積極的に取り組むようになり、学生全体の就業力を向上させることになるでしょう。
この考え方と取り組みは、多くの大学のキャリアセンターからも賛同を得て、ご支援をいただいています。
どうやっているのか
オフィスは、どこからでもアクセスが容易な九段下駅から徒歩2分の場所。
㈱大学成績センターとオフィスをともにし、情報共有しながら、外部の人材業界の著名な方も含めた様々な専門家の方々と常に連携しています。
コアで少数人数であるからこそ、一人一人が重要なことに携われるというやりがいを感じられます。