こんにちは!株式会社OpenFashionです。
さて、今回は2026年から本格始動する新プロジェクト「AIイニシアティブ」のキーマンである、Mireさん(写真:左)と武藤さん(写真:右)にお話を伺いました。
パタンナー出身で「バズーカ(重い筒)を捨てたい」一心でデジタル化の道を歩んだ武藤さんと、現役大学生ながら社長に直談判して飛び込んだMireさん。異なるバックグラウンドを持つ二人の、熱い対談をお楽しみください!
【参加者プロフィール】
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武藤 衣英里さん
入社時期:2020年1月
入社経緯:TFL(スクール)からの紹介
ポジション:AIイニシアティブ / PdM
特記事項:元パタンナー。3DシミュレーションツールCLOを活用したCGデザイナーを経て現職。現在は石川県からフルリモートで参画し、AIプロジェクトの企画・推進を担当。自身を「機械音痴」と称しながらも、CAD習得からデジタルツールへの適応力を発揮。
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佐々木 未來(Mire)さん
入社時期:2023年7月
入社経緯:社長の上田さんへ直談判
ポジション:AIイニシアティブ / インターン(大学4年生)
特記事項:デジタルファッション、VRChat、生成AIを使いこなすZ世代。当初はCGに興味を持っていたが、現在はAIに強い関心を寄せる。ファッションを学ぶ学生として最新のAI技術に触れる貴重な経験を積んでいる。
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今回のトピック7つ
#OpenFashion(AIイニシアティブ)を選んだ理由
#「AIイニシアティブ」って、ぶっちゃけ何をする組織?
#パタンナーからデジタル化への転身ストーリー
#Z世代から見たファッション×AI の可能性
#今のファッション業界に感じる「課題」
#フルリモート時代ならではの「独自の遊びと文化」
#どんな仲間と一緒に働きたいか
ーーOpenFashion(AIイニシアティブ)を選んだ理由
編: まずは原点から。お二人はなぜこの環境を選んだんですか?
Mire: 2023年当時、ファッション業界にデジタル化の波が押し寄せていて、生成AIが登場したばかりのタイミングでした。僕は大学でファッションを学んでいたんですが、「ファッション業界を変える一手はデジタル、特に生成AIだ」という確信があったんです。
学校の特別講義で上田さん(現社長)がいらして、生成AIへの注力とメタバースブランド開始の話をされた時、直感的に「これだ!」と思いました。実は、他にもアンリアレイジやハトラのようなデジタルファッションに取り組む企業を見ていたんですが、AIと掛け合わせている事例が少なかったんです。それで、その場で「インターンさせてください」って直談判しました(笑)。
編: まさに即決ですね!武藤さんはいかがですか?
武藤: 私の場合は、もっと現実的な理由からスタートしました(笑)。パタンナー時代、型紙を引くために大きな紙や重い筒(バズーカ)を持ち歩くのが本当に嫌で...。「PC一台で完結させたい!」という一心だったんです。
それでCADを習得したんですが、パターンを家で引けるようになったり、試行錯誤の機会が増えたりして、自分の働き方にすごく合っていると感じました。その流れで3DシミュレーションツールのCLOに興味を持ち、当時のオムニス(現OpenFashion)がCGデザイナーを募集していることを知ったんです。
個人的に使うだけでなく、企業でどう活用されているのかに興味があったので、入社を決めました。入社当初はAIイニシアティブとは関係なく、カスタムCGのプロジェクトに携わっていて、お客様がカスタマイズしたシャツのイメージをサイト上で確認できるサービスの素材作成などをしていました。
編: 「バズーカを捨てたい」から始まって、今やAIプロジェクトのPdMまで。素晴らしい進化ですね!
ーー「AIイニシアティブ」って、ぶっちゃけ何をする組織?
編: 新しく始まった「AIイニシアティブ」ですが、具体的にはどんな場所なんでしょうか?
Mire: 僕の中では、ワールドグループの「起死回生の一手」だと捉えています。かつて日本のアパレル業界のトップだったワールドが、再び地位を取り戻すための戦略的なチームですね。生成AIをいち早く事業に展開することで、今後数年でワールドがより大きな力を持つことになる――そんな期待を込めた「一発逆転の戦略を練るチーム」だと思っています。
武藤: そうですね。でも実は、まだ「何も決まっていない」のが本音です(笑)。本格始動は3月予定で、現在はチームに多様なメンバーが参加して、スポットで入ってくるAI案件をチーム内で回している状況です。
他のプロジェクトがアプリ開発やECリプレイスなど具体的な目標を持っているのに対し、このプロジェクトは「AIを活用してどのように仕事に取り入れ、企画に活かすか」という、より広範な可能性を持つものなんです。自由な幅がすごく広いので、自分たちから「これをやりたい」と声を上げて、プロジェクト化していけるのが最大の魅力ですね。
編: オープンファッションがこれまで注力してきたAI分野を、ワールドと共に推進していく取り組みでもあるんですよね?
武藤: はい。AIの活用によって自分の業務が改善され、仕事への向き合い方が変わる可能性があると思っています。新しいことにチャレンジする機会がたくさん生まれるので、とても期待しています。
ーーパタンナーからデジタル化への転身ストーリー
編: 武藤さんのキャリア変遷が興味深いです。パタンナーからAI分野まで、どんな道のりだったんですか?
武藤: 実は、自分では「機械音痴」だと思っているんです(笑)。でも、CADを習得した経験がCLOやCGを学ぶ上ですごく役に立ちました。
パタンナー時代の一番の問題は「物理的な制約」でした。大きな紙を広げる場所が必要だったり、重い道具を持ち運んだり...。CADを覚えてからは、家でもパターンが引けるようになって、試行錯誤の回数を格段に増やすことができたんです。
CLOに移行した時も、「個人で使うのと企業で活用するのでは何が違うんだろう?」という純粋な興味がありました。入社してからは、お客様向けのカスタムCGプロジェクトに携わって、技術的なスキルを積んでいきました。
そして今、AIイニシアティブに参画しているのは、「デジタル化の次のステップ」として、AIで何ができるかを模索したいからです。パタンナーとしての現場感覚を持ちながら、新しい技術を取り入れていく――そんなユニークなポジションにいられるのが面白いですね。
ーーZ世代から見たファッション×AI の可能性
編: Mireさんは現役の大学生として、同世代とは違う経験をされていますが、どう感じていますか?
Mire: 本当に貴重な経験をさせてもらっていると思います。ファッションを学ぶ学生として最新のAI技術に触れられる環境は、他にはないんじゃないでしょうか。「AIをこれほど活用できる学生は他にいないだろう」と自負しています。
入社当初は、日々のタスクをこなすのが精一杯でしたが、今では忘年会の企画やワールドのイベントなど、多様な活動に参加させてもらっています。会社との関わり方が大きく変わったなと感じています。
編: 当初はCGに興味があったそうですが、今はAIにより関心があるとか?
Mire: そうなんです。最初はCGに興味があったんですが、AIを掛け合わせることの可能性にどんどん魅力を感じるようになりました。特に、ファッション業界の非効率な部分をAIで解決できる可能性に、すごくワクワクしています。
縫製工場がまだFAXを使っているような現状を見ていると、「ここをデジタル化・AI化できれば、もっとクリエイティブなことに時間を使えるはず」と思うんです。AIイニシアティブは、まさにそんなファッション業界を変える取り組みだと捉えています。
ーー今のファッション業界に感じる「課題」
編: AIの最前線にいるお二人から見て、業界の「ここは非効率だ」と思う点はどこでしょうか?
Mire: やはり、アナログな部分の多さですね。縫製工場が未だにFAXを使用しているなど、デジタル化が進んでいない現状があります。そこが改善されれば、大きな効果が得られるはずです。
現場の課題解決にAIを活用していけば、本当にファッション業界を変えられると思っています。デジタル化が進めば、もっとクリエイティブな部分に人間のリソースを集中できますから。
武藤: 技術的な課題もありますが、それ以前に「人間側の意識」の問題も大きいと感じています。オープンファッションにいると、実はファッション業界の課題を身近に感じる機会が少ないんですが、業界全般の話として、新しいことを受け入れることに対する抵抗や許容度の低さがあると思います。
AIに対して「間違えるから使えない」「信じきれない」といった理由で立ち止まってしまう意識を変えることが重要です。AIを「完璧なツール」として期待するのではなく、どう受け入れて自分の業務に取り入れるか。そのためのリテラシー向上や、AIを受け入れやすい環境づくりが必要だと思います。
業界全体のリテラシーを底上げしていくことが、結果的に働き方を変えることにつながるはずです。
編: なるほど。技術だけでなく、意識の変革も重要なんですね。
ーーフルリモート時代ならではの「独自の遊びと文化」
編: 過去の記事では「スマブラ大会」が紹介されていましたが、現在の社内文化はいかがですか?
武藤: 今は完全にリモートが機能していますね。私は石川県に住んでいますし、会議もSlackやGoogle Meetで完結しています。以前はウェルカムランチ(新入社員とのランチ代を会社が負担)のような制度もあったようですが、コロナ禍の影響でなくなってしまった部分もあります。
Mire: でも、フルリモートだからこそ生まれる面白い文化もあると思うんです。オフィスに集まらないからこそ、最近は「各地に散らばったメンバーに会いに行く」という動きが新鮮で面白いなと感じています。
実は今度、フィリピンに住んでいるメンバーに会いに行く予定があるんです。物理的な制約がなくなったからこそ、逆に「会いに行く」ことが特別な体験になっているんですよね。
編: 素晴らしいですね。物理的な場所に縛られない「自由」が、新しい形の交流を生んでいる。
武藤: そうですね。フルリモートが機能していることがオープンファッションの独自性の一つだと思います。全国に散らばったメンバーが、それぞれの環境で最高のパフォーマンスを発揮できる。そんな働き方が実現できています。
ーーどんな仲間と一緒に働きたいか
編: 最後に、これから応募を考えている方へメッセージをお願いします。求める人物像も教えてください。
武藤: ファッション業界の知識よりも、まずは「興味を持ってくれる人」が大事だと思います。「面白そう」「やってみたい」といった意欲が、仕事のパフォーマンスに直結するんです。
AIや変革への期待を持つ人であれば、業界を問わず楽しく働ける部署だと思います。「現状を変えていきたいという期待感がある人」「面白がって動ける人」が向いていると思います。
Mire: インターンの立場から言うと、「挑戦したい」「熱意がある」「自発的に動ける」「チャレンジ精神がある」「新しいもの好き」な人と一緒に働きたいです!
業界経験は必須ではありません。まだ立ち上げ当初でカオスな部分も多いですが、それを一緒に楽しめる「探究心」がある人を待っています。好奇心や挑戦心があることが、何より重要だと思います。
編: 最後に、AIイニシアティブの今後の展望について聞かせてください。
武藤: 3月から本格始動ですが、まだまだ「何でもできる」状態です。だからこそ、一緒に参画してくれる仲間のアイデアや情熱が、プロジェクトの方向性を大きく左右すると思います。
Mire: ワールドグループの「起死回生の一手」として、本当にファッション業界を変えられる可能性を持ったプロジェクトです。一緒にその歴史を作っていける仲間を求めています!
編集後記:未来を切り拓く二人の挑戦
最後まで読んでいただきありがとうございました。
「バズーカを捨てたい」という現実的な動機からデジタル化の道を歩んだ武藤さんと、「ファッション業界を変える一手はAI」という確信を持って飛び込んだMireさん。
年代も経験も違う二人ですが、「新しいことに挑戦したい」「現状を変えていきたい」という共通の想いでつながっていることがとても印象的でした。特に、「業界知識よりも好奇心」「完璧を求めずにまず受け入れる」という考え方は、AI時代の働き方のヒントになりそうです。
AIイニシアティブという「まだ何も決まっていない」自由度の高いプロジェクトだからこそ、参加する人のアイデアや情熱が直接的に事業の方向性に影響する――そんなエキサイティングな環境で、ファッションの未来をハックしていく挑戦が始まろうとしています。
OpenFashionでは、このカオスを一緒に楽しみ、新しいファッションの形を創造してくれる仲間を募集しています。「起死回生の一手」を一緒に打ちませんか?少しでも興味を持っていただけましたら、ぜひカジュアル面談にお越しください!