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「だからスタートアップはやめられない」それでもフランス人CTOをスタートアップに駆り立てるものとは…

ようこそ!今週からシリーズで始まった、Open Room Inc. メンバー紹介です。5週にわたってインタビュー形式で行います。まず一人目に紹介するのは、当社CTO、Jonathan Muller(ジョナサン・ミューラー) です。これまでに母国フランスで様々なスタートアップで働いてきた経験を持つミューラーが、はるばる海を渡って日本にやってきた理由とOpen Room Inc.にかける思いを語ってくれました。

名前:ジョナサン・ミューラー

役職:CTO(最高技術責任者)

年齢:30歳

出身:パリ、フランス

経歴                       

Open Room Inc. に入社する前はどのような仕事をしてきた?そこでの教訓は?

以前は、フランスでWebエンジニアとして数々なベンチャー企業で働いてきた。2014年には、友人たちと起業したこともあるよ。そこでは、toB向けにCRMのウェブサービスを作りながら多くを学んだ。初めて自ら作ったソフトウェアがちゃんと使えるもので、人の役に立つサービスだってことを実感できた瞬間はいまだに忘れられないね。でも、それを実現させるために毎日のように徹夜で仕事をした時期もあった。とても精神的につらくて、そこでワークライフバランスの重要性を学んだんだ。

そもそも日本で働くことになったきっかけは?

昔から煎茶が好きでネットで色んな種類を注文しては試していたんだけど、ふと「本場の味はどうなんだろう?」と興味を抱き、28歳の時に東京を訪れたのが最初のきっかけ。実際には、煎茶よりもコーヒーばかりでちょっとがっかりしたんだけど、旅を通じてこの国の他の魅力を知ることができたよ。そんな矢先に、ちょうどウォンテッドリーでエンジニアを探してた代表のTOYOと巡り会って意気投合し、その場で移り住むことを決めたのさ。


不動産テックベンチャーで働くこと         

日本の不動産業界についてどう思う?

とてもアウトデートだと感じる。不動産業界は、規模は大きくてアクティブなのに、いまだに消費者に対する商品やサービスの可視化が進んでいない。アナログでユーザーフレンドリー性に欠けた今のままじゃ、消費者も不動産会社も誰も得しないんじゃないかな。

なぜベンチャーで働こうと思ったの?一番の魅力は?

僕にとってベンチャーで働くことは必然みたいなものさ。最大の魅力は、柔軟性を持地ながらクリエイティビティを活かせるところかな。大企業みたいにお偉いさんや株主が意思決定で頂点に君臨するのではなく、自分が興味や関心を持っている社会的課題に対してファミリーのようなチームと挑みながら、ゼロからともにサービスを創るのはサイコーに楽しいよ。振り返ってみると、自分にとって最大のモチベーションは、前向きで挑戦的な仲間に囲まれて働けているかどうかだね。だからスタートアップはやめられない。


日本で働くこと                  

日本で働いてみてどう?予想と違ったことは?

まず電車が清潔!(笑)でも全体的に言うと日本固有の文化と欧米のビジネス文化が入り混じっているところがユニークでとても気に入ってる。フランスは、様々な国の人が住んでるので、はっきりとした文化が表に出てない気がするからね。あと日本人の親切な振る舞いや大都市であっても所々に点在する神社に日々感謝して生活してるよ。

我が社で働くこと                 

Open Room Inc. を働く環境として選んだ理由は?

代表のTOYOと初めて会って話した時から考え方や人生の価値観が一致していたし、会社を通じて果たしたい目的も同じだった。彼となら一緒にビジョンをカタチにできると思ったからさ。

人生における目標は?ジョナサンの夢は、会社のビジョンとどのように重なる? 

すべての人に自らの人生を取り戻してほしい。今日の行き過ぎた資本主義社会において企業は短期的な利益の確保に傾倒しがちで、そこで働く人や顧客の幸福があまり優先されてないように感じる。結果、社員の人生は、会社の利益にトレードオフされ、仕事は仕事、楽しむべきものではないというネガティブな感情を抱きがちだ。そんな間違ったカルチャーを正したい。Open Room Inc.では、自分たち独自のカルチャーを築きながら、みんなが自らの幸福のために働いている。そしてテクノロジーがもつパワーによって生産性や効率性を向上させることで、不動産に関わるすべての人の生活をより明るく幸せなものにすることを目標にしている。Open Room Inc.こそが、ぼく自身のビジョンを実現できる唯一の環境なんだよ。

毎日何を楽しみに仕事してる?やりがいは何?

大きな変革を必要とする市場にあって、自分たちがその変革をリードできるという感覚と自信かな。

スタートアップ経験者として、Open Room Inc.の何がユニーク?

そうだね、共通点もいっぱいあるけど、過去に関わってきたスタートアップの中で、Open Room Inc. はぼく自身が最も信じられるスタートアップさ。生まれ育った国や文化も異なる多様なメンバーたちと仕事を通じて、こんなに多くを分かち合えるのは僕にとってホント初めての経験だよ。


メンバーと働くこと                

職場環境として心掛けていることはある? 

ぼく達は、メンバー全員が一緒に成長していける環境づくりを常に心掛けている。個々の自主性を重んじ、タイトルや肩書きに関わらず、仕事をする上で必要な多くの裁量が与えられる。 そのため誰かが誰かを取り締まる必要がなく、各々が主体性を持ってプロジェクトやタスクをドライブしている。そうやって仕事をすることで、持ち前の個性を思う存分に発揮させることができ、お互いを刺激することで会社全体の相乗効果に繋がると考えているよ。

最後に                      

最後に、この投稿を読んでいる読者に伝えたいメッセージやキャリア・アドバイスはある?

自らが思い描く理想の環境を追い求め続けること。そして己の心に忠実に従い、他者を尊重すれば、すべては必ずついてくるよ。


来週は、リードデザイナーのリリー・メルニックのインタビューをお届けします。歌手、モデル経歴を持つウクライナ出身のリリー。なぜ彼女は東京のスタートアップで働こうと思ったのか?ユニークな経験を持つ彼女ならではの価値観や視点について語ってくれます。ぜひともお楽しみに!

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