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Iターンエンジニアが発信し続ける熱いメッセージ――仙台でもキャリアアップはできる!

デジタルマーケティングによる事業拡大支援により、インターネット広告業界で急成長を遂げてきたオプト。テクノロジーの力を取り入れて新たな価値を生み出すべく、2016年4月にエンジニア組織“オプトテクノロジーズ”を発足しました。Iターン転職した堀内依子もそのひとり。「仙台にも面白い仕事がたくさんあることを知ってほしい」、彼女の経験から生まれた、その真っ直ぐで熱い“想い”をお届けします。


外国語大学からエンジニアへ。言語の仕組みに魅せられる

オプトテクノロジーズが立ち上がると同時に入社した堀内依子。そもそも、彼女がエンジニアになったきっかけは何だったのでしょうか?

実は彼女、外国語大学の出身。中学・高校時代から英語に興味を持ち、大学ではロシア語を学びました。大学時代にふと参加したインターンでプログラミング言語に魅せられたところから、エンジニア人生がはじまります。

プログラミングは一見外国語とは全く別の分野に見えますが、堀内のなかでは共通点がありました。

堀内 「元々、外国語も“コミュニケーション”より “仕組み”のほうに興味があったんです。言葉には歴史や仕組みがあり、そのなかで“伝える”ということを実現していくわけですよね。
プログラミング言語にも同じように仕組みがある。しかも、制御しながら効率的にもの作りをしていくんです。それまでプログラミング言語の存在を全く意識したことがなかったのですが、『すごく面白い!』と思いました」
そんな衝撃的な出会いを経て、卒業後にベンチャー企業でソフトウェア開発の仕事に就いた堀内。イチからエンジニアリングの勉強をはじめたため、苦労もありました。

堀内 「それまであまりパソコンが得意なわけではありませんでしたし、『システムとは』『データベースとは』というところから手探りで勉強していきました。基本的に独学でしたし、立ちはだかる壁も多かったです。
でも、仕事はとても楽しくて、自分の仕事が誰かの業務改善に役立つということに喜びを感じました。
私は、毎日繰り返し同じことをしたり、同じ内容を複数の箇所に入力したりするのが嫌いなんです。面倒くさがりだからかもしれません(笑)。
システムによって作業が効率化されて無駄がなくなり、優秀な人たちがクリエイティブなことを考える時間を持てるようになればいい。そうすれば日本がより元気になっていくはずなので、そのためにがんばりたい、と思うようになりました」
エンジニアの仕事に喜びとやりがいを感じ、没頭する日々。そこに転機が訪れます。


もう面白い仕事はできないかもしれない……不安もありながら仙台へ


ソフトウェアメーカーで4年ほど働いた頃、パートナーの仙台への転勤が決まりました。仙台は彼の実家がある場所でもあり、堀内はこれを機に結婚して仙台に転居することにしたのです。

堀内 「私は岡山出身で、大学は大阪。就職先は東京。そして、結婚して仙台に行くことになり、どんどん北へ移動していますね(笑)」
仙台でもシステムで業務を効率化する仕事をしたい――。それが実現できる会社を探すうちに、オプトに辿りつきました。自由な社風にも惹かれ、入社を決意します。

新生活は楽しみでしたが、実際に転居するまでは地方移住への不安は拭いきれませんでした。

堀内 「正直どこかで『東京を離れると、これまでやっていたような面白い仕事はできなくなるかもしれない』という不安がありました」
しかし、予想はいい意味で裏切られます。以前よりも充実したエンジニア生活が待っていたのです。

堀内 「現在(2017年)は、Web広告の運用支援、主にWeb広告の効果測定の分析やレポーティングのためのシステムを作っています。前職と同様に『業務改善』に携わることができていますね。
前職ではプロダクトが大きいぶん役割分担が細かく分かれていましたが、今は自分の裁量でできる範囲が随分増えました」
転居を機に、都内で働くころよりも充実したプライベートを過ごせるようにもなりました。

堀内 「都内で働いていると、職場から遠い場所に住まなきゃいけないケースも多いと思います。今は通勤ラッシュがありませんし、家賃が安いのもうれしいです。
家が近くてすぐに帰れるので、自由な時間も増えました。勉強会に参加する機会も多くなりましたし、夫婦で散歩したり、美味しい地酒や食事を楽しんだりするゆとりもあります」
仙台の開発拠点は人数が少なく、これまでやったことがないインフラ関係の業務も自分でやらなくてはいけません。転職当初は焦りもありましたが、勉強の機会ととらえ、堀内は一つひとつ乗り越えていきました。


自分たちで働く環境を整える。“わがまま”なエンジニアがのびのび働ける環境

▲仲の良いメンバーと(左から二番目が堀内)

堀内が入社した2016年4月は、“オプトテクノロジーズ”が立ち上がったタイミングでもあります。それまでオプトにはあまりエンジニアがいなかったため、エンジニアが働きやすい環境を作るために、専門の組織が作られたのです。
堀内 「オプトテクノロジーズでは、生産性を高めるため、自由で自律的な働き方が推奨されています。裁量労働で定時がない。パフォーマンスをしっかり出せれば、勤務時間を調節したり在宅勤務をしたりしてもいいんです。変なしがらみがないので、ストレスがありませんね。
自分たちの働く環境を自分たちで作っていけるのも楽しいです。目標設定や制度作りに関しても自ら意見ができる。文句ではなく、みんな前向きで建設的な意見を出していきます。
上司・部下というしがらみもないので、お互いに『間違っている』と思えば遠慮なくそう言い合える環境です」
「これにチャレンジしたい」「こんな無駄な制度はいらない」――。

オプトテクノロジーズのエンジニアたちは、いい意味で“わがまま”で、自分の考えをはっきり言葉に出します。

堀内 「技術が大好きで、暇さえあればパソコンをいじっているような、こだわりがあるエンジニアが多いです。エンジニアとしてやりたいことがある人にはとてもいい環境じゃないでしょうか。
開発合宿やハッカソンなどのイベントも多く、直接業務に関係ない内容の技術を試すこともできます。
得意なことをやらせてくれる会社は多いと思いますが、オプトは全く経験や実績がない新しいチャレンジでも応援してくれるんです。そのぶん、『やりたい』と言ったからにはしっかり最後までやりきろうと思います」
堀内自身も、もちろんエンジニアとして新しいチャレンジをしています。そのうちのひとつが「タガヤス」という団体の活動発足です。


「仙台を盛り上げたい!」という思いからはじまったタガヤスの活動

▲タガヤスのメンバー(最前列1番右が堀内)

2017年9月に活動を開始した「タガヤス」。仙台がエンジニアにとって魅力的な地域であると認知されることを目指し、イベントを通じて新しい技術を学ぶ機会や交流機会、エンジニアにとっての有益な情報などを提供していきます。
タガヤスの原点は、仙台にいるエンジニアたちが、会社の垣根を越えて、皆で地元のITを盛り上げていこうという想いにありますが、堀内自身が抱えてきた葛藤にもありました。

堀内 「社会人になり、エンジニアとして働くのはとても楽しかったのですが、数年働くうちに『地元で家族のそばで暮らしたい』という葛藤も生まれてきたんです。
でも、当時の私は『楽しい仕事をする』ということと、『地元に帰る』ということは両立できないと考えていました」
その後、思いがけず仙台に来ることになった堀内は、その考えが思い込みだったと気づきました。

堀内 「仙台にはたくさんの面白い会社があります。また、尊敬できる人と一緒に働き、仲間と切磋琢磨して最先端の技術に触れ、エンジニアとしてキャリアアップできる環境がありました。
私のように、地方ではエンジニアとして成長できないと思っている人がいるかもしれません。『そんなことはない、地方でも面白い仕事はできる!』ということを仙台の内外からアピールしていきたいんです」
はじめは、東京ほど活発にイベントが開催されていない仙台で、「何社かの合同イベントを開催して仙台を盛り上げたい」という個々の想いでしたが、それが繋がり、現在のタガヤスが出来上がっていきました。

堀内 「インフィニットループさん、グレープシティさん、テセラクトさんと話し合っていくうちに、『企業が集まった団体だからこそできることは何か』を軸に、『仙台に面白い会社があると認知してもらえること』が大事なのではないか、という思いが固まってきました」
さまざまな人たちとの協力しながら、タガヤスの理念を形にしていきました。

堀内自身は、全くの未経験から、イベントの開催や団体の立ち上げ・運営、そして登壇……。慣れないことばかりで余裕がなくなることもありますが、彼女はいつも前向きです。

堀内 「社名の『オプト』にはさまざまな意味が込められていますが、“Optimism(楽天主義)”という意味もあります。
タガヤスの活動はまだまだはじまったばかり。私ひとりでは何もできませんでしたが、ありがたいことに社内外の人たちとの協力できたことで、当初の想定を超えた規模になってきました。
これからも、明るく前向きな気持ちでどんどん新しいことにチャレンジしていきたいですね」


数年後、数十年後の仙台では、彼女のように生き生きと楽しく働くエンジニアがもっと増えているはず――。オプトもタガヤスも、日本にイノベーションを起こすべくこれからも突き進んでいきます。

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