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メンバーへの信頼感、組織の潔さ、市場可能性…ベテランエンジニアがパラレル入社を即決した背景

パラレルは若年層を中心に拡がる、友達と遊べる通話アプリ「パラレル」を運営しています。

Z世代と呼ばれる若年層が使う新しいSNSとして、さまざまな場所で取り上げていただき、勢いを加速させています(メディア掲載情報はこちら!)。2021年にシリーズBで12億の資金調達を完了し、世界展開を見据えた爆速のプロダクト開発を行っています。

スタートアップにも関わらず、ベテランエンジニアが集まるパラレル。今回は、パラレルの”攻める開発”を担当するメンバーを紹介します。

ふじ田りょう(Ryo Fujita):新卒でヤフーにエンジニアとして入社し、システムインフラ運用を担当したのち、イグニスに転職し数多くのアプリ開発に携わる。エンジニアリングマネージャーや開発チームリーダーを経て、2022年3月にパラレルへ入社。現在はサーバーサイド開発をメインに、パラレルを更に多くの人に使ってもらうための”攻める”開発に関わる。

数千万人が使うヤフーのインフラ運用から、ゲーム開発領域へ

ー現在のパラレルでの担当業務を教えてください。

サーバーエンジニアをメインに、時にiOS開発にも関わっています。


ーパラレルに入るまでの経歴も教えてもらえますか?

2009年に新卒でヤフーに入社し、2年半ほどYahoo!ウォレットのインフラ周りのエンジニアをしていました。当時のヤフーエンジニア組織は、開発を行うチームと運用を行うチームに分かれており、私は運用側に所属していました。

ただ開発側にも興味があったので、プライベートで開発業務を勉強しつつ、個人でサーバーAPIやiOSアプリをつくったりしていました。

プライベートで培ったスキルが通用するか確かめるため、がっつり開発できる環境に行きたいという思いと、小さい頃からの夢としてずっと持っていた”ゲームをつくりたい”という思いから、イグニスに転職しました。

10年ほどイグニスで働き、iOSネイティブアプリや「LINE大富豪」のようなカジュアルゲーム、ソーシャルゲームのクライアント開発、それらのサーバーAPI開発など幅広い開発を経験できましたね。数々のアプリをつくる中で、エンジニアリングマネージャーや開発リーダーなどもやらせてもらいました。


ー小さい頃の夢、がっつり叶えてますね!

そうですね。多種多様なゲームに関わることができましたが、カジュアルゲームをつくっている時が一番楽しかったです。


ー”ゲームをつくる”という夢を叶える中で、なぜ次の挑戦をすることを検討し始めたのでしょうか。

開発マネージャーやリーダーを経験させてもらう中、どうしても開発より管理や組織について考える仕事が増えるようになっていました。一方で「自分で手を動かしてゴリゴリ開発したい」と思う気持ちが強く、自分が好きなカジュアルゲームを含む領域で、がっつり開発出来る環境を探しつつありました。


わずか20名弱のパラレルに信頼するエンジニアが2名も在籍。一気に湧いた興味

ーパラレルのことを知ったきっかけは何でしたか?

ヤフー時代の同僚エンジニアだった、元メルカリjariさんと元hey守山さんがパラレルに入社したことをきっかけに知りました。わずか20名弱の組織に、信頼できるエンジニアが2人も入社していることにびっくりしましたし、興味が湧いて会社について調べたりしました。


ー2人とはイグニス時代にも関わりがあったとか、、、?

はい、イグニスに自分が入社したあと、jariさんを誘ったのは私でした(笑)ちなみに、守山さんにも声かけしまして。

2人とはヤフー時代の同僚を経て、Twitterでも繋がったのをきっかけに、ブログなどでアウトプットを見ていました。なのでそれぞれがヤフーを退職して以降も、2人の仕事ぶりにはとても信頼感を感じていました。


組織としての潔さ、マーケットポテンシャル。惹かれない理由がなかった

ー同僚の転職先というきっかけで、パラレルを知って調べていただいたとのことですが、何か感じたことはありましたか?

いくつか魅力を感じました。

まずは、会社として今やらないことを明確に決めていることです。特に”バリューをあえて決めていない”ことには驚いた一方で非常に納得感がありました。

スタートアップはどこもリソースが常に足りません。今のパラレルという会社にとって、「何が本質的に必要か」「必要だが今ではなくても良いものは何か」を冷静に取捨選択できている組織なのだろう、と思った記憶があります。

2022年ヒット予測選出「パラレル」が、世界と戦うために決めた"やらないこと"|パラレル公式@友達と遊べる通話アプリ|note
「パラレル」は友達と遊べる新しいSNSで、直近は日経TRENDYによる" スタートアップ大賞2021"、" 2022年ヒット予測ランキング"、週刊東洋経済の" すごいベンチャー2021" に選出いただきました。 ...
https://note.com/parallel_jp/n/need7b2488310
パラレルが決めた”やらないこと”をまとめた記事がこちら👆


続いて、プロダクトの潜在的ターゲットがとても広いと思えたことです。

「パラレル」は、Z世代中心に使われているサービスですが、自分が使ってみても違和感なく使えたんです。”これなら幅広い層に広がりうるだろう”と感じました。

最後に、音声(通話)SNSの可能性です。

ヤフーに入社した直後、同期の何人かでスカイプを繋ぎながらわちゃわちゃ開発していたことがありました。この経験を通じて、”仲が良い人と繋がりながら一緒に何かするのは楽しい”と思っていたんです。だからこそ、パラレルのように”音声SNSを通じて人と遊ぶ”という領域は、可能性があると感じていました。人と音声でつながることに抵抗感がある人はいると思いますが、まず1回使ってみると可能性を感じる人も多いと思います。

余談ですが、パラレルでは現在リモートワークが認められている関係で、メンバー全員と会ったのは、クオーターに1度開催される”オフサイトMTG”でした。そこで初対面となった人も多かったのですが、毎日「パラレル」を使って話していたのもあって、初対面でも全然違和感がありませんでした。ここからも音声の魅力を感じました。

2022年4月1日に開催されたオフサイトMTGの様子。なおパラレルでは、平日の夕方30分間、パラレルを使って雑談したりゲームしたりする「夕会」という場があります


ーあらゆる角度からパラレルに魅力を感じてくれていたふじ田さん。パラレルへの参画は、メンバー最速レベルの、初回面談からわずか2週間あまりでしたよね。

スピード感がすごいなあと思いました。

最初jariさんから話をもらって、その翌日には代表のjoさん、同じ週に技術責任者のよっしーさん、翌週には歳原さん含めた代表2名と話し、その翌日にはパラレルのslackに「お試し入社」として参加しました。最初にjariさんと話してから、わずか1週間のスピード感で。

slackのやりとりを見ていてもとても楽しそうで、早くこの輪に入りたい!と当時思いました。

リモートワーク/出社が各自選べるようになっている今、gather上でメンバーが気軽に集まれる場も設けています

プロダクト成長への意識の強さに、自分も覚悟が決まった

ー実際に働いてみて、どうですか?

働く環境としては申し分ないと思っています。

技術責任者のよっしーさんを起点に、エンジニア組織が攻め・守りという区分けで構築されているのですが、この組織フェーズで、ここまできちんと開発体制が整っているところはほとんどないと思います。

エンジニア組織の大まかな区分(クオーターに一度、柔軟に見直されていきます)

パラレルのエンジニア組織は、この攻めと守りのバランスをかなり考慮して設計されています。現在は守りのエンジニア組織が追う数値(サーバーが落ちる確率など)が非常に安定しているのですが、”守りがこれだけ安定している時に、攻めはこの程度でいいのか?”という意見がエンジニアから出てきたのを聞いたとき、サービス成長へのコミットが高い人たちが集まっていることに驚きました。それと同時に、この環境だからこそ自分自身も「パラレル」というサービスを成長させていくことにコミットすることに価値があると思いました。


ーエンジニア以外に対しての印象はどうですか?

データを見ている人が非常に多い組織だと思います。エンジニア以外もSQLでクエリを書くことはもちろん、そのデータをきちんと見てネクストアクションを判断する文化が非常に強いです。そういう組織ってあるようであまりないんですよね。

また、そのデータやユーザーインタビューから拾った声をベースに、各人の思考がqiitaやwikiにまとめられているので、なぜその施策をやることが適切なのか、なぜその意思決定になったのか、根拠と思考の過程が全て公開されているんです。

次に何をするか、突然どこからともなく降ってくる組織が大多数な中、その過程がまとまっていることは非常に納得感があり、開発や組織運営もスムーズに進んでいると感じました。エンジニア全員がベースにする開発フローもドキュメントページがあり、その内容も非常に納得感があります。

パラレルに入社してみて感じたギャップ

ー会社として褒められまくっている気がするので(笑)、入社して逆に”思ってたのと違う”と感じたことも率直に聞きたいです!

入る前のイメージは”和気あいあい””楽しそう”でした。でも、実際に中に入ってみると、想像以上にシビアに市場動向やプロダクトを捉えて前に進んでいることを感じました。シリーズCが待ち構えているので、そこは全社で乗り越えていかなければならないと思っています。

こちらも先日2022年4月1日に開催されたオフサイトの様子。会社として、何を目指していくのか?について全員ですり合わせします

あと、パラレルにはPMが複数いまして、通常PMが複数いる場合ってうまくワークしていない印象を持っていたので、パラレルもそうなのではと密かに思っていました(笑)でも、心配は不要でした。それぞれがうまく機能していることはすごいなあと思いました。

最後に、ソーシャルゲームの運営って基本ユーザーから煙たがられたり、嫌われたりすることが多い印象ですが、パラレルはユーザーのプロダクト愛が強くてびっくりしました。SNSを覗くとパラレルに対してポジティブな反応に溢れていて。思っていた感覚と違いました。

パラレルを家族で使い始めたら、自分の子供が勝手に拡げてた

ーユーザーさんのプロダクト愛という話が出ましたが、藤田さんから見て「面白い!」と思うパラレルの使われ方を教えてください。

パラレルには、自分の声を変えられる”ボイスチェンジ(ボイチェン)”という機能や、通話ルーム内でカラオケができる機能があるのですが、ボイチェンしながらカラオケを楽しむユーザーさんがいたんです。カラオケとボイチェン機能を組み合わせると面白さが倍増することに、ユーザーさん発信で気づきましたね。

あと、ユーザーさんの使い方を見て気づいたわけではなく、自分が使ってみて気づいたんですが、パラレル使うようになって、オンラインで友達と集まる頻度が上がったんです。

というのも、友人と一緒にオンラインゲームをするときに使うボイスチャットを、他社のものからパラレルに切り替えまして。パラレル上にある「パーティ機能」という機能によって集まる頻度が上がったんですよね。”とりあえずここに集まれば皆と何かできる”と感じられる、つまり目の前にコンテンツがあると集まりやすい、ということを実際に感じました。

「パラレル」上には、新たなインストールなど不要で楽しめるミニゲームが用意されています

余談ですが、友人以外にも家族ともパラレルを使うようになって、中学生の子供も使い始めたのですが、友達のグループにも広げたらしく、今はパラレルを繋ぎながら勉強しているみたいです。


ーユースケースがユーザーさんを通じて開発されるのは本当に嬉しいですよね!最後に未来のパラレルメンバーの方へ一言お願いします。

より正確な意思決定のためにメンバー全員がデータをきちんと見ていること。

そしてユーザーインタビューやユーザーの声を通じて、全員がユーザー解像度を高めていること。

中にいる人がシビアにマーケットを捉え続けること。

今パラレルが行っているこれらのことが、今後もブレずに行っていかれさえすれば、必ずや新しいSNSとしてパラレルが進化し続けていくと思っています。

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