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月間500億リクエストの広告配信システムを一緒に成長させてみませんか?

みなさん、こんにちは。ピクシブで採用担当をしているkamikoです。本日ですがピクシブで働いている社員が、普段どのような仕事に携わっているのか紹介したいと思います。
今回はピクシブの広告配信システムの開発・運用を行なっている、広告配信エンジニア(https://recruit.jobcan.jp/pixiv/show/b001/191659)の業務について皆様にお伝えできればと思いますので、是非ご覧くださいね。
今回はチームを代表して、sakiさんに話を聞いてみたいと思います。

まずは、自己紹介をお願いします

メディア・プロモーション事業部 テックリードの川崎です。社内ではsakiというニックネームで呼ばれています。2017年に中途でピクシブに入社しました。

pixivFACTORYで2年ほど開発リーダー兼Railsエンジニアを担当し、2019年からメディア・プロモーション事業部 アドプラットフォーム部に移って事業部のテックリードを担当しています。

現在のチーム体制について教えてください

アドプラットフォーム部は現在、ビジネス系6名、エンジニア系3名の構成になっています。ビジネス系は純広告・タイアップ広告を販売する営業チームと、第三者配信を扱う運用チームがあります。

エンジニア系は3名で広告配信システムの管理と開発を行っています。それぞれに得意な技術領域はありますが、少人数のため各々がシステム全体について把握する必要があります。専門的な技術領域も増えているため、それに沿った形で強化していきたいと考えています。

広告エンジニアの業務内容とはどんなものでしょうか

大まかには、大規模な広告配信を安定させることに加え、より効果の良い広告配信や業務効率の向上のために開発することが主な業務になります。
安定的な広告配信というのは当然の話ではありますが、それを担保することは重要なことです。適切な監視を行い、異変を検知して影響が軽微で済むように対応します。都度見直しを行ってよりよい運用フローを構築することも必要です。

事業開発では、ユーザーに親和性の高い広告を出すための改善を行っています。ユーザーに適した広告を出せるようになると広告の価値は上がり、収益も上がります。弊社はBigQueryを活用しており、広告ログを含めて様々なデータがあります。それを元にして適した広告を判定できるように努めています。また、営業チームや運用チームの日々のレポート業務、入稿業務などは相当の時間が掛かるものです。これを開発によって効率化して他の業務に力を入れられるようにすることも主な業務です。
具体的な例としては過去の「運用型広告におけるレポーティングの自動化」(https://inside.pixiv.blog/2020/01/09/180000)がわかりやすいです。

広告配信事業は長く続ける事業です。具体的な業務は述べた通りですが、抽象的には長く事業が成長できるよう、「いま」だけではなく今後のビジネス本質を理解した上で開発の判断を行います。大抵のものは「やればできる」は正しいのですが、「かなりコスト掛けたけど実際に出したらコストに全く合わなかった」とか「なんとかできたけど、複雑化が進んで開発速度低下や障害頻度UPが顕著に」というのは開発が作る事業価値を低くしてしまいます。


ピクシブの広告配信エンジニアならではの業務はありますか

ピクシブはたくさんのユーザーに利用いただいており、広告配信数が非常に多いです。基本的には自社の広告配信システム(アドサーバー)で運用を行っており、リクエスト件数としては月間で500億件ほど捌いています。これをインフラ面からアプリケーション面まで揃えて管理していくというのはなかなか独特なものだと思います。
また、技術分野としては多様な分野を経験することが可能です。マイクロサービスを意識して構成しており、それぞれが薄い役割に専念するようにしているためです。適性に合わせて管理画面はRuby(Rails)、配信システムはGolangを使っています。

加えて、インフラ面も部署内で管理しており、 Google Cloud Platform上でKubernetesを動かしています。ピーク時には200近いPodを動かすことになります。これらの管理は部署の責任で行い、その範疇でKustomizeやArgo CDの採用などの技術選択をしています。

広告配信という特性として他部署と相談して案件を進める機会が多いことも特徴的です。プロダクトデザインやフロントエンド実装について話し合うことは多いです。

今後やりたいこと、まだ手が足りていない領域はどこですか

2〜3点ありまして、まずは現在のシステムの開発体制強化です。3名体制ではインフラからアプリケーションまでの全面通して管理していくことに課題があるため、特にインフラ系のエンジニアを増強してKubernetesやGoogle Cloud Platformの管理・改善を行っていきたいです。

2つ目は配信する広告の決定ロジックなど高度なアルゴリズムの必要性が増している点についてです。ピクシブではこの領域はまだ強くないのですが、より適正な配信を進める上でコアとなるので広告配信のアルゴリズムに強いメンバーに活躍していただきたいところです。

他には、大規模データを活用してよりユーザーの好みにあった広告を出せるようになりたいと考えており、データ分析や機械学習の活用は中長期的に視野に入れています。


募集職種で業務を行う上でのやりがいはどんなところですか?

まずは大規模な配信を自ら支えることです。少しの変更でも大きな影響となりえるのでシビアな姿勢が求められます。
また、会社の収益を直接的に成長させることができるという距離感もよいと思います。自身の開発によって収益に大きなインパクトが及ぶというのは責任と同時にそのポテンシャルも保持します。ピクシブは全社的にも「エンジニアは実装するだけではない」というものと認識していますが、特にビジネスを意識する部署だと考えます。

広告チームにジョインしてくれるエンジニアを募集しています

事業収益は「創作活動がもっと楽しくなる場所を創る」というミッションを継続していくために必要なものですので、そこに責任を持ってくれる仲間を強化していきたいです。
広告は出稿する側と、ユーザーの方々との良い出会いを作ることに価値があります。ユーザーにそのような価値を提供するという視点も忘れずに、広告事業に取り組んでくださると嬉しいです。

sakiさん、ありがとうございました。
ピクシブでは現在広告配信チームにジョインしてくれるエンジニアを募集しています。今回のブログをご覧いただき興味をお持ちになりましたら、是非下記エントリーフォームの詳細をご参照ください。エントリーをお待ちしております。
https://recruit.jobcan.jp/pixiv/show/b001/191659

それでは、皆さまこのあたりでごきげんよう。さようなら。

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