1
/
5

この連休、5歳の息子がスキーデビューしました。

「○○はソリがいいー」「○○はまだソリでいいのー」  (※○○は自分の名前)

と渋る中、「まあまあ、一度やってみな。きっと○○はスキー上手いと思うよー。」などと巧みな甘言を用い、半ば無理矢理にスキーを履かせ、30分ほどのレクチャーの後、リフトに乗せ彼の想像を絶する高地へと連れて行きました。

そこから3km弱の林間コース。中級者にはややもすると退屈な緩斜面が続きますが、スキー歴30分の息子には当然、滑れるわけもないのです。

滑れないというか立てもしません。100m進むのに何回転んだことか。

当然こちらも、息子に合わせてボーゲンでズルズルと下り、彼が転べば抱き上げて起こし、「棒落ちちゃったー」と言えば拾い(ストックが顔に当たると危険なのでストラップは敢えて外させていた)、時に絡まった足からスキーを脱がせ、靴底の雪を取り、また履かせ、、、などしてもう汗だくです。

なんのスポーツなんだと。(自業自得)

しかし、1時間も格闘してると次第に10m進めるようになり、50m進めるようになり、2時間後にはついにはカーブも曲がれるようになり、最終的に1kmくらい連続で滑れるようになったときには、私は一人心の中で飛び上がって喜びました!

まだちゃんと止まることはできないので、コース脇の雪の壁に激突して停止する仕様なのですが、それはそれで良しです。

抱き起こして

「頑張ったじゃーん!!」

と誉めてあげると

「スキー、おもしろい!」

と。

ふぅー、よかった!

ここまで来るのに何百回転んだことか。私自身「あー、もう今日は止めようか」と言い出す寸前まで来てました。

しかし子供は強いです。

プライドがまったくないので、転んでも転んでも恥ずかしくありません。上手くできないという事実が、感情に結びついていない感じです。

そして、彼の物理的アドバンテージは体重が軽いことです。大人ならスキー板履いた状態で、「転んで起きる」という動作をしたら、それだけでHPが5%減少します。20回もやったらHP「0」になってしまうでしょう。

体重20kg程度の息子は、転んで起きても0.2%くらいしか減りません。そのため200回転んでもまだ半分以上HPが残ってます。

強烈にタフかつエコ。

いやはや、私も見習わなければいけないと、学ぶことが多かったスキー合宿でした。

とりあえず帰ってから2日連続で早朝ウォーキングに出てますよ。