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企業理念は「フリーランス精神であれ」。あえて複業OKにするPonnuf社長の意図とは。

はじめまして、株式会社Ponnufの白樺ヌイです。

突然ですが、私は「フリーランスな会社員」として、会社員の傍、さまざまな顔を持っています。

文章を書いたり、編集をしたり。時にはラジオを録ったり、登壇をしたり。これからも、会社員の幅を超えて仕事をしたいです。


会社に属しながらも、ここまで自由度高く仕事ができるのは、「フリーランス精神」がキーワード。

弊社はチームマインド(企業理念)の1つ目に、「Be freelance-フリーランス精神であれ」が掲げられていて、複業が歓迎されています。

今回は、株式会社Ponnuf代表取締役の山口に直接インタビュー形式で、あえて複業を歓迎する意図を迫っていきたいと思います。

すこしでも、山口の考えやPonnufの独特な働き方が、垣間見れたらうれしいです。

プロフィール:山口拓也(@ikechan0201

株式会社Ponnufの代表取締役。架け橋をつくる会社です。 田舎でコワーキングコミュニティ「まるも」「hinode」「teraco」を運営。 田舎フリーランス養成講座を開催中。 http://inaka-freelance.jp/ 地方でも人生の選択肢を増やせる社会を作っていきます。

フリーランス精神は、社員をやる気にさせる魔法。裁量権と自由の話

ー社長が考える「フリーランス精神」の定義って具体的に教えてください

自分で責任を持つことです。1つ1つの仕事を、自己責任で仕事をしていることです。

日頃仕事をしている中で、「自分ゴト」で仕事をしてほしくて。自己責任で仕事している方が、楽しくて成果もでやすいんですよね。

ーフリーランス精神を「あえて」推奨するのは、やっぱり「自分ゴト」で考えさせるためですか?

そうですね。本当は、会社員も自己責任で仕事しないといけないんですよね。でもなかなかむずかしい。

理由は、会社員って就業時間にいれば給与が発生するので、どうしても思考が「時間給」になってしまいがちだと思うんです。

フリーランス精神というか、フリーランスでいいと思っています。極端に言えば、「フリーランス精神が高い人」は、場所も時間も仕事も自由に決めてもらっても大丈夫です。

ー日本企業では稀な考えですね(笑)そこまで自由にこだわる意図は何ですか?

自己責任でかつ自由に仕事してくれていた方が、その人にも最終的にいいと思いますし、幸せなんじゃないかなって。

「徹底的に管理されるのが好き」って人は、なかなかいないんじゃないかなって。でも大多数が会社員を選ぶのは、安定がほしいからで。

理想は「会社員+フリーランス的働き方」が絶対にいいわけで。「安定or自由」ではなく「安定がある自由」です。

そういった意味で会社側としても「雇われている意識」ではなく、「自分ゴト」で考えてほしいので、「フリーランス精神」を掲げています。

社員に複業をさせれば、結果双方が「Win-Win」になる

ー複業をさせてどんな効果を期待していますか?

単純に、事業でプラスになることがうれしいですね。

例えば、複業でブログを運営していたとして、SEOの知識とかリライトノウハウとかが教えてもらえたらプラスになりますし。

他にも、発信力がついてきたら、集客も自分たちでできるようになります。Ponnufではこれからも事業を展開していきますが、自分たちで集客ができたら強いですよね。

そうしたら会社もメンバーもWin-Winだし、とてもいい相乗効果だと思いますね。

ー今度はリアルな体験談を聞きたいです。メンバーの複業で実際に起こった相乗効果って何ですか?

個人の影響力が強くなって、事業の集客につながることがよくあります。

Ponnufの大切な事業である、1ヶ月合宿型WEBスクール「田舎フリーランス養成講座(以下:いなフリ)」があります。一言でいうと、自分のスキルで稼げるようになる基盤を1ヶ月でつくる環境ですね。

個人で発信力を強化した結果、いなフリの集客ができていたり、複業でできた人脈でいなフリ講師を採用できるケースもよくあったりします。


ただ、「副業」って一言でいっても、今だと多岐に渡りますよね。副業の選択が大切になってきます。

すべての副業を歓迎しているわけではなく、「ふつうの複業」は推奨できないです。極論、やらない方がマシだと思っています。

得する副業、損する副業。「副業」がバイトになってはいけない

ー具体的に「ふつうの副業」って何ですか?

スキルアップしない「バイト感覚の副業」ですね。

「副業したい!」と思っているのは、どこか今の給与に満足いってないのが背景にあると思います。

バイト感覚で副業するなら本業にコミットして成果をだし、給与を上げた方がその人にとってもお得です。やりたい仕事をできる可能性も広がりますし。

Ponnufの場合「成果に対して適切な給与」が大前提なので、そういった会社であれば、コミットすれば給与も上がりますよね。だったら、バイト的な副業はしない方がいいかなと。

スキルアップが見込める複業ならやるべきです。ただバイト稼ぎの副業は、深夜バイトと近い感覚かなと。そこは注意が必要ですね。

目先の利益がほしくて、会社員を手放すのは損ですよ

ー複業歓迎とはいえ、優秀な社員が退職してフリーランスになるのって怖くないですか?

もちろん、リスクはあると思います。ただ、今のPonnufの業務はマネージャー職が多いので、フリーランスとして関われる仕事ではないんですよね。

ただ、結局会社員の方がお得だと思っています。会社側は、給与以外に払っているものが多いんです。目先の利益だけをみて、フリーランスになるのはもったいないなって。

会社員は給与以外にも、ボーナスや家賃補助などもあったり、世間的に見ても守られていますよね。

そういった意味でも、会社員で好きなことができるのに、目先のことだけを考えて独立するはもったいないと思いますよ。

副業歓迎を喜んでいる時点で、おかしい。本業を楽しめていない証拠

ー副業禁止にしている企業に一言お願いします

副業はメリットがあると思いますし、逆に「何でさせないんだろう?」とも思います。

極端なことを言うと、「副業解禁やったー!」って喜んでいる会社員は、働き方を見直した方がいいと思います。

本業の仕事が楽しくない、給与が見合っていない環境で働いているから、副業解禁を喜んでいると思うので。

本業でやりたいことをやって、複業でもスキルをつけていく。結果的にメンバーの満足度が上がりますし、副業禁止にするメリットはないと思います。

メンバーには「やりたいこと」をコミットさせ、やりたくないことは任せない

ー今までの話を聞いていると、Ponnufでは「やりたい」と「やりたくない」の主張が大切ですね

そうですね。やりたいことをさせた方が本人のモチベーションも上がるし、やりたくないことをすると「自分ゴト」でなくなってしまうと思っています。仕事も楽しくできませんし。

また、弊社が運営している「まるも」というフリーランスコミュニティには、たくさんのフリーランサーがいます。

できないことや苦手なことは、得意な人に任せられる環境もあるので、Ponnufメンバーには好きなことと得意なことをメンバーに任せられます。

また、Ponnufは他にもチームマインドとして「Dream big-大きな夢を持つ」も掲げています。

メンバーには基本的にはやりたいことをコミットさせたいし、1人1人の夢がPonnufで叶えれる環境があれば、一緒に叶えて欲しいと思います。

やりたいことが明確で、かつPonnufの事業とマッチしていたら、ぜひ一緒にお仕事していきたいですね。


インタビュー/執筆/編集:白樺ヌイ(@nui_nounai

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