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きれいごとで終わらせない。新マネージャーが語る、「その人らしいキャリア」を、ビジネスで叶える面白さとは。

こんにちは!ポジウィル採用広報です。

現在、ポジウィルは「トレーナー」の採用を強化しています。
ありがたいことに事業共感いただけることが多いのですが、
その上で、私たちは「メンタルタフネス」と「成果にフルコミ」にこだわります。

「メンタルタフネス」に関して、私たちは時にお客様の昇華しきれていない辛い経験をお聞きします。その時に一緒に辛くなっていたら元もこもありません。事実と感情をそれぞれ客観視し、どんな時もお客様の人生の岐路に関わっているということを忘れず、責任を果たし続けること。対人支援にはそれなりの覚悟がいります。

「成果にフルコミ」に関して、私たちの取り組みは慈善事業ではありません。キャリア支援をこの国の文化にしていくためには、持続性のある事業としてキャリアカウンセリング、コーチングを広めていく必要があります。

本記事では上記を体現する一人である、11月よりマネージャーに就任した、トレーナーの中川 淳一朗(なかがわ じゅんいちろう)をご紹介します。

大手人材会社でマネージャーまで登りつめながら、なぜスタートアップのポジウィルに入社し、本気でビジョン達成を追うのか。

入社に至った経緯や現状の取り組みを伺いながら、中川の働く思いに迫りました。

ー「JJ(じぇいじぇい)」でお馴染みの中川 淳一朗さん。まずは自己紹介をお願いします!

中川:中川 淳一朗です。大学卒業後、専門商社での営業を経験した後、株式会社エス・エム・エスにてリクルーティングアドバイザー、キャリアアドバイザーを経験し、ポジウィルに入社しました。

「正解が決まっていない」からこそ、人に関わることは面白い。

ーポジウィルに入社した経緯を教えてください!

中川:もともと転職しようと決めていたわけではなかったんです。

新卒では専門商社に入社したのですが、意欲が湧かず淡々とした生活をしていました。

そこから「モノではなくヒトと関わりたい」と気づいて人材業界に転職したので、成果もついていき、気がつけばマネジメントも担うようになっていました。もう夢中でしたね。


ーヒトへの関心は、どこから生まれたのでしょうか?

中川:「正解が決まっていない」ところからでしょうか。

かつて私は親の期待や友人関係に囚われ、好きでもないサッカーを約10年間続けていました。しんどかったなぁ。しかし、環境が変わって、親の干渉も少なくなったことをきっかけに、自分の想いに従って意思決定できるようになったんです。そのパワーは凄まじくて、高校生で唯一の初心者としてテニス部に入部し団体戦レギュラーを勝ち取ったり、大学生で理工学部から文学部へ転部したり。


ーものすごいパワフルですね!

中川:そうなんです(笑)。モノを扱う営業は、どれだけコストを抑えられるか、ミスなく届けられるかが大事で、自分が工夫する余地があまりない。まるで、サッカーを頑張りなさい、勉強を頑張りなさいという、人が決めた「こうあるべき」の基準に当てはめていく、かつての自分に戻ったかのような感覚でした。

しかし、ヒトには正解がありません。自分の関わり次第で価値を生み出すことができます。

世間一般の基準ではなく、その人にとっての正解を一緒に作っていくことができるのが魅力でした。


ー夢中だったのですね。そこから、どうしてポジウィルへ来たのですか?

中川:エージェントは本質的かというと、違和感がありました。

ビジネスモデル的に、転職者を増やしていけば利益が出る構造。求職者の方を、雑にでもどんどん企業に送り込んでいる人が成果を出す仕組み。本来は求職者さんに「長期的に活躍していただく」ことがミッションのはずなのに…とモヤモヤしていて、ずっと働き続けるイメージが持てませんでした。


ーエージェントの経験を経てポジウィルに入社する方は多いですよね。以前インタビューをした*のんちゃん(山下優紀乃)も、当時のモヤモヤについてお話ししていました。

中川:まさしくわたしもそんな想いを持つ1人です。ポジウィルは、自分の人材紹介への疑問に応えるようなサービスだった。選考を受けていく中で、人と向き合うことへの本気度も感じました。

当時の人事に「良くも悪くもきれいごとに向かっている会社です」と言われたのですが、まさにそうだなと。「あるべき、こわそう」というきれいごとを、ビジネスとして成り立たせようとしているところが面白いと思い、入社を決めました。

*人材エージェントの「持っている求人票の中からしか選択肢が示せないことにずっともやもやを抱えていた」山下優紀乃の入社までの経緯や事業への想いを取材した記事はこちら


きれいごとをビジネスで叶える。そのハードさの裏にある奥深さ。

ーどんなところが「きれいごと」と感じたのでしょうか?

中川:「あるべき、こわそう」すなわちその人の望むものを描いて、それを叶えるための支援って、誰が聞いても「いいな」と感じるじゃないですか。

だけど、当然現実は甘いものでもない。「好きなことをして生きていこうぜ!」という考え方を、例えばYouTuberさんとかからよく聞くじゃないですか。 ただ、その生き方はあらゆる人にとって充実感が得られることなのかというと、そうではない。何がその人にとってベストかを考えるのも難しいのに、加えてその理想を現実にするお手伝いをするというのは、口で言うより綺麗なことばかりじゃないだろうな。と思ったのが初めの興味でした。


ー実際にやってみて、いかがでしたか?

中川:難しい、と率直に思いました。自分の経験上のことだったら、共感できるしアドバイスできるけど、そうではない時に、お客様が感じていることをどれだけ同じように感じられるか。これがすごく難しい。


ー自分の人生では経験できない感情を一緒に感じるっていうのは、なかなかないことですね。

中川:そうですね!貴重な体験だなと思っています。もし自分がお客様と全く同じ体験をしたとしても、感じること、思うことって、お客様とはやっぱり違う。いろんな見方や捉え方を知れるし、知らなきゃいけない。目の前のお客様と同じ感情を味わうことがすごく大事だなというのは、面談する度に思っていますね。


ーうーん、奥が深い!その難しさは、どう超えていったのですか?

中川:超えてはいないかもしれないですね。というか、超えられないと思っています。

経験を重ねた今もなお、「難しい」ということをどれだけ意識できるかは大事で。自分自身のことでもわからないことってたくさんあるじゃないですか。他人のことを完全に理解するなんて、到底無理です。どんなに支援の事例が貯まったとしても、目の前の方はオンリーワンで、絶対に誰にも当てはめることはできないから。わかったつもりにならないこと、これは常に意識として持っておかねばならないと思っています。


ーひとりひとり違う、究極のパーソナライズだからこそ、価値は高いし、難しい。これをビジネスという、確実に結果を出さねばならない世界でやるのは、確かにハードだなと感じます。

中川:そうなんです。ハードだからこそ、お客様には覚悟を持ってご契約いただいてますし、我々も責任を持って向き合わねばと思っています。


ーハードだからこそ、与えられる価値も、喜びも大きそうです。

中川:そうなんです。特に、行動変容していくことに対して、ポジティブになっていただけた時なんかは最高ですね。

お客様がただ喜んでいただけることには価値を感じないんですよ。お客様をよいしょして、望むとおりの対応をするような、ご機嫌取りにはなりたくない。その瞬間の幸福度だけでなく、生涯の幸せをつくりたいから、ときにはお客様にとって厳しいことも伝えます。自分を変えていくというのは苦しいことですが、「やらなきゃ」ではなく「やりたい」と必要性を感じていただきながら一緒に頑張っていくことができた時は、本当に嬉しいです。

例えるなら、まるで本気でスポーツをやっている人の心理状態ですかね!身体や心が苦しいけれども、それらを乗り越えた先に新しい自分が待っている、あの喜びに近いかもしれません。

ー素敵です。JJさんは常に精神状態が安定しているイメージがあります。その秘訣はなんでしょうか?

中川:そうですね…多面的に捉える・客観的に見ることを大事にしているからですかね。ある数字や言葉から反射的に得る感覚は、人によって違う。そこを理解していないと、自分の感情に揺さぶられてしまうわけです。

例えば自分の体調に5段階評価をつけるとして、多くの人は万全であれば5をつけるでしょう。しかし私が3をつけたら、どうでしょうか。


ーJJさん、体調悪いのかな?と不安になります…

中川:そうですよね。ただ、わたしはいつもどおりだったら3をつけるんです。実際に他の人からも心配されました(笑)

人によってその言葉や数字に込める意味も、受け取り方も変わる。だからこそ、こういう見方もあるなと、あらゆる可能性を吟味する。最後に「この人はこんな意見を持っているのではないか」という妥当性が高まると、落ち着くんです。「わからない」が精神状態を不安定にしますからね。


ーたしかに。そういった多角的に捉える力は、トレーナーに求められる力なのでしょうか。

中川:そう思いますね。これは自分に対しても同様に言えて、自分の感情や行動の理由をどこまで深く知ることができているかも大切です。キャリアコンサルタントのスタンスとして言われているのが、「自分が自分を理解しているところまでしか、他者を知り得ない」ということ。まさにそうだなと思っています。


これからの中川淳一朗は。

ー7期に開幕と同時にリーダー抜擢。そしてマネージャーへと一気に駆け上っていかれたJJさん。今のトレーナー組織に求められていることはなんだと捉えていますか?

中川:そうですね。浪漫から、算盤との両立への転換でしょうか。「あるべき、こわそう」というきれいごとを、慈善事業ではなく、ビジネスとしてやるからこそ、持続可能なサービスとなる。想いの強さはピカイチなので、数字への意識の強さをもっと高めれば、最強の組織だと自負しています。


ーキャリア支援を当たり前の文化にしていくためにも大事なことですね。JJさんの今後の展望を教えてください!

中川:目先は、マネージャーとして、トレーナーチームを安定的にゴキゲンに働いていける組織にしていきます。必要なことをしっかりこなした上で、自分たちの人生の幸せも叶えていきたいですね。何より私たちの人生が充実していなければ、お客様を幸せに導いていけないと思っていますので!

ー最後に、どんな人と働きたいかを教えてください!

中川:ビジネスの視点を持ちながら、このきれいごとを当たり前にしていく気概のある方と一緒に働きたいですね。

対人支援には、正解はありません。特にポジウィルキャリアでは、お客様のポジティブな体験だけでなく、ネガティブな経験も掘り下げます。どうしたらお客様がお客様らしくイキイキ輝けるのか?という答えのない問いに対して、折れずにこだわり抜けるメンタルの強さが必要不可欠です。この人は無理だ、などと言っていられません。プロとして、期待以上の価値を届けること。業績を上げ続けること。その先に初めて、あるべきのこわされた世界が待っていると思うので。

共にあるべきをこわす、新たな仲間をお待ちしております!


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