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VTuberに命を吹き込む技術-VTuber専用スタジオをゼロから作った責任者に話を聞いてみた。

Wright Flyer Live Entertainment 人事の松田です。
皆さまにもっともっとREALなWFLEを知っていただくため、社員を紹介していきます。

今回は、弊社のVTuber専用スタジオ「REALITY Studio Tokyo」を担当するシニアマネージャーの渡邊 匡志さんです!

◆ まずは経歴を教えてください。

2012年にグリーに入社し、エンジニアとして複数のプロダクトの開発に携わった後、
2015年よりGREE VR Studioの初期メンバーとして複数のVRプロジェクトを担当しました。

今年からWFLEの立ち上げに参画しまして、現在はVTuber専用スタジオ「REALITY Studio Tokyo」を担当し、REALITY公式VTuberによる生配信を毎日行なっています。


◆ 具体的にはどんな仕事をしていますか?

REALITY Studio Tokyoは、今、立ち上げ期から運用期への過渡期なのですが、
立ち上げ期は毎日スタジオにいて、配信に必要なシステムを組んだり、新しい技術を取り入れながら安定して配信するためのオペレーションや体制を構築してました。
たくさんの課題が出てくるので、一つ一つ解決していく、ということをひたすらやってましたね。

VTuber事業に100億円規模の投資をするといわれていますが、開発のために最初から巨額のお金を投入して、高額なものを大量に導入する、ということはしないですね。
リーンにやって、ちゃんと評価できたら、ステップアップしていく、というフローを踏んでいます。
高額なものって性能に目がいきがちですが、素人がすぐに使いこなせる代物ではなかったりします。
大規模に取り組む際に、すでに実績のあるシステムやこうあるべきという提案をいただくことがありますが、僕らが目指しているゴールと一致するかどうか、サービスの成長に合わせて取捨選択する必要があると思っています。

運用期については、公式VTuberのデビューを支援したり、番組企画のサポートや、今後のロードマップにある機能の開発とバージョンアップを行なっていて、より長期視点で守りと攻めの両方やっていきたいと思っています。

立ち上げ期の話については、12/3に開催された「VIVE JAPAN Developer Meetup 2018」でも話したのですが、振り返ってみると、この短期間でゼロからよくここまで作ったなと思えました。


◆ REALITY Studio Tokyoはどんな雰囲気ですか?

VTuberならではの表現を実現するために、技術的な面で試行錯誤してます。
僕らがやっていることはまだ土壌が整っていない分野で、前例が少なく、自分たちで作るしかない、というものばかりです。

無いなら作るしかないよね、というスタンスで、いつも自分たちでDIYしてます。

例えば、モーションキャプチャーデバイス関連ではViveTrakerのマウントやStretchSenseセンサーを使ったグローブなんかは手作りしてます。
DIYって聞くと、なんというか、家でやる工作みたいなイメージだと思いますが、
雰囲気はまぁそういう感じなんですけれども、工作というレベルを超えて、毎日の生放送の運用で使えるものを作っています。

作って終わりではなく、毎日使えるものにしていくために、丁寧に手作りしています。
ゼロから車を組み上げられるメンバーもいたりします。(笑)
「こういうのあったらいいよね」と僕が言う頃には、「こうするといいですよ」っていう具体的な提案が溢れてたり。
声や知恵だけではなくて、成果物がさくっと作られてきて、いつも驚いています。

メンバーの手によって、日々進化しているスタジオですね。

ゲーム業界出身者も多いので、もともとエンタメが好きだったり、自分たちがやっていることの先にはたくさんのお客様がいて、ということを、よく認識していて、つくるもののゴールイメージを想像しながら作れるメンバーが多いです。

あと、みんな何かしらに特化したスキルを持っていますね。
エンジニアとしてチーム開発に必要なベーススキルがあった上で、それぞれの経験や趣味の延長にある特化したスキルが活かせているのは、新しい領域だからでしょうか。
現時点で特化したスキルがなくても、これから学んでいけば良いと思いますし、際立った趣味があれば、それを業務で活かすことができる場所です。
昨日勉強したことを捨てて、今日また新しいものを取り入れる、ということも多いです。


◆ 仕事でやりがいや達成感を感じる時は?

毎日の生配信を、多くの方に見ていただけた時ですね。

REALITYではコメントやギフトで視聴者の方々の反応が可視化されますし、生配信終了後は、
視聴者の方々がVTuberのガチ恋距離やお気に入り瞬間のスクショをツイッターにあげてくれるのですが、それが多いと嬉しいです。
「スクショでカメラロールがいっぱいになった!!」「かわいすぎてずっとスクショ見て癒されてます」などのコメントをいただいたり。
REALITYを利用されている多くの方が、VTuberの尊い瞬間をスクショしたいと思ってくださっていて、かつ、それを広めたいと思ってくれていて。

それを多幸感と呼んでいるのですが、多幸感溢れる配信を心がけています。

また出演されたVTuberの方に、「REALITYで配信すると楽しい!」とか「可愛い!」「嬉しい!」「スゴイ!」と言っていただけるのも嬉しいです。
「REALITYで生配信してみたい!」とか「またREALITYで収録したい!」と言っていただけるように、日々、開発を進めています。

東京ゲームショウ2018では、REALITY Studio Tokyo ⇔ 幕張メッセ間でライブ中継・配信を行いました。
多くのファンが集い、VTuberとの交流が実現しました。

けど、まだまだ満足はしていないです。これからが楽しみです!


◆ 今後WFLEで実現したいことはありますか?

これはよく社長の荒木とも話してますが、近い未来、大きなスタジアムとかアリーナとかVTuberのライブをして、世界に同時生配信したいですね。

スタジアムとかアリーナって、1年先まで予定が埋まっているしコストもすごくかかるという話も聞いているので、VR空間でのライブのほうが早く実現するかもしれません。
VRライブを実施されているところも多くあるので、自社でやるか他社と協力してやるかは検討段階です。

何れにしても、それを早く実現するためには、まず今の配信の質を上げる必要があると思ってます。
まずはREALITYでたくさん番組を配信できるようにして、たくさんのVTuberの方に出演してもらって、毎日楽しいコンテンツを届けたいです。
まだまだ課題が山積みなので、一つ一つしっかり解決していきます。

あとは一般配信されている方が、公式VTuberのようにデビューして、REALITY Studio Tokyoで活躍する場も用意したいですね。
REALITY Avatarで配信していたら、公式VTuberとしてデビューしちゃって、人気者になっちゃった!みたいな感じで、才能が開花した人気者が生まれる場所になれるんじゃないかって思ってます。

やりたいことは他にもいっぱいありますね。
多くのVTuberやプロダクションの方々に評価され、選ばれるスタジオNo.1になることを目指してます。


◆ 最後に、WFLEらしさの伝わるREALなエピソードを一つ教えてください!

いつでも誰でも簡単にバ美肉できます。(笑)みんな無邪気にやってます。ただバ美肉がやりたいというよりは、僕たち自身が出演者の気持ちになりながら、いろいろ試してます。
実際に演じてみるとわかることは多いです。

あとは自分が提案したチャレンジングなことを、どんどん実現できる環境があるので、そこはWFLEらしく、面白いところだなと思ってます。

iPadのスタンドはどれが一番安定するかとか、扉を支えるドアストッパーはどれが良いかとか、そういう小さなことから(笑)数百万数千万かかる機材選定まで一つ一つ吟味しながら取り入れており、
自分たちでスタジオそのものを作っているような感覚です。

スタジオに興味がある方はぜひお声かけください!

誰もが「なりたい自分で、生きていく」ことのできる、新しい世界の実現に向け、
Wright Flyer Live Entertainmentでは一緒に働く仲間を募集しています。
少しでも興味を持っていただいた方は、ぜひお気軽にご応募ください。

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