CEOが仕事力を上げるためにやった5つのこと(その1)
会社経営の中で一番のリスクは、「CEOがボトルネックになってしまうこと」だと思っています。しかし、CEOとなると率直なフィードバックを得られる機会が少なくなり成長機会が減ってしまうことも多いのではないでしょうか?
僕自身、社会人歴が7ヶ月で起業していること、社内では経験豊富で非常に優秀なメンバーばかりのため、「どうやったら仕事の効率が上がるか?より成長できるか?」ということを意識しながら生きています。今日は今年に入ってからやったことで、自分の成長に繋がったなあと思ったことを書き留めておきたいと思います。
ぜひ、皆さんが成長のためにやっていることも教えてください!
① 週報・日報を書いて社員全員に公開する
今週達成したこと、来週達成したいこと。今日やること、今日やったこと。を毎朝・毎晩にEvernoteで作成し、社員全員に公開しています。Slackでは、#takumi_channelというチャネルがあってそこでは社員全員が社長の週報や日報が見れるようになっています。
自身が確実に達成したいことを、具体化して公開することで「自らのミッションに集中すること」「社員とともに成長する一体感」を出すことが出来ています。同時に「社長って何やっているんだろう?」となることが社員からすると多くなりがちですが、見える化することで会社として透明性が高まったこともメリットだったと思っています。
また、CEOのタスクが「本当に自分がやるべきことなのか?」ということが見極められたり、「どうやったら来週は今週より上手く出来るか?」のPDCAが回しやすくなります。
② 25分間ポモドーロ時計を動かす
僕は、自身の働き方において2つの弱みがあると自覚しています。(症例名は適当ですw)
1.図工大好き少年症候群
資料作成など、あるタスクに没頭すると、細かなところが気になって、時間を忘れて延々とやり続けてしまう。小学校の時、図工の居残りをしていたら、気づいたら夜8時で学校から出られなくなりました。笑
2.チンパンジーマインド
資料作成をしていたはずが、、「あっ、メッセンジャーが来てる!返事しなきゃ、あ、あの人にも返事しなきゃ!あ!あの人にも・・・あれ、何の仕事してたんだっけ?」といったように隣の木に移ると、気づいたら元いた場所がわからなくなっている現象。まるでチンパジーですね。
なので、①においてタスクを具体化した中で、このタスクを終えるまでに25分間と決めて、集中してやりきると言ったことをやっています。時間は有限です。その中で、「確実にやり遂げられるように集中すること。」「工数の見積もりを立てること。」が出来るようになりました。
③ 自分がやらなくて良いことをアウトソーシングする
僕はちゃんと寝ないとダメな人なので、②のポモドーロは、「(25分間×20回)/日」できれば良い方です。20回サイクルを回した中で、●回分のこのタスクは、「徹底的にマニュアル化して他の人に任せられないかどうか?」ということを考えるようにしています。
例えば、「オフィスの掃除&郵便物の確認」「候補者の方との日程調整」「営業準備」「事例インタビュー」「会食の予約」「セミナー資料のデザイン詳細作成」などは、基本的なタスクですが、自分で何でもやりたがりな自分は「本当に自分がやらなくてはいけないことか?」という内省と、「自分以外が出来るようにするにはどしたら良いか?」と考えることは成長につながっていると考えています。
その際に、以下のサービスにとてもお世話になっています!
・家事代行サービス「CaSy」
・オンラインアシスタントサービス「HelpYou」
・パートの人材派遣サービス「しゅふジョブ」
④ 読書で、真似したいことを付箋して確実にアクションにつなげる
早く、一定以上の成果を出すためには、「真似すること」に勝るものはないと思っています。更に真似したことを自己流にアレンジすることで「盗む」ことができれば、飛び抜けた成果を出すことが出来ると思っています。それにおいてやっていることは、以下の2つです。
人の話を聞いたり、アドバイスを貰って良いと思ったことは、「盗みたいものリスト」というEvernoteに書き留める。
読書は、「真似したいことを見つける」という目的でのみ行い、それには付箋をつけて、「盗みたいものリスト」というEvernoteに書き留める。
(注意:僕は泥棒ではありません)
上記の「盗みたいものリスト」には、アクションごとに「いつやる?」「どうやる?」「どうだった?」といった3つの要素があり、それぞれを確実にアクションにつなげるようになりました。そうすることで、非常に短期間に一定以上の成果をもたらすことが出来たように思います。
最近、「盗みたいものリスト」で実施したことは以下の2つです。
・SpiritCardの作成
書籍:日本一働きたい会社のつくりかたの書籍に出てくる「SpiritCard」という会社のビジョン・ミッション・バリューが書かれたカードを作成しているということを見て、真似して作ってみました。
・リボンモデルの理解とリフカム未来会議にて展開
書籍:リクルートの すごい構“創"力 アイデアを事業に仕上げる9メソッドの書籍に出てくる「リボンモデル」というビジネスモデルをフレームワークを作って分かりやすく具体化して、社内KPIを議論しやすくする考え方を見て、リフカム社内の全社会議でRefcomeのビジネスモデルをリボンモデルを使って表してみました。
⑤ 大きなプロジェクトが終わったら振返り&ノウハウを抽象化する
「事業開発メンバーの採用プロジェクトが完了した」「シリーズAの資金調達が完了した」「事業をピヴォットすることになった」「移転を完了した」などなど、様々なプロジェクトが存在すると思います。
特に大きめなプロジェクトが終わったタイミングで、「どういったプロセスでその結果に至ったのか?」といった振返りを行います。そうすると、
「シリーズAの資金調達」においては、良いことも悪いことも、株主の皆さんに進捗報告をしておくことで、力になってくれることばかりだった。
「事業をピヴォットすることになった」ことにおいては、 事業においてのビジョンや解決したい課題は明確だったが、売上の重要性を理解しきれていないことでマネタイズのタイミングが送れたのが失敗要因になっていた。
などといったことが分かってきます。さらに上記の成功の要因、失敗の要因となっていたアクションを抽象化していくことで、全く別のプロジェクトにおいても使えることが見えてきます。
例えば、1のような形で学びを抽象化して、展開したりするようにしています。
1.「シリーズAの資金調達」においては、良いことも悪いことも、株主の皆さんに進捗報告をしておくことで、力になってくれることばかりだった。
↓(抽象化)
良いことも悪いことも進捗状況をこまめに展開することで、物事がうまくいくことが多い。
↓(具体化)
1'. 採用進捗もチーム全員、エージェントの皆さん、株主の皆さんに、良いことも悪いことも、進捗報告をしておくことで力になってくれるのでは?
ブログ:ビジョン・ミッション・バリューの設定から浸透させるまでにやったことのように
ブログで公開するのも内省&外部からフィードバックももらえるようになるためオススメです。
まとめ
僕は新卒のとき、「日報はなぜ書く必要があるのかわからない」と上司に拒否し続けていた最悪な新卒社員でした(笑)ですが、気づけば日報のようなものを書いている自分がいたりしますw (新卒のときに入社をしたSansanには足を向けて寝られません。)
新卒社員はもちろんですが、社長こそが、社内の誰よりも成長性し続けることが必要だと思っています。成長できないCEOは、新卒社員と社長を交代すべきとほどにまで思っていたりもします。
まとめてみると当たり前のことだなと思うのですが、圧倒的な成長を目指して日々、生きていきたいと思います。