こんにちは、令和トラベルnote編集チームです!
“ なぜ、いま「令和トラベル」なのか?”
これまでこのシリーズでは、いま、スタートアップという選択をした経営メンバーたちのこれまでのキャリアや意思決定のプロセス、仕事における信念・想い、そして令和トラベルでの挑戦についてお届けしてきました。
今回はその続編として、2026年に執行役員に就任した、CSO(Chief Strategy Officer) 宮澤 克直、CAO(Chief Analytics Officer)小野 吉昭の二人にフォーカスします。
商社や戦略コンサルのキャリアを持つ宮澤と、総務省やリクルートでデータサイエンス・マーケティングを牽引してきた小野。それぞれの実績と実力を持つ二人が、「なぜ、いま令和トラベルを選んだのか?」、そしてこの会社でどんな未来を描こうとしているのか。
旅行業界という巨大マーケットにおいて、「問いを立てる」という経営哲学まで、じっくりと語ってもらいました。
宮澤 克直(みやざわ かつなお):丸紅株式会社にて、電力・インフラ部門の海外事業投資やM&Aを担当。シンガポールやドバイを拠点にグローバルな大型インフラプロジェクトの立ち上げをリード。その後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社し、中長期の成長戦略の策定や全社変革プログラムの実行に携わったのちに、2025年1月に令和トラベルにジョイン。経営企画室長として、中長期の戦略策定と実行を統括。2026年1月より現職に就任。
小野 吉昭(おの よしあき):総務省にて、住民票コンビニ交付の立ち上げなどの官民連携事業に従事し、自治体IT・個人情報保護の制度設計に携わる。その後、株式会社リクルートに入社し、マーケティング分野のデータサイエンス活用をリードし、SaaS領域のマーケティング部門を統括。2025年7月に令和トラベルにジョインし、データドリブンな意思決定の基盤とカルチャー構築を推進。2026月1月より現職に就任。
▲左から、執行役員CAO 小野・執行役員CSO 宮澤
“挑戦するなら、いま” ー 優秀な仲間と挑む、巨大市場の変革
ー この度は、執行役員CSO / 執行役員CAO 就任おめでとうございます。まず本題に入る前に、お二人が、”なぜ、いま「令和トラベル」を選んだのか?” について教えてください。
宮澤:本日はよろしくお願いします。自分のなかには意思決定において、「個人へのインパクト」と「社会へのインパクト」という2つの軸がいつもあるんです。
旅行って、人生において本当に意味が大きい。「人生で楽しかったことを3つ挙げるなら?」って聞かれたら、多くの人が旅行のエピソードを挙げると思うんです。その体験自体に価値があるドメインに関われるということに、すごく意味を感じています。
もうひとつが社会へのインパクト。旅行ドメインはマーケットの規模が圧倒的に大きい一方で、生産性という観点では、サービス業のなかでも最低水準なんです。ここを変えることで、旅行業界だけじゃなくてサービス業全体、ひいては日本経済そのものへの波及効果がある。
そのモデルケースをつくれるかもしれない、という点に強く惹かれました。
小野:今のキャリアのテーマは、「データ × 経営」で。これまでデータサイエンスとマーケティングという領域で積み上げてきた経験を、事業や経営というもっと上段の部分に生かすことができたらどんなインパクトを生み出すことができるのか。それを試してみたかった。
あとは、40代前半といういまのタイミングを逃したら、もうスタートアップで働く機会はなかなかないだろうなと思ったのも正直なところですね。挑戦するなら “いま” かなと。
宮澤:それはありますよね。私たちの世代の経営メンバーは、「スタートアップへの挑戦はいまが最後かも」っていう感覚はみんなある。
小野:そうですよね。そのなかでも、令和トラベルを選んだ理由の一つとして、スタートアップというアーリーなフェーズにも関わらず、本当に優秀なメンバーが揃っているということが大きかったです。
メガベンチャーにおいて議論するのと変わらないレベルで、ちゃんと深い議論ができる。勢いや乗りだけじゃない、そこがすごくよかったですね。
データ、テクノロジー、そしてAI ー アナログな業界だからこそ生み出せる、変革のインパクト
ー 事業を動かす経営の立場から、旅行業界はどう映っていますか?
宮澤:世の中の予想を大きく越えるスピードでAI技術が進化してきた現代において、アナログな業界にこそ、データとテクノロジー、そしてAIの掛け算が、大きなインパクトをもたらすと思っています。
ツアー企画における仕入れから造成のプロセス、予約が入ったあとの手配業務をはじめ、至るところにアナログな業務が存在します。ただ、だからこそ、産業構造そのものを大きく変革できる可能性がものすごく大きい。
小野:データの分析・活用という立場から見ても、「まだ半分にも達していない」という感覚がありますね。産業構造だけでなく、カスタマーの旅行体験においても、予約の手間だったり、渡航までの煩雑さ、そして現地で言葉の壁があったりと、ある意味ハードルがたくさん存在する。
新興の私たちだからこそ、産業構造の変革はもちろん、カスタマーの旅行体験のアップデートという側面においても、生み出せるインパクトは計り知れないと思っています。
宮澤:まさに。変革の難易度はありますが、でも、だからこそスタートアップがやる意味があるんだと思っています。大企業では実現できない速度で、大きな挑戦を仕掛けられる。それがいま、わたしたちが令和トラベルにいる理由でもありますね。
「高い山」を描き、そこに「道」をつくる
ー 執行役員CSO・執行役員CAOという立場から、それぞれのミッションや役割について、あらためて教えてください。
宮澤: 令和トラベルはプロダクトスタートの会社なので、ここまでは「プロダクトにどんな機能を追加するか」という積み上げの思考が中心でした。そこに、「目指す未来の “絵” から逆算する」というあたらしい視点を加えていきたい。
小野:目指す未来がどうあるべきなのか、そこから逆算して ”いま、なにをすべきなのか” という視点ですよね。
宮澤:まさに。その「絵と道のり」を令和トラベルに集うメンバーが見たとき、「本当にできるのかな….でもワクワクする」と思ってもらえるような「高い山」を描くことが、いまのフェーズでは重要であるし、自分の役割だと思っています。そして、これを描くためには、小野さんの役割がものすごく重要になってくる。
小野: そうですよね。その「絵と道のり」を、データで裏付けること。データという手段を用いることで、宮澤さんが描く「高い山」に、確度の高い「道」をつくっていくこと。まさにそれが、私の役割だと思っています。
組織も100名を超える規模になり、あらためてメンバー全員が、同じ未来に向かって大きな事業成長を実現していくためには、この私たちの「掛け算」が、令和トラベルの経営基盤になっていくと思っています。
「問いを立てる」ー AI時代だからこそ、本質的な強さを
ー 経営基盤を強くするという話が出てきましたが、お二人がそのプロセスで大切にしていること、こだわっていることはありますか?
小野: 「データだけで、何かを見つけようとするのはやめよう」ということは、よくメンバーにも伝えています。データって大量にあるので、膨大な数字の海に溺れてしまいがちなんですよね。
大事なのは、まず仮説を立て、それをデータに確認しにいく、という順番なんです。この思考のプロセスがちゃんとできているかどうかで、分析の質をまるで変えてしまう。
宮澤: 結局、データもAIも手段にすぎないんですよね。どんな「問い」に対して、何のために使うのか。これが一番大事だし、そこを磨かないとどれだけ優れたツールを持っていても意味がない。
小野: まさに。AIを活用して、自分の分析タスクは生産性が3~5倍になったという体感があります。
AIがここまで進化してきたいま、実行のスピードはどんどん上がり、アウトプット自体はいくらでも出せる時代になった。「問いを立てる」ということの重要性が、AIの時代だからこそ、格段に上がっていると感じています。
宮澤: 仕事の話だけじゃないですよね。AIの進化によって、「答えを出すこと」の価値は相対的に下がっていきます。
一方で、「そもそも、何を問うか」という力の希少性は、どんどん高まっていく。会社としても、個人としても、「問い」を立てられる人間であり続けることが、これからの時代の本質的な強さになると思っています。
「旅行」という体験の価値を、NEWT を通して
ー「問いを立てる」というキーワードが出てきましたが、令和トラベルが「旅行」という領域で挑戦をする意味はどこにあると思いますか?
小野: 令和トラベルに入ってから、『NEWT(ニュート)』を使って家族で台湾に行き、12月は家族が「ニューヨークに行きたい」と言っていたのでそれも実現して。次は、NEWTのあたらしい取り組みである「添乗員ツアー」でスペインに行きます。
入社してから、いろんなところに行っているんですが、旅は本当に楽しいな、とあらためて思うんですよね。ハードルはもちろんあるんだけど、やっぱり楽しい。この楽しさや豊かさをもっと多くの人に届けたい、というのが、いちばん大きなモチベーションであり、シンプルに意味があると思っている部分です。
宮澤: 私も学生時代は海外に全然興味がなかったのですが、社会人になり、環境を変えてチャレンジしてみると、世界には想像を越えるすごい人がいて、いまも繋がり続けている縁がある。その体験こそが、確実に人生を変えた、という感覚があります。
だからこそ、カスタマーの「旅行」に対するあらゆるニーズを、”NEWTが叶えられる存在” でありたい。
小野: 旅行って、非日常に出ることで、自分の日常を外から見られる体験であり、それが価値観を揺さぶって、あたらしい問いや気づきを生む。この時代だからこそ、「旅行」の意義はより高まっていると思うんですよね。
宮澤: そうですね。人口が減り、国内市場が縮小していく中で、日本人はもっと海外に出ていかなければいけない時代になってきました。一方で、そのハードルはまだまだ高い。
テクノロジーの力でそのハードルを下げるということは、個人の体験を豊かにするだけじゃなく、日本という国がこれからどうあるべきか、という「問い」を立てる意味でも、社会的に本当に意義のある挑戦だと思っています。
“いま” だからこそ、選択する理由がある
ー 最後に、令和トラベルのメンバー、そしてこれからの未来に仲間になるメンバーにメッセージをおねがいします。
宮澤: 「”いま” が一番楽しいときだ」ということを伝えたい。令和トラベルに集っているメンバーも、これから仲間になるメンバーも、自分でなにかを動かしたい、会社や事業の成長を実現したい、また自分自身が大きく成長したいという、OWNERSHIPが強い人が多いと思うんです。
大きな変化のなかにいるときこそ、あとで振り返って「あのときが一番に成長したな」と思える。まさに、旅行と同じで、行ってみないと分からないんですよ。でも行ってみると、大きな意味があったと思える。
小野: 私は、「育成・成長という意味では、最高な環境だ」ということですね。それぞれの領域のプロフェッショナルが集い、経営においてそれぞれの役割を担っている。
とくに若いメンバーにとっては、まだまだ白地が大きいからこそ多くの打席がある、そして組織がまだ小さいからこそハイレベルな上司と直接議論できるという意味で、本当に恵まれた環境です。自分たちがいる意味のひとつは、これまでの経験をメンバーに伝えていくことだと思っていますし、私自身もその価値を感じています。
宮澤: 2〜3年後には、「旅行に行くなら、まずNEWT」という「絵」を描いています。AIの急速な進化と、旅行業界における競争激化を考えると、これは必要不可欠なタイムライン。
その実現に向けて、”いま” このフェーズにいられることは、本当に貴重な経験になると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました! 令和トラベルでは、「あたらしい旅行を、デザインする。」に共感し、仲間になっていただける方を各ポジションで募集しております!
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