Profile
谷本 阿英(Architecture/DesignTeam マネージャー)
大学卒業後、システムエンジニアとして従事。その後、設計への想いから組織設計事務所へ転職。さらに、不動産会社での設計、スタートアップでの規格住宅の商品企画・設計を経て、2023年にGAテクノロジーズへ入社。現在は新築アパート事業の設計チームマネージャーとして、設計業務および組織づくりを牽引している。
元エンジニアの建築士。ITを知るからこそ感じた、業界の「違和感」
大学では「居住環境」や「人間工学」を専攻。ビルなどの構造物よりも、身の回りの生活機器やインテリア、住宅、コミュニティ形成などのまちづくりといった人の手に届く領域を学びました。就職活動では、家以外の場所で人が多くの時間を過ごす「働く場」や「学ぶ場」などの空間づくりに携わりたいと、オフィスや教育ICT空間を作る会社に入社。しかし、配属先はエンジニア職でした。会社の人員的な事情もあり、未経験からのスタートでした。
想定とは異なる職種でインフラ構築やCMS開発などを担当し、ここでの3年間の経験が今のキャリアの土台になっています。その後、念願の設計職へ転身しましたが、そこで直面したのはアナログな現実。ITなら効率化できるのに。エンジニアとして合理性を知ってしまったからこそ抱いた違和感が、今の仕事につながっています。
「IT×建築」の融合。ゼロから創る“立ち上げ”のワクワク
GAテクノロジーズに出会ったのは、新卒時代の先輩からの紹介でした。「新しくアパート事業を立ち上げるんだけど、そこで設計をしてみない?」と声をかけてもらったのがきっかけです。
実は当初、少し迷いもありました。アパート設計の経験がなかったこと、そして何より、前職のスタートアップが激務で家族に心配をかけていたこと。働き方を改善したい思いがあったので、また立ち上げフェーズの環境に飛び込んで大丈夫だろうか、と考えたんです。
それでも入社を決めた理由は、私の求める「建築とITが融合する場所」も実現できるかもしれないと感じたからです。エンジニアとして働いていた3年間、学生時代の友人が設計の実務を積む中で、自分だけキャリアのスタートが遅れていることに強い焦りを感じていました。でも、アナログとデジタルの両方を知っている今なら、「建築側の立場」で、ITの力を活かした仕事ができるかもしれない。その軸にGAテクノロジーズはぴったりでした。
そして、先輩から聞いた「まだ何もない、これから作るんだよ」という状況に、理屈抜きで「楽しそう!」と思ったんです。整った環境ではないと分かりつつも、事業の立ち上げメンバーとしてゼロから作れるワクワク感が、最終的な決め手になりました。結果的に、当時感じた直感は間違っていなかったと、今は感じています。
私たちが担当するのは、投資用木造アパートの設計です。淡々と設計だけをするのではなく、「法的に問題なく建てられるか」「どうすれば入居者様・オーナー様両方にとって良い間取りを実現できるのか」と多角的な視点で考え、土地の仕入担当や施工担当等と連携しながら案件を進めます。自分の引いた図面が、プロジェクトを動かす「決定打」になる責任の重さと、事業を生み出す手応えは、この仕事だからこそ味わえる醍醐味です。
「攻め」と「守り」のバランス。事業を創る楽しさ
この仕事の面白さは、事業会社ならではの「異職種との距離の近さ」にあります。設計事務所時代は、周りは設計者ばかりでした。今は、同じ部署に土地を仕入れるメンバーがいて、工事担当者がいて、アセットプランナーがいる。外部のパートナー企業もいる。一つのアパートを作るために、全員がチームとして動いています。
仕入担当者やアセットプランナーは、事業を成長させるために「攻め」の姿勢で動きます。一方で、私たち設計は、建築基準法などの法律を遵守し、住む人の安全を担保する「守り」の要です。事業成長につながるからといって、無理な設計は当然できない。その上で、どうすれば事業としてもベストな状態を実現できるか。攻めと守りのバランスを取りながら、最適解を導き出すのは難しさもありつつ、やりがいでもあります。
最初は文字通り何もない状態からのスタートでしたが、今はチェックリストを充実させたり、標準図を整備したりと、組織としての基盤づくりも進めています。変化の多い状況を楽しみながら、自分たちで正解を作っていけるのは、立ち上げ期ならではの面白さです。
変化を楽しめる人と、組織の基盤を固めていきたい
入社時は設計の実務をほぼ私一人で担っていましたが、現在は頼れる仲間が増え、組織としての基盤が整ってきました。「ないなら作ればいい」と前向きに捉えられる人となら、今後の事業拡大を一緒にしていけるのではないかなと思っています。
私たちはまだ発展途上の組織で、ルールもフローも、事業の状況に合わせて柔軟に変えていく必要があります。「また変わったの?」とネガティブに捉えるのではなく、「状況が変わったなら、次はこうしよう」と前向きに動ける方と一緒に働きたいですね。スキル面では木造や共同住宅の経験があればスムーズですが、必須ではありません。実際にRC造の経験しかないメンバーも、入社後に木造を学びながら活躍しています。
GAテクノロジーズに対して「最新技術でなんでもできる」というイメージを持たれる方もいますが、実際の業務は「リアルな現場」にあります。仕入担当者と顔を突き合わせて相談し、工事担当と現場の状況を確認する。そんな対面でのコミュニケーションを大切にしています。
決まったものをただ作るのではなく、事業そのものを一緒に作り上げていく。そんな気概を持った方にとって、またとない「挑戦の舞台」になるはずです。目の前の仕事に全力で向き合うことが、そのまま事業の推進力になる。そんなめまぐるしい変化の渦中を、心から面白がれる方と一緒に働きたいですね。私たちと一緒に、新しいアパート事業のスタンダードを創っていきましょう。