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「独立はすればなんとかなる!」リプルで活躍する40歳技術者へインタビュー

株式会社リプルです。この度、日頃弊社のサービスを使って頂いている技術者の方と弊社代表の佐藤の対談記事をシリーズで行うことにしました。

今回こちらのシリーズを行うことになった理由が大きく2点。

まずは、これから独立を考えていたり、独立に何かしらの興味をお持ちの技術者の方に読んで頂きたいからです。製造業では技術者の独立がまだまだ当たり前になっていないからこそ、我々が実際に独立されている方の声を届けることで、業界の活性化に貢献したい次第です。

そして、弊社にご興味を持ってくれている方に仕事のイメージをなんとなくでも掴んでいただきたいからです。技術者と製造業のマッチングを行なっている当社ですが、実際にどんな方がどのように使ってくださっているかなどが分かる内容をお届けします。

是非最後までお読みください!!


プロフィール


大薗剣吾(Kengo Ozono)

写真左。

40歳、愛知県出身。東京大学 大学院工学研究科 マテリアル工学専攻 修了後、2005年に凸版印刷に入社。光学部材製造事業において、プロジェクタ用金型、液晶ディスプレイ用部材、半導体原版などの開発、生産技術に従事。多岐に渡り、表面技術関連の業務を経験。

その後、2017年に開業し、技術士事務所ソメイテックを設立。今はそれまでの経験を活かしながら、電子デバイスなどの薄膜系技術を中心に企業支援や開発を行っている。

佐藤大地(Daichi Sato)

写真右。

36歳、大阪府出身。株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア)出身。求人メディア(an、DODA)で営業を経験し、社内ベンチャーの経営顧問紹介事業へ参画し、管理職を歴任。中小〜大手上場企業まで1000社以上の商談、100名以上の専門家と共に仕事をし、あらゆる業界で多数のコンサルティングを実施。
2016年7月に株式会社リプルを設立。創業2年で約300社の大手上場企業と契約を締結。

若手技術者が経験を元に語る独立のリアルとは?


--定年を機に独立する人も多い中、40歳で独立されているんですね。独立組の中ではお若い方かと思うんですが、なぜ独立したんですか?

大薗:私の親が自営業だったので、その背中を見て独立という働き方に対するイメージが学生の時からうっすらはありました。具体的なイメージはありませんでしたが、親の生き方というのはずっと意識していましたね。将来自分も独立するんだという意志が昔からありました。

また、仕事で単身赴任が続いていて、全国異動も経験しました。働く場所を選べない不自由さを感じていたことも決断に至るきっかけになりました。


--そうなんですね、そもそも独立志向をお持ちの技術者の方は多いんですか?

大薗:私の周りを見渡す限りは、独立をしようと考えるケースはあまりないように思います。まだ事例も少ないので、独立を意識する機会も少ないのが原因なんですかね。ただ、現在の業務で良いのか?という悩みを持つ人は多いです。


--事例も少ない中、独立をするにあたって不安だったことはどんなことですか?

大薗:営業経験がないので、仕事を取れるかという心配が一番ありましたね。


--そんな中、仕事はどのようにとっていったんですか?

大薗:まず前提として、技術士という資格を2015年に取得していて、それが開業にも大きく繋がっています。技術士の集いがあって、横のつながりができました。そこで、開業に関する様々なアドバイスがあったので、営業をしてというよりは横のつながりから仕事を紹介してもらうケースが多かったです。


--実際に独立して、描いていたイメージとのギャップはありましたか?

大薗:どの業種でも言えることかもしれませんが、自分自身をコントロールしないといけないことです。何もかもが自己管理なので、怠けようと思えばいくらでも怠けられます。そこで、自分をいかに律するかというところは大事です。また、これはいい意味でのギャップですが、長時間の仕事をすることがあるんですが、仕事に対してのストレスや苦しさは減っています。


--業務量は増えているけどストレスが減っているんですね。何が糧になってますか?

大薗:はい、業務量が増えているのも自分の専門以外の仕事が発生するからなんですね。例えば、経費精算などのバックオフィス系の業務とか。会社に属していると、技術以外のことをすることはほぼありませんが、独立するとそういうわけにはいきません。初めてのことばかりです。

毎回効率よく業務を遂行することがまだできていないですが、初めてのことに取り組むことを楽しめているからストレスになっていないです。

あと独立って一人のイメージありますが、一人でやろうとするとなかなか難しいです。今まで以上に仲間やパートナーを作れるようにならないと個人で続けていくのは難しいです。


提供者とエンドユーザー、それぞれの立場から見たリプル

--ところで、リプルと大薗さんが出会った経緯はどんな感じだったんですか?

佐藤:弊社のデータベースが技術士会と連携しているんですね。取引先から案件を頂いた際に検索をかけたところ、大薗さんを見つけました。


--最初はそうだったんですね。その後実際に会われてみていかがでしたか?

大薗:佐藤さんのやっていることに感銘を受けたし、お互いスタートしたてで共感できる部分がとても多くて、仲間意識が生まれましたね。

佐藤;私も仲間意識をとても抱きました。大薗さんと弊社は、切り口は違うものの実現したい未来が一緒です。この出会いを機に大薗さんの参加している勉強会とかにも参加させてもらったりしている関係です。


--素敵な関係で素晴らしいですね。お互いどういったところに惹かれたんでしょうか?

佐藤:「技術者の働く自由を作る」というところです。弊社のビジネスは、最初はシニア層をターゲットにしていましたが、大薗さんのように若い方で独立する人もいるんだなと学びました。

これからの時代は色々な働き方が拡がる中で、製造業はまだまだ遅れています。もっともっと技術者が自分の経験を生かして働ける環境や可能性を広げていきたいという思いをお互いに持っています。



大薗:初めて佐藤さんとお会いした際にすごく情熱やパワーをいただきました。

この業界に若い力を感じさせるようなイメージを持っていなかったので、佐藤さんとの出会いは衝撃的でしたよ。


--第一印象とても良かったと思うんですが、その後にリプルのサービスを実際に使ってみていかがでしたか?

大薗:奥田さんという方に担当してもらっていますが、契約後もかなり寄り添っていただけました。一緒に会議に出席してもらったりして、クライアントへ我々のような専門家が言いにくい契約条件の話等を率先して伝えてくれたりとたくさんのサポートをしてくれてとてもありがたかったです。

実を言うと技術者って、場を和ませたり雰囲気づくりや会議を上手にまとめたりすることが苦手なんですよね。意外と会議が長くなったり、要点がまとまらなかったりしてしまうんです。そういう部分もサポートしてもらいました。


--登録してからはどんな感じで進むんですか?

佐藤:弊社サービスの話なので、私からお話ししますね。こちらHP(https://riple.co.jp/entry/)の応募ボタンを押してもらえれば弊社からメールが届きます。その際に職務経歴書を送ってもらうのでそちらのご準備だけお願いしています。その後、応募者の専門領域に詳しい弊社の人間が丁寧にカウンセリングをさせて頂く流れになります。


--ハイクラス技術者に特化しているサービスは他にあまりないかと思いますが、他の顧問紹介系のサービスには登録していましたか?

大薗:そうですね、地方自治体も含めていくつか登録しました。他社の場合は案件リストという形で送ってただくことも多いですが、リプルさんの場合は大勢に対して発信しているというよりは自分自身にちゃんと提案をしてくれていると感じました。

佐藤:すごく嬉しいお言葉ですね。弊社では技術者の方に寄り添うことをとても大切にしています。ですから、あえてアナログなこともします。

技術者の方とやりとりをしていると社内で専属担当のように誰かしらと信頼関係ができています。そこが登録者の人からすれば一つの安心材料になるのではないかなと思っています。

また、技術の世界ってとても広いので細かくコミュニケーションを取らないと適切なマッチングはできません。これからもどんどん弊社に技術ノウハウを蓄積していき、より円滑なマッチングを実現させたいです。

「技術者の独立」についてそれぞれの立場から思うこと


--大薗さんはどのような未来を描いて独立されたんですか?

大薗:技術者の仕事ってすごく面白いですし、社会的にも価値ある仕事です。なので、技術者が活躍することは社会のためになります。もちろん、製造業の技術者としてやっていると業務そのものの大変さがたくさんあります。新製品の開発ができないという大きなプレッシャーを抱えることもあれば、人間関係で苦しむこともある。もともと技術の世界で頑張りたいのに組織や人間関係などの相性の問題で最大限のパフォーマンスを発揮できないこともあります。そうなった時の解決策が現状は少ないと考えています。

そこで、もっと自分自身で主体的に働ける文化があってもいいんじゃないか?という風に思ったので、自身が体現することで他の技術者の選択肢を増やしたいです。若くから技術者として独立して活躍している方は、実は数十年前からいらっしゃるのですが、そういったことはごく一部の少数派だったのでまだ世の中に知られていません。これからもっと技術者の独立というキャリア・文化を広めていきたいです。


--製造業技術者で独立したい人に向けてそれぞれ一言ずつお願いします!

佐藤:是非弊社のサービスに登録してください(笑)真面目な話、独立して一番困るのってキャッシュだと思います。固定給がなくなった時に安定的にキャッシュを稼ぐのがまず必要になってくるので、うまくリプルを使って欲しいです。私たちが営業代行をして仕事をとってきます。そこでキャッシュが安定したら、夢に一歩近づける環境ができると思います。

製造業でもっと独立する人が増えて欲しいです。IT業界とかだと独立する人が多いですが、製造業はまだまだ遅れています。これから副業、フリーランスなど働き方が増えていく中で一歩踏み出す勇気を持って欲しいです。色々な不安があっても、リプルに登録すれば自分自身の市場価値が分かります。


大薗:まず素直に応援したいです。一方で、なぜ独立するかを考えることは重要かと身を以って感じています。一時的な現場からの逃れを目的として、独立を考える人もいるかもしれませんが、自分の描いている未来をよく考えることが大切です。

独立ってやってみるとなんとかなるんです。少し根性論かもしれませんが、なんとかしようとするからです。一方でこれまでの会社での経験がものすごく役に立ちます。それが糧になって独立開業後もなんとかすることが私にもできましたので、他にもできる人がたくさんいると思います。


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