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ROXX Cafe Report #お互いをリスペクトする

んにちは!ROXX人事の沼口です。
本日は、2023/10/18に実施したROXX Cafeの内容をお届けします!
※ROXX Cafeについてはこちらの記事をご覧ください
今回は、agent bank Operations事業部 杉本さん、Marketing事業部 近藤さん、CEOの中嶋さん、の三名にご登壇いただきました!
ファシリテーターは人事 菊川さんです。

テーマは「お互いをリスペクトする」です。お互いをリスペクトすることがなぜ大切なのでしょうか?それではレポートいってみましょう!

まずは自己紹介!

菊川:本日は創業期、第二創業期から働いていただいている皆様にご登壇いただきます!まずは自己紹介からお願いします!

中嶋:社長の中嶋です!よろしくお願いします!

杉本:Operations事業部の杉本と申します!2019年の2月に入社して5年目です。よろしくお願いします!

近藤:2016年の7月に入社し7年目になります。今は新規事業の推進を担当している近藤です!もともと、人事や、agent bankのマーケティングなど幅広くやってきました。よろしくお願いします!

              左から、杉本さん、近藤さん、中嶋さん

テーマは「お互いをリスペクトする」

菊川:はい、では始めていきましょう!本日のテーマは「お互いをリスペクトする」です。
参加いただいている皆さんから本日のテーマについて事前アンケートにて質問をいただいていますので、これを踏まえて普段なかなか聞けないようなことも聞きながら進めていきたいと思います!

「お互いにリスペクトする」というTuningをどう捉えているか?

菊川:まずは一つ目の質問です。「お互いにリスペクトする」は奥が深く定義が曖昧で、捉え方が人によって異なるものだと思うのですが、この「お互いにリスペクトする」というTuningが、ValueのBANDの要素に入っている理由も踏まえて、皆さんが「お互いをリスペクトする」をどう捉えているかお伺いしたいです!

中嶋:ValueのBANDは、できることが違う人が集まってやるから大きなことができる、ということなので、違うスキルがある、自分ができないことができるということに対するリスペクトですよね。
例えば私には杉本さんの仕事はできないですし、役職や役割とか関係なく、シンプルにすごいと思います。もし私がCX(Customer Experience:カスタマーエクスペリエンス、以下「CX」)組織をみたら、5日で崩壊すると思います(笑)特性や向き不向きってやっぱりありますよね。

杉本:ありがとうございます!特にCXにおいては、エージェント様と採用企業様、そして求職者様も我々の顧客ですし、社内でも関わるチームが多かったりするので、社外だけではなく社内を含めてリスペクトしないとやれない部分があります。
そもそもBANDっていう話で言うと、お客様もいて、社内にもこれだけ人数がいて、一人で仕事をしているわけはないと思うので、その上で絶対になきゃいけないものかなと私は思っています。

近藤:たまたま昨日、内定者インターンの方と一緒に、昔のROXXのValueを見たんですけど、初めて決めたのは2017年だったんですよ。その時から言葉は違えどBANDのニュアンスはありました。ROCK・JAZZ・PROGRESSIVEっていうやつなんですけど。その頃から変わらないんだなあと感じました。

中嶋:ちょっと昔の話は恥ずかしいからやめてほしいです(笑)
正直、創業期メンバーのバランスってあまりよくないのですが、結局言ってしまうと、この会社にはスーパーマンはいないんです。割と平均的にできる人ばかりで、超スペシャルな人はいないけど、だからこそちゃんと頑張っていかないといけないっていうカルチャーがあるんです。そんな中で大きな会社を作ろうと思ったら、必然的にBANDの概念は必要になりますよね。

杉本:ROXXのどの仕事でも人の力が必要なので、リスペクト無しにはやれないと思います。

中嶋:営業するにしても、売るプロダクトがあって成り立つし、求職者様との面談だって集客してくれて求人企業様の求人があるからできるわけだし、それをやるための資金を集めてきてるからだし、自分がやってる、なんて言える立場じゃないっていうのは自分も含めてそうだなと思います。
そういう意味ではやっぱり、違う事をやってる人たちがいるっていうのは、大前提としてリスペクトすべきって話じゃないかと思います。
リスペクトしている人について
菊川:本日ご登壇されている皆さんには、社内外含め特にリスペクトされてる方はいらっしゃいますか?そしてその方のどういうところをリスペクトしていますか?という質問です。

杉本:難しい質問なので最後が良かったんですけど(笑)、リスペクトしてる人はたくさんいるっていうのが正直なところです。社内にも社外にもいます。
社外だと、インターンをしていた時に話を聞いてもらったりしていた方ですね。どうしても会社の中だけだと視野が狭くなってしまうので、今こういう壁にぶち当たっているんですっていうのを、社外の人に聞く機会があるので社外にもリスペクトしてる人がたくさんいます。
社内でいうと、正直私はチームメンバーのことをめちゃくちゃリスペクトしているし、誇りに思っています。
私にはないものを一人一人個性として持ってたりするので、BANDって本当にこういうことだなみたいなのを、メンバーが教えてくれてるかなと思います。

中嶋:もう我々コメントできることないんじゃないでしょうか(笑)近藤さん、ありますか?

近藤:そうですね、自分の持ってない視点を持っているとか、そういう人を結構リスペクトしてるなっていうのが共通して思っているところですね。
例えば、今、内定者インターンの方と仕事をしているのですが、彼には自分の持ってない当たり前の基準とかもあったりして、そういうところはメンバーから学べるしリスペクトしているところです。

中嶋:そんな近藤さんが新卒で就職した頃は、めちゃくちゃ働かれていましたよね。辛いこともあったかと思うのですが、その頃の上司の方を今も師匠と慕ってリスペクトされていますよね。そこにはどういう理由があるのでしょうか?

近藤:やっぱり一社目の一人目の上司という存在は大きいです。
シンプルに、僕はこの人みたいになりたいなと思っていました。成果を出せるし、厳しいながらも自分に愛を持って接してくれたなと。厳しいことも言ってくれるし、飲み会も誘ってくれるし、絶対何か相談したら1on1などしてくれるし、本当に感謝しています。

中嶋:一人目が優秀な方っていうのはありがたいことですよね。

杉本:ちなみに優秀さって何で見てたんでしょうか?仕事ができるっていうのを見て、尊敬していたのでしょうか?もちろんパーソナルな部分も含めてだとは思うのですが。

近藤:コトとヒトの両方を育ててもらえたことですね。仕事の成果もちゃんと出せるし、人間的な面でも良かったなと思っています。

杉本:厳しさにちゃんと意味があるというのが分かってたんですね。

中嶋:リスペクトする対象って結構大事ですよね。私自身も結構リスペクトする対象が変わってきている自覚があります。
近藤さんなら新卒のときの上司、杉本さんならインターン時代のメンター、今日参加している皆さんにはそういう方はいらっしゃいますか?
(1/4ほどが挙手)
少ないですね、、!今すぐ探した方がいいです。
本当に、こういうリスペクトできる方がいるかいないかで、変わってきます。
リスペクトって、しよう思ってするもんじゃないよな、と今日来る時にずっと考えてたんです。せざるを得ないくらい自分との差を感じた時に生まれるものだよなあ、と。

杉本:それでいうと両面あると思っています。相手に対してリスペクトするっていうのは、相手のことを知って、自分との差分を知るからリスペクトできるってことで、差分を知るってことは、その時自分の立ち位置が分かってないとできないよなと。それが分かって初めてリスペクトをできるのかなって思いました。

中嶋:確かにそうですね。世の中的にリスペクトっていうと、敬意を持ちましょうみたいなニュアンスが強いと思うんですが、仕事上のリスペクトっていうと、自分の弱みを認めてプライドを捨てましょうっていうニュアンスと結構近いなって思います。
仕事においてはそういう圧倒的にすごい人に出会ってないと、自分がすごいと勘違いしちゃうんですよ。なので、そういう人に出会うにはどうすればいいかって、ちょっとテーマと違ってきてはいますが、そう考えるのもいいと思います。
そういう人と比べざるを得ない状況に自分を置いてみるとか、フィードバックの話にも繋がると思うのですが、そういうのをやらないといけないですよね。

近藤:それで言うと、いきなり初対面でリスペクトするっていうのはあんまりないですよね。話してコミュニケーションを取る中で生まれるものかなと思うので、先ほど手が上がらなかった方々は、逆にもっとコミュニケーションを増やしていくのもいいかもしれません。

菊川:リスペクトしようとしてするというよりかは、結果的に生まれるもの、ということですね。

中嶋:リスペクトしようと思ってる時点で違和感があります。リスペクトせざるを得ない、という表現がしっくりくるのですが、そういう人には早く出会ったほうがいいし、やっぱり自分が成長するとリスペクトする相手も変わるんです。昔は本を読んですごい、と思ってた遠い存在も、実際に会って話して差分を受け入れざるを得ない状況で見せつけられた時に、なんでその差分があるのかを考えるし、より凄みが分かってくると思います。
そういう出会いがあると、人生が変わります。

杉本:そういうリスペクトが、仕事をする上で当たり前にあるものだと思うんですが、その当たり前にある「お互いをリスペクトする」っていうことを、あえてやっぱりTuningにこの会社が入れてるっていうのは、ただ一緒に働く人とかお客様を尊敬しましょうってことよりも、もう一段リスペクトの意味合いが深いのかなと、今話してて思いました。

中嶋:なんでTuningに「お互いをリスペクトする」を入れたかという話になりますが、このTuningについてちゃんと説明すると、全部アンチパターンから来てるんです。
理想からこうしましょうというより、二度とこんな問題起こさせないっていう、この10年自分たちが苦労したこととか、その原因を探っていった時に根本にある、これはダメだっていうものをTuningにしています。
リスペクトがない状態がどういうものかというと、あの人はダメだとかあれがダメだとか、
完全に他責状態というか、一時的に能力が足りてないとか単純にコミュニケーション取れてないが故に、誰々が悪いみたいな決めつけをしたり、ネガティブな噂話が蔓延している状態ですね。こういう本人に直接言えないようなことを裏で言うのは、本当にやめたほうがいいと思っています。でも割とこういうことをする人っているんです。
なので、そういう意味で最低限の人格として持っててほしいのは、やっぱり面と向かって言えないことは言うんじゃない、っていうことで、当たり前に理解はできるんだけどできていないことを入れました。
なので、「お互いをリスペクトする」は土台中の土台です。

「お互いをリスペクトする」のTuningにまつわる失敗談について

菊川:アンチパターンから来てるという話だったと思うのですが、この「お互いをリスペクトする」のTuningにまつわる、ご自身の失敗談はありますでしょうか?

杉本:失敗談と逸れてしまうんですけど、今日の登壇にあたってTuningを見直す中で、「お互いをリスペクトする」ってBANDで、ROCKの「正々堂々と意見を言う」のTuningに繋がってるなっていうのを感じていて、そこがこのROXXのTuningなのかなっていうのが、先ほどの中嶋さんの話にも繋がっているかなと思っています。
お互いをリスペクトするって、相手のことを受け入れてそうだよねっていうことじゃなくて、その次の「正々堂々と意見を言う」に繋がっていて、それを聞いた上で間違ってることは間違ってるってちゃんと言ったり、いろんな意見がある中でも言うことはちゃんと言うみたいなところなのかなと思います。私は、入社したての頃は割と事なかれ主義というか、あるものをいったん受け入れておこう、みたいな感じだったんですけど、やっぱり途中で良くないなと思ったらちゃんと言うし、改善するし、リスペクトした上で正々堂々と意見を言うってことが必要だなっていうのは自分自身でも反省して、いろんな人と話したりしながら、この人こういう風に意見言うの素敵だなとか、いろんな人のいいところを吸収して、自分のことを少しずつ言えるようになってきたのかなって思っています。

菊川:言えない時と言えるようになった今、感覚は違いますか?

杉本:全然違いますね。言えない時は、体内で爆発させてる感覚でした(笑)
イライラしながらも言えないから、体内で爆発させていました。

中嶋:それはもしかしたら、配慮と遠慮を間違えてるからかもしれません。
相手の立場など配慮した上で言ったほうがいいですよね、私自身苦手ではありますが(笑)

杉本:そうですね、とも言いづらいです(笑)

中嶋:結局、まず自分の中でどうにか処理しようっていうのは時間の無駄かなと。

杉本:そうですね。この体内で爆発させてるのを外部の人とかに相談すると、こういう風に言ったらいいんじゃないとか、的確なアドバイスをもらえたっていうのも変わるきっかけにはなってきたのかなと思います。

近藤:失敗、そうですね。確かに、言い方について結構失敗した経験があります。
自分は起きたことに対して言ってるつもりだったのですが、実はその人の人格を責めてしまっていた、みたいなことがありました。本当は、起きたミスに対して言っているつもりが、本人が自分の人格否定されていると捉えてしまって、そこでリスペクトする関係性が作れなくなり、この後お互いに言い合える関係になれなかったなっていうのは、失敗としてありました。
これに関して思うのが、お互いにリスペクトする上で、言う方はもちろん、フィードバックをもらう方も結構トレーニングが必要だなと。どっちかっていうと言う側の方の視点の良し悪しが世間では取り沙汰されるんですけど、意外と言われる側の力も重要だなっていうのは、失敗から学んだところだなって思いますね。

中嶋:失敗談の一つは、間違った人をリスペクトしていたということですね。これは多くの人に気をつけてほしいポイントになります。リスペクトしている人の基準に合わせて頑張ることになるので、その基準を誰に、どこに作るかっていうのは大事だと思います。
考え方とかやり方が世の中一般でどこまで通用するかとか、前職では通用していたけど場所を変えると通用しないみたいなこともあるので、間違ったものをリスペクトするとそれが自分のスタイルになってしまうので、それで痛い思いをしたのは結構あります。よかれと思ってやっていても、それが今の環境に合わないなんてことは起こりうるので、そこはやっぱり、今の環境に合ってるんだっけ、前職で正しくてもここはROXXだから変えなきゃいけないよねっていうのは大前提あるんじゃないかなと思います。

あとはやっぱり身近にいる人を軽く見すぎ、という問題もありますよね。
近くにいる人とちゃんとコミュニケーションを取ったことが実はなくて、意外とお互いのことを知らないということなのかなと。みんな最初の自己紹介で自分を曝け出すワケじゃないですよね、恥ずかしがりなので。オープンなほうがやっぱりお互いのこと知れるし、一緒にいる期間があって気づけるその人の良い部分って必ずあるので、パッと見てこう輝くものがあるっていうのと長く一緒にいて良さに気づくのとは全く違うので、自分の捉え方で相手の見方は変わることはあると思います。
そういう意味ではROXXに2〜3年以上いる人たちはみんなすごいです。
最初は大丈夫かなって思ってもやっていく中で変わっていくし、アピールすることやリスペクトさせようとすることを頑張らないで欲しいなと思います。自然にやっていく中で、相手のことをちゃんと知るとか自分が目指してるものがレベルとして正しいかっていうフィードバックを、特に若い我々はここを間違うと一生レベルが低いままになると思っています。
そういう意味では、私は業界のスーパースター達に関われる機会があったので、本当にラッキーでした。やっぱりより上の方に接点をもらいに行くというのは見えているのも全然違うので、かなり大事です。そういう意味で、組織の階層は結構大事だと思います。考えなきゃいけない範囲がめちゃくちゃ広いし、上に行けば行くほどやらなきゃいけないことは増えますよね。

約60名の方にご参加いただきました!

相手を理解するにあたって気をつけていることについて

菊川:社内のチームメンバーや横のチームのメンバーの相手を理解するにあたってコミュニケーションで気を遣っていることや工夫していることについて教えてください。

杉本:採用面接のときに、私は必ず趣味を聞くようにしています。
面接は面接でやりつつ、趣味って自分の一番好きなものとかだったりするので、そこに対してどういう話し方をするのかなどが一番その方の本質なのかなって思うので、必ず聞くようにしています。入社した人にも定期的にどうなりたいかを聞いています。やっぱり目指すところが決まっていて、そのラインにいる人に聞くと一番適切で自分が求めているフィードバックをもらえるし、そのラインの上であればあるほどだんだん伸ばしていけると思うので。

中嶋:でも、出てこない人もいますよね?

杉本:そうですね、でも本当に今よりちょっと上でいいんです。例えば、毎月ネイルを可愛くしたいとかでよくて、そのためにはでもネイルにかけるお金や時間が必要で、何よりそれを可愛いと思える心が必要なので、それってどういうことなんだろうっていうのがどんなに小さいことでもあるので、しつこいなって思われてると思うんですけど(笑)、そういうことを1on1でも年に何回も聞いています。

中嶋:どうやったら杉本さんみたいな人間になれるんですか?(笑)

杉本:なる必要はないんですよ。お互いをリスペクトするっていうことは、それぞれの良さがあるっていうことなんで。

中嶋:そうですね、素晴らしい。
でもやっぱり、一緒に過ごす時間の量を増やすのは、めちゃくちゃシンプルな解決方法だと思います。

近藤:仕事以外のことを知れるのがいいですよね。その人の好きなことだったりとか。

中嶋:そうですね。ROXXは私が友達を集めて人生やり直すぞ、といって始まった会社なので、やっぱり根本的にお互いのことを知っているからこそ続いているのはあると思います。
この人にはこういう良いところがあるし、こういうときにはこうなるからっていうのが分かってるからこそリスペクトできるのはあるし、残念ながらできない部分もあります。
良くないっていうのも分かってるけど、これも含めてトータルの関係なので、きれいな話だけじゃなくてダークな部分も含めてみんなあるし、そこまで知らないと、良い付き合いとか深い関係とか、そういう中でお互い足りない部分がでてくるみたいなところまで至らないのかなと思います。逆にそこまで至って初めて見えてくるものやできることが増えるので、一つの職場の中での接し方、過ごし方など、結構個々人のやり方や時間の使い方次第ですね。

チーム内でお互いをリスペクトするためにやっていることについて

近藤:杉本さんに質問していいですか?
杉本さんがメンバーを知るため工夫していることを先ほどお話しいただいたかと思うんですけど、チーム間でそれを他のメンバー同士がやるためにチームとしてやってることはありますか?

杉本:チーム内でお互いをリスペクトするためにやっていることですね。
プライベートな情報はそこまで開示はもちろんしないですけど、めっちゃ具体的な話とかで言ったら怒られちゃいますかね(笑)
例えば、他部署から異動してきてくれたメンバーがいらっしゃるんですけど、その方ってスイカがめちゃめちゃ好きなんですよ。そういうのを共有することで、お休みの日なんかにスイカを見かけたらその方に教えてあげようって思うし、出社の際の話題にもなります。そうすることでチーム内のコミュニケーションが活発になるので、リスペクトというよりかはお互いを知るために必要な情報として共有したりします。あとは業務においては、チーム間でのやり取りが多い部署なので、特にテキストでのやり取りにおいて、言い方とか、言葉使いなど細かいところで注意したりはしているかなと思います。
お互いリスペクトできるような前提の状態っていうのを作るようにしている形ですね。

近藤:ありがとうございます。自分にはあまりテクニックがないので、話す時間を業務内外でいっぱい作るのと、あと業務中にも、おそらく仕事以外の話を1週間のうち30分はしてるはずなので、私と一緒に仕事をする人は仕事以外のコミュニケーションも結構多いと感じてるんだなと思います。

中嶋:その、リスペクトというか関係性において上下と左右っていうのがあると思ってて、いわゆる横の関係っていうのは同僚とか比較的近いレイヤーのなかで作る関係性が得意な人と、上下が得意な人って結構分かれるんですよね。
私の場合は上が多いので、そのお話を改めてすると、圧倒的に上と触れる時間が多かったから足りないものが見えたのですが、こういう行動が実は足りない人の方が多いんじゃないかなって見てて思います。
横はコミュニケーションを取り始めやすいんだけど、やっぱり1つ2つ上のレイヤーの人と食事に行ける人が3人いますっていう人はあまりいないと思うんです。
そういう人を作ろうと思わないと絶対に作れないんですよね。その1回目をちゃんと設計できるかも大事です。そう言う意味では入社したばかりの人とかはラッキーで、食事に誘って拒む人っていないと思うんです。行って合わなくても、それはそれでいいと思います。
その機会を自分から作りにいかないといけないのかなと思います。
例えばROXX LIVEの後も、いつもと違う人と話そうと動ける人はやっぱり変わるし、向き不向きはあれどやったほうが絶対にいいよなと思っています。どう考えても仲間が多い方がパフォーマンスは上がるし、上のレイヤーから学べる量が多いほど成長は早いし、躊躇するのはもったいないなと思う部分はあります。
起業家同士のコミュニティーでも上のレイヤー方のところには全員が集まるんです。どうにかそこで関係性を作ろうという、やっぱりそういう人がいっぱいいる中にいるからこそ、恥ずかしがってる場合ではなく、スキルアップや最短で成長するとか結果を出す時に助けてもらえるっていうのはめちゃくちゃ大事だなと思います。
なので、性格とか恥ずかしいとか緊張しちゃうのも分かるんだけど、2回3回行けば緊張なんかなくなりますし、だからそこを突破できる行動力みたいなのがあると、例えば自分が見えてないものが見えてくるんじゃないかな、と思います。

菊川:ありがとうございます。
では皆さんから質問をいただきたいと思います!

社内外の人と知り合うためのアクションについて

鈴木:社内外の人を知りにいくにはどういうアクションをするのがよいのでしょうか?

杉本:私の場合、知り合いの知り合いみたいな繋がりがあります。やっぱりこういう悩みがあるんだよね、みたいなのを、ポロッと言ったりすると、うちの社内でこうやってる人いるよみたいなのを誰かが教えてくれて、場をセッティングしてもらえたりします。
悩みを相談していると必ず手を差し伸べてくれる人が出てくるので、悩みを周りに巻き散らすと、意外と誰かが教えてくれたりとか繋いでくれたりするかなっていうのははありますね。

中嶋:知り合いの知り合いから徐々に徐々にっていう感じだとは思います。そして特に社外だと、一回で出会えるとは限らないかなと思います。
繰り返し繰り返し何かに繋げたいと思って行動すると思うのですが、私自身10年やってみたなかで分かったのは、最初から当たりを引くような期待値ではいないほうがいいかなということです。
特に、場数は大事ですね、週に何人の方に会って話を聞いているかは大事です。もし1年前と今で大して変わってないんだったら、外に出てないよねっていう指標になると思います。そして交流幅が広がっていない場合は井の中の蛙になっていないかな、と危機意識を持つべきだと思います。どこかに飛び出していくっていうのが大事かなと。まあそういう友達を作るとか、社内でもこういう場に行くとか、そういうところじゃないですか。

杉本:社内でも多分こういうことが課題であって、こういうこと解決したいっていうのをいろんな人に言うと、意外と違うところでその課題を乗り越えた人とかがいたりするので、そういう人に話を聞くとかのは身近なところからできるかなと思います。

中嶋:知り合おうと思って行くのではなく、自分の今持っている課題を解決するために誰を見つけたいか、と考えると考えやすいかもしれません。仲良くなろうとするのは難しい部分もあるので。

杉本:そうですね。それも一つの方法としてはあると思うんですけど、どっちもできるとめちゃめちゃ最終的に早いかなとは思います。

菊川:あとはレスポンスも大事ですよね。誰かと会って、その会が終わった後にSNSでグループができたりした際に、今日はありがとうとか、その一言が瞬時に入ってくるとやっぱり記憶に残るんですよね。その辺は中嶋さんが得意なところなのかなと思います。

中嶋:そういう意味で、そういう場にも慣れれば怖くないです。
あとは会社の中でやってることが大きくなればなるほど、外に向きやすくなるのは事実だと思います。そこにはご自身の頑張りが出るし、やっぱりすごい人は簡単には会ってくれません。自分がレベルアップしないといけないのも事実です。今私が実際にリスペクトしている方も、投資家の方に紹介をされて知り合えた形ですし、その投資家の方が私を連れて行こうと思わないとなかった機会なんです。やっぱり連れて行くとなると知らない人は連れて行かないでしょうし、なんか誘いやすい、誘われやすいみたいなポジションは大事で、私は意外と誘っていただけるんです。そういう中で色んな人と会話して、自分に足りない部分に気づいて、やり方が見えてきて、そうやってたらまた成長して、会う人のレイヤーが変わって、という流れかなと思います。

嫌いな人との向き合い方について

菊川:次に質問のある方はいらっしゃいますか?

中嶋:山田さん、質問はありますか?(笑)

山田:ご指名ありがとうございます!どうしても嫌いな人とはどう向き合えば良いですか?リスペクトしなくて良いんでしょうか?

中嶋:無理にリスペクトしなくていいんじゃないでしょうか。嫌いな人でも、その人のできている部分が見えたら成長だと思います。嫌いだけどこの人ここまでやれるのすごいなって思えるイメージです。
一方でいろんな人の話を聞く中で、好きとか嫌いという感情に支配されすぎている方が多いな、と思うことが多々あります。全員に嫌われないようにするくらいなら、誰かにすごく好かれたほうが幸せだと思うし、自分のことを嫌いな人はある程度受け流さないとやってられないよっていうのは、マインドセットとしてはありますね。なので、嫌いとか好きとかっていう感情はなるべく排除しないと仕事なんてできないと思っています。成果にそれは関係ないので。つまり、結構ドラスティックに捉えるべきであって、嫌いだけどすごいところはあるし、だから、好きと嫌いっていう感情はプライベートにおいてきた方がいいなと思っています。
とはいえ嫌いな人を好きになることもあるし、一緒に時間を過ごすことで分かってくることでもあるのかなと思います。仕事をする上で良い関係と、好き嫌い、仲が良い悪いは違うということですね。その観点で、関係が希薄な人が多いなと思います。それは仕事上不利だし、実は誰も言ってくれない真実だったりもします。仕事をする上で必要な関係性は作るべきだし、プライベートの人格とは分けて考えた方が良いですね。キャラクターは作れるし、オンオフの概念があるのは当然かなと思います。なので、リスペクトは大事だけど好き嫌いを仕事に持ち込まないでほしいなと思います。
ある意味、嫌われないようにしない、というのもROXXにおいては大事かもしれません。

信頼関係構築において取り組んでいきたいテーマについて

菊川:次の10年大きなテーマに向き合っていくわけですが、信頼関係を築くために今期のテーマを掲げるとすると、どんなことに取り組んでいきたいですか?

近藤:これまではやっぱり事業部単位でやってきたところが大きいので、今後は事業部間で連携しながら、良いサービスを作っていくというところを全社的にやっていきたいなと思っています。それをやるために、事業部間のコラボレーションを円滑に進めるにはどんなことをやっていこうかを考えながらやっていきたいです。

杉本:ちょっと個人的なテーマっぽくなってしまうんですけど、5年前に、メンバーで入って、リーダー、マネージャーを経て、今、GMにならせていただいてということで、全部のロールを今経験中というところなんですね。それぞれのパートで、いろんな部下や上司、その関わりもかなり変わってきたので、改めて自分が新しいロールに挑戦するにあたって、リスペクトの対象も変わってくるかなと思うので、そういったところを自分自身もちゃんと咀嚼していきたいなと思います。そして今後、そういうロールにどんどん挑戦していく人が、同じような壁にぶつかったときに、フィードバックできるような存在になっていきたいなと思っています。

菊川:ありがとうございます。

中嶋:そうですね。もっといろんな人にいろんな影響を与えたいなと思います。
最近はどうしてもこの人数規模になって皆さんと面で接することが増えてしまっているんですが、そういう中でも皆さんにとって何らかプラスになるようなことを伝えられるようにしたいです。まだ、伝えられる規模だと思っています。なので、この会社を250人という型紙で捉えると、関係性が希薄に薄く感じるのですが、部署で切り取ったら1クラスにも満たないような規模感の集まりでしかないし、この1年に入った人が大半の中でもっと関係を作るとか、お互い助け合うとか、お互いのことをちゃんと知ってるというのは、より頑張らなきゃいけないことですね。
それは自分の人生にとってもそうだし、本当に成長しようと思ったら、ただ目の前のようなことばかりやっていても無理なので、そこをやっぱり私も手伝っていきたいし、早くそれに気づいた方が、絶対成長できると思うんですよね。なので、このお互いを知る機会を私も作りたいと思っているし、皆さんもそこに対してもっと積極的になっていただきたいです。今日、50人くらい参加してくれていると思うのですが、この50人はこの会社における大事な大事な上位20%なんです。もうそれは間違いないんです、だって来なくてもいい場なので。この20%の人たちが会社を変えていく側だし、何か変わろうと思っていないと、こういう時間の使い方をしないはずなんです。
ただ、いい話を聞いたな、で終わってみては何の意味もないので、ぜひ行動してみてください、誰か誘ってみてください。そうすると、この人数が倍になるわけだし、その中でみんながもっとやりやすく、いろんな繋がりができるといいなと思います。楽しくやってほしいし、やっぱり成長しようと思った時に一人では難しいので、その時にお互いをリスペクトしてほしいですね。
誰がいいか悪いかじゃなくて、それを見つけようとすることが大事だし意識的に動いてみてね、という感じです。
会社のBarももっと使ってください!ご自身で機会を作ってください!
当たり前に目の前の仕事を一生懸命やるのは大事なんですが、その10%の時間をそうじゃないものに当てたほうが、残り9割の動き方が変わります。個人で頑張っているんだとしたら、頑張っている姿は評価するけど、成果が出にくい人は今のROXXには結構多いんじゃないかなと思います。
真面目故に自分でどうにかしなきゃという空振りが多すぎるのが実情かなと思うので、もっと周りにヒントを求めに行ってほしいし、そういう部分から私も機会を作っていければなと思います。

菊川:ありがとうございました!では皆さん拍手をお願いいたします!

参加者の声をご紹介!

最後に、参加者した方からの感想を一部ご紹介します!

・ROXXにおけるリスペクトの解釈と、他人をリスペクトする側のスタンスを学ぶ事ができた。
・たくさんの人の時間を自発的に取りに行く、という話については自分含めROXXほとんどができていないことだと思います。そういう文化は大事にしていきたい一方で、それができない理由もわかるので、自分もマネジメントに携わるなかでメンバーや他部署の方々と交流を深めるためのなにか仕組みを作りたいと思いました。

社内アンケートより

アンケート内容からも「お互いをリスペクトする」のTuningに対しての理解が深まっているだけでなく、そのために行動することの必要性が伝わっていることが伺えました。

これからも毎月開催予定ですので、少しでも興味が湧いた方は、ぜひ参加してみてくださいね。
以上、ROXX Cafe「お互いをリスペクトする」回のレポートをお届けしました!
ROXX Cafeいいね!と思った方はぜひスキをお願いします!
次回もお楽しみに〜!


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