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元実業団女子ソフトボール選手が目指す、最強で最良で最高のデイサービス。【前編】

2022年8月2日、りふりの3店舗目、「生活リハビリデイサービスりふり亀有店」がオープンしました。施設長に抜擢されたのは、りふり柴又店で介護福祉士として活躍していた鈴木美帆さん。ソフトボール女子実業団チームで活躍したのち、介護の道へ進んだ異色の経歴の持ち主です。2020年からは、はり師・きゅう師の国家資格取得を目指して専門学校に通い、仕事と学業を両立させながら、新店舗オープンの準備に奔走してきました。そんな鈴木施設長に、どんなデイサービスを目指していくのか、詳しく話を聞きました。

周りに恩返しするために、施設長にチャレンジ

――施設長に決まった時の気持ちを教えてください。

新しい店舗の施設長のお話をいただいた時は、鍼灸の専門学校にも通っていて、正直、自分には難しいだろうなと思っていました。でも、周りの皆さんがサポートすると言ってくれて、恩返しするチャンスだと思ってチャレンジすることを決めました。

柴又店では、立ち上げからこれまでにいろんなことがあって、大変なこともありましたが、本当に人に恵まれていたので、いつかみんなに恩返ししたいという思いがずっとあったんです。

私が施設長になれば、介護とITとデザインの無限の可能性をもっと形にできるかもしれない、それによって、利用者さま、ご家族、働くスタッフにとってより良い環境がつくれるのではないかと思いました。


――学校に通いながらチャレンジすることへの葛藤や迷いもあったのでは?

大いにありましたね。一方で、私が施設長を引き受けることで、それすらもプラスにできるようにしたいとも思いました。

例えば、介護や育児をしている方が施設長をやりたいと思った時に、それをバックアップしてくれる会社だと思ってもらえるかもしれない。そういう道筋を作っていけたらいいなと思いました。

オープニングスタッフのみんなにはすごく迷惑がかかってしまうかもしれないけれど、本社の皆さんはじめ、フォローアップしてくださる方たちがたくさんいる中でオープンできるのはすごくありがたいです。

抜擢はしていただきましたけど、全部自分でやろうなんて到底無理な話ですし、皆さんあっての私なので、自分ができない部分は誰かに頼ってもいいんじゃないかと思っています。




――施設長として大切にしたいことはなんですか?

デイサービスって本当にチームプレーだと思うんです。

私は中学から実業団まで長年ソフトボールに関わってきましたが、ソフトボールよりもチームプレーだなと実感しますし、チームプレーには信頼関係が大事です。

これまでは信頼できる気の知れた仲間たちと働くことができていたので、亀有店でも仕事を通じて信頼関係を築いていきたいです。

“働く”は“人のために動く” と書きますが、私はずっと人のために動いていたいと思っています。もともと周りの人を笑顔にしたいっていう大きな思いがあって、そのために働きたいと思っているので、普段の働きぶりを見せることで、その思いをわかってくれる人もいるんじゃないかなと思います。

ただ、私が学校に行っていることもあり、一緒に働く時間が短くなってしまうので、そのぶん密度の濃いフォローアップができればと考えています。

働くスタッフがデイサービスの雰囲気を作っていくと思うので、とにかく人を大事にしていきたいですね。


チームワークを大切にしながら、周りの人を笑顔に

――どんなデイサービスを目指していますか?

りふりの理念や自分自身の思いを「周りの人を笑顔にする」という考え方を忘れずに、利用者さま、ご家族さま、ケアマネージャーさん、地域の方にとっても、どんな時も愛される亀有店でありたいです。

安心・安全で過ごせる空間であることは大前提として、利用者さまにとっての居心地のいい空間を追求していきたいと思っています。ここにいたら元気になれる、なんだか落ち着く、感じ方はそれぞれだと思いますが、なぜか行きたくなるような場所にできるといいですね。

内装は北欧のような落ち着いた雰囲気のコンセプトですが、目に見えない空気感をつくっていくのは私たちの行動だと思っています。挨拶をする、返事をする、言葉遣いを大切にする、耳を傾けるなど、当たり前のことをしっかりやりながら、「利用者さまにとって居心地のいい空間」を目指していきたいと思います。


――居心地のいい空間をつくるためには何が大切でしょうか?

相手のことを考えるということだと思います。

利用者さま、ご家族、一緒に働くスタッフ、相手の立場になって考え、動くことがすごく大切です。

以前、柴又店の仲間に、「いろいろなスタッフがそれぞれの雰囲気や対応の仕方を持っていて、それでいろいろな利用者さんに対応できるのがデイサービス。それってすごくいいよね」と言われたことがありました。

それまでの私はどちらかというと、自分がいいと思うことを全員に共有して、チーム全体が同じ方向になることを良しとしていたのですが、一人ひとりの個性を生かせばさらにいろんな利用者さまに喜んでいただけるという発想にハッとして、すごく腑に落ちたんです。

例えば、私みたいに明るく元気なタイプが苦手だと感じる方もいますよね。そういう方にとっては、全員が元気なデイサービスより、落ち着いた雰囲気のスタッフもいるデイサービスの方が居心地がいいかもしれない。スタッフ一人ひとりの個性を大切にしながら、いろいろな利用者さんに寄り添っていける空間を目指していきたいと思います。




――亀有店として力を入れていきたいことはありますか?

りふりの根底にある利用者さんへの想い、「リハビリを通して自由を取り戻す」という理念は引き継ぎつつ、亀有店ではさらに「ITとデザインと介護」の融合を具現化していきたいです。

私がシグニフィに入社するきっかけとなったコンセプトでもあるので、そのワクワクドキドキを自分らしく形にしていけたらなと思っています。

りふりで働いているスタッフはポテンシャルが本当に高くて、なんでもやってしまうところがあるのですが、スタッフの力だけに頼るのではなくて、うまくITを活用して余裕を生み出せたら、利用者さま一人ひとりによりフォーカスした対応ができ、さらにいいデイサービスになるんじゃないかと思います。

――ITを活用して、さらに利用者さまのパーソナルな部分にフォーカスしていきたいと考えているんですね。

りふりは、利用者さまのことをしっかり見て、気を配れるスタッフが多いので、ツールを使うことでそれをご家族さまやケアマネージャーさんにどんどん共有していけたら、利用者さまにとってさらに過ごしやすい環境がつくっていけるのではないかと思っています。

今でも健康状態や歩行状態などは共有していますが、りふりでの過ごし方や気づいたことなど、音声をリアルタイムで記録して、例えば、「今日はYouTubeで◯◯という歌を聴いていました、実はこういう音楽が好きみたいです」といったように、細かいところまでご家族さまやケアマネージャーさんに共有できたらと思います。

あとは、オンラインデイサービスも活用していきたいです。

コロナ禍もあり、人が集まる場所に行きにくい方が増えて、体を動かす機会が減っていますが、健康という観点でいえば毎日体を動かすことも大切です。リアルとオンラインの特性をバランスよく活用していくことで、利用者さまの心身の健康に寄与できることも増えていくのかなと思います。



――どんなチームを目指しますか?

周りの人に助けてもらっている人生で、まだまだ足りないところも多いですが、スタッフと一緒に成長していけたらいいなと思います。

自分の足りないところはそれを得意とするスタッフに任せることも大切ですし、そういう意味ではいろいろな力を持っている人たちが集まってくれているので、そのぶん可能性も広がっていくのではないでしょうか。

ソフトボール部の監督をやっていた時は、愛されるチームになろうという意識が常にありました。勝つことももちろん大切ですが、人間味があるチームじゃないと愛されないですし、応援してもらえなければチームを続けていくことが難しくなります。「愛されるチーム」を根底に、最強と最良を目指していこうと選手と一緒に頑張っていました。結果、そのチームはすごく周りの人から応援してもらえて、愛されるチームだったと今でも思っています。

りふりもそんなふうにできたらいいと思います。目標や目的もみんなで話し合って、いろいろな意見を聞きつつ、どんどんトライしていきたいと思っています。


――一緒に働く仲間にはどんなことを求めますか?

やはりチームワークですね。

いろんな利用者さま、いろんなスタッフがいる中で居心地のいい空間にするためには、お互いを尊敬しながら仕事をすることが大事だと思っています。

人ぞれぞれいろんな考えや価値観を持っていると思いますが、チームワークを大切にしながら一緒に働けたらいいですね。

だからこそ、なぜりふりで働きたいのかという視点が大事なのかなと思います。

ここでずっと働きたいと思えるような環境をつくっていきたいですし、ここで働き続けるためには自分のここを変えていこうと思えるくらいの環境にしていきたい。そうすれば、みんなで成長していけるのではないかと思います。


――りふり亀有店に興味を持ってくれた方へメッセージをお願いします。

コロナ禍で、なかなか気軽に来てくださいとは言いにくいですが、ぜひ一度見学にいらしてください。

「笑顔の好循環」「どんな時も愛されるデイサービス」を目指して、皆さんと過ごせる時間を増やせるように、居心地の良さを追求していきます。

りふり亀有店をどうぞよろしくお願いいたします。



鈴木 美帆(すずき みほ)

神奈川県出身。中学時代よりソフトボールを始め、高校卒業後はソフトボール女子実業団チームで活躍。その後介護の道へ。2018年1月、シグニフィ入社。介護福祉士として、生活リハビリデイサービスりふり柴又店の立ち上げから現在まで関わる。2022年8月より、りふり3店舗目となる「生活リハビリデイサービス亀有店」施設長。より居心地のいいデイサービスづくりと鍼灸師の資格取得に向けて奮闘中。



生活リハビリデイサービスりふり亀有店

理学療法士による個別リハビリプログラム、自立を促すために考えられた入浴施設、予防リハビリに最適なトレーニングマシン、居心地のいい北欧スタイルの空間。りふりは、心と体の自由を取り戻し、もう一度自分らしい人生を送ってもらうための、「笑顔の好循環」が生まれるデイサービスです。

  • 住所:東京都葛飾区亀有4-32-7 足立屋ビル1F
  • 電話番号:03-5647-7066
  • 定員:25名(通常規模型デイサービス)


生活リハビリデイサービス りふり
生活 リハビリ デイサービス りふり のホームページです。一人ひとりの人生や思いに寄り添って、笑顔になれるお手伝いをすること。それがりふりの役割です。
http://rifuri.jp/
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