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新聞記者から、コンセプターへ“事実を伝える人”としての、解説動画作りとは。

解説動画の脚本を作るコンセプターは、simpleshowを作り上げる上で核となる大切な仕事です。今回はコンセプターの鷲見さんに、その内容や、やりがいについて伺いました。

鷲見洋之(すみ ひろゆき) ●simpleshow Japanコンセプトライター。大阪外国語大学スウェーデン語科卒。在学中にカルチャーマガジン「Radio Tope」を創刊。卒業後は、新聞社・ネットメディアで記者として国内外の社会問題から若者文化、Jリーグなど様々なテーマで取材。2019年から現職。脚本執筆を通じた社会課題解決に取り組む。Forbes Japanオフィシャルコラムニスト。

- 「動画ってすごい」…映像制作の道に入ったきっかけ

simpleshowを知る前から、「動画ってすごいな」とは感じていました。新卒から新聞記者をやっていましたが、現場に情報収集に行くと、TVも同じ場所で取材をしていたりします。同じことを取り上げていても、文章と動画じゃ、伝えられる情報量が全然違う。いつか、映像制作の道に入ってみたいな、ということはずっと考えていました。

ある日simpleshowの求人を見つけて、Webサイトを見ると、「3分間で何でも解説します」と書いてあった。短い時間で「正しく」「客観的に」物事を伝える解説動画という存在を初めて知り、プロダクトの面白さに惹かれたのが、始まりです。

- simpleshowのコンセプターの特色

入社して驚いたのは、想像以上に文章に「丁寧さ」が求められることです。

「万人に分かる」解説動画の制作のために、コンセプターが文章を書く際のルールがグローバルで設定されているのですが、ノウハウがとにかく緻密なんです。simpleshowとしてのクオリティを保つために、「分かりやすさ」を最重要視している。

そこを踏まえた上でも、事実をありのまま伝える、という点では、新聞記者と変わりはないものの、やはり動画制作の依頼者であるカスタマーがいる、ということが大きな違いです。

ほとんどの場合、企業から依頼を受けて動画の脚本を書くので、まず初めに「脚本会議」という場で、企業の担当者と動画の方向性を決めます。今回解説するテーマは何なのか、カスタマーはどんな問題を抱えていて、どんなことをこの動画で解決したいのか、ヒアリングしていきます。

脚本会議の段階ではカスタマー自身も問題点を深掘りしていないことが多く、そこをいかに引き出して、掘り下げていくのかが重要です。例えば家電メーカーのカスタマーを例にすると、「ウチの製品を売りたい」だけでは、コスパなのか、設置のしやすさなのか、性能なのか、どこについて解説するのかが分からない。何について、どのポイントを際立たせて解説するのか、ハッキリと切り出すことを重視しています。


ある1日のスケジュールは、大体こんな感じです。

09:45 出社、会議準備

10:00~11:00 コンセプターのグローバル会議(simpleshowドイツ本社をはじめ、各国のコンセプターとの会議)

11:00~13:00 他コンセプターの脚本のクオリティチェック・自分の書いた脚本の絵コンテチェック

13:00~14:00 ランチ

14:00~16:00 脚本・ナレーション原稿・字幕原稿などの執筆作業

16:00~17:00 絵コンテ担当とどんな絵コンテを作るか相談(CS会議)

16:00〜19:00 再び執筆作業

19:00 退社、趣味(映画鑑賞)などの時間に充てる

11-16時がコアタイムのフレックス制度なので、16時以降会議がなければ一度帰宅して作業することもあります。自分に合った働き方ができるので「今書こう」と思ったタイミングで執筆作業ができるのはありがたいです。土日祝日の休みも含めて、プライベートの時間は映画鑑賞やDIYといった趣味の時間に充てています。

(趣味のDIYの様子。色々なものを、1から作り上げることが好き。)

また、グローバルチームとコミュニケーションが取れるのもsimpleshowの強みです。2週に1回コンセプターのグローバル会議(Concept Development Quality Time ASIA)があるんですが、日本のチームで表現方法に煮詰まってしまったとき、世界中にいる仲間たちに相談できるのはとても心強いですね。

(隔週でテレビ会議を行ない、各国で作った動画を見ながら意見を出し合う。)

グローバルではコンセプターが絵コンテを担当する動きが主流で、僕らもその体制に変わり始めています。そうなると、ただ文章を書く脚本家という役割だけではなく、監督やCMプランナーのようなスキルが求められるようになってきます。現在でも絵コンテの方とCS会議でどんな絵コンテにするか相談をしますが、まさに作品の核を作り上げる作業で、やりがいを感じます。

(CS会議では、コンセプターが描いたラフ絵を元に、イラストレーターと絵コンテの相談をする。)

- カスタマーと作り上げるからこそ、解説動画は面白い

今は慣れてきたものの、入社してすぐの頃に、simpleshowの洗礼を受けました。あるカスタマー案件を任され、脚本会議でヒアリングしてみると、カスタマーは3分の動画の中に「あれも入れたい」「これも入れたい」とてんこ盛りの要素を提示してきて、それらをどうやってsimpleshowのフレームに落とし込んでいくのか、という工程に苦しみました。


カスタマーにとって動画の中にどうしても入れたい要素があったとしても、その要素を入れることによって最終的な視聴者にとって分かりづらい動画になってしまう、ということは多々あります。simpleshowのコンセプターとして僕たちは、最終的に動画を視聴する方のことを想像して書かなくてはいけない。解説のプロとして『なぜ僕らはこう伝えるのか』をきちんとカスタマーに説明する必要があるので、正直、とても疲れました。

ただそういう時は、日本の制作チームや、グローバルのコンセプターチームと協働することでsimpleshowクオリティを保つようにしています。PMにお願いしてsimpleshowとして表現できる幅をカスタマーに改めて伝えてもらったり、他の国のチームではどうやっているのかを聞いてみたり。カスタマーの伝えたいことと視聴者に分かりやすく伝えることの折り合いをつけるのが難しい分、その中で最大限良いものが出来上がって、カスタマーに喜んでもらえたとき、「よっしゃ!」と思いますね。

- 日本の課題を、オリジナル解説動画で解決したい

いま、オリジナル動画として、セクシュアル・マイノリティの方が受けているハラスメントについての解説動画を制作していますが、そういった社会貢献のためのsimpleshowオリジナルの動画を、今後コンスタントに作っていきたいです。

(simpleshowは、誰でも活用できる社会貢献のためのオリジナル解説動画の制作も行なっている。)

simpleshowの動画って、「作って終わり」ではないんです。環境問題についての動画だったら「さあ、あなたも、環境問題について考えてみませんか?」で終わったりして、そこから視聴者に行動するきっかけを与えるものです。

せっかくsimpleshowでコンセプターとして働くからには、これまで僕自身が知り得た知識を社会課題の解決に活かしたいと考えています。例えば僕スウェーデンに留学していたんですが、北欧って「福祉が手厚い」とかの画一的なイメージだけで全然ブレイクダウンできていないんですね。そういう、日本社会の抱える課題に対してヒントになるようなものを、ビジネスマン向けに発信してみたいという思いはあります。

もちろん、まだまだ自分自身は疎い分野についてもこれから知っていって、知識の輪を広げていきたいです。色々な人が、何かを考えて行動するきっかけを与えられるような仕事が、simpleshowでできたら良いなと考えています。

- これからコンセプターを目指す方へのメッセージ

きっとこの記事を読んでいる方は、何かこれまで「文章を書く」仕事をしていた方が多いんじゃないかなと思います。文章を生業にする方にとって、simpleshowで得られる「自分の書いた文章が絵になって動き出す」という体験は、自分の世界を広げる大きなチャンスです。また、一生活かせるスキルにもなります。

そういった経験やスキルを得たい方は、ぜひ、僕たちと一緒に働いてみませんか。

強い芯を持って一緒に課題解決に取り組める仲間からの応募を、お待ちしています。

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