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AI未経験からの大躍進:文系学生がChatGPTで切り開く新しい価値創造

こんにちは!郭 海涵(かくかいかん)です。2023年4月からソフトバンクロボティクス(以下、SBR)でインターンをしています。

私は中国からの留学生で、2022年7月に日本へ来ました。現在は社会科学を専攻する大学院2年生です。中国での教育関連やLGBT支援のNPOでのインターン経験を持ち、ソフトバンクの地域創生インターンプロジェクトにも参加しましたが、最先端技術とはほとんど縁がありませんでした。

しかし、SBRでのインターンでは、まさかのゼロからChatGPTの活用を推進し、留学生として会社に新しい価値を提供することができました。この記事では、そんな私の体験談をお届けします。

入社のきっかけ

入社のきっかけは、ソフトバンク株式会社の内定を受けた後、SBRの内定者アルバイトの募集を見てインターンに応募したことから始まります。

応募の動機は二つあります。一つは、一年後の正式入社に向けて、ビジネススキルや日本語能力など、社会人としての経験を積むこと。もう一つは、これまで文系の研究に専念してきた私が、情報革命の時代に適応し、テクノロジーの未知の領域に挑戦する必要性を感じたからです。SBRは最先端の技術を扱っており、そこで多くの経験を積むことができると考えました。

さらに、SBRでのインターンを決める大きな理由として、面接で担当者が丁寧に部署の業務内容を説明し、私の希望や意見に真摯に耳を傾けてくれました。自分の考えが尊重され、受け入れられたことが決め手となりました。


業務内容と身についた力

私の主な業務は、主に以下の2つです。

① 所属部門でのChatGPTの活用推進

入社後すぐに、ChatGPTを使って日常の業務効率を向上させる方法を探るタスクを任されました。現在、ChatGPTを含むAI技術は飛躍的な発展を遂げており、ソフトバンクもAIの応用に大きな重点を置いています。

所属部門は有料版のGPT-4を導入したので、多くの豊富なプラグインを使用することができます。さらに、ほぼ毎月新しい機能が登場していて、Code InterpreterやDALL-Eなどの機能を使えば、AIにファイルや画像の分析・出力を任せることも可能になりました。これにより、一年前には想像もつかなかったような価値創造が実現しています。私はこの刻々と変わるAIの世界を追いかけ、ChatGPTをどのように業務に応用できるかを探求する役割を担っています。

このため、ChatGPTに関する情報をネットで収集し、ナレッジ集を作成したり、勉強会を行ったりしました。例えば、ブログ記事を作成したい人は、私が整理したプロンプトをコピー&ペーストして、必要な条件を少し書き換えるだけで、ChatGPTが素晴らしい記事を生成してくれます。さらに、みんなが使ったChatGPTのログを集め、その活用状況を定期的に分析し、月次報告を行っています。これにより、活用の改善や関連議論の活性化に貢献しています。

日常業務での活用に加えて、ChatGPTを利用してAIを活用した自動コンテンツ作成の業務も行っています。このような難易度の高い仕事では、情報系出身のインターン生と協力しています。彼女はプログラミング開発などの技術的な作業を担当し、私は開発に必要なデータをソフト面から整理・評価する役割を担います。そして、2人で一緒に全体のプロセス設計を行い、テストリリースまでの一連の業務を行いました。

以上の業務の中で、私は情報収集や分析の能力を発揮できただけでなく、AIに関する自身の理解も深めることができました。AIの進歩と伴って、「私にもこんなことができるんだ!」と日々自分の成長を感じています。

②営業ツールのサポート

ChatGPT関連の業務以外にも、私は企画系の仕事も担当しています。営業用アタックリストの作成や事例資料の作成など、営業ツールのサポートを通じて、営業の効率化に貢献しています。

たとえば、ITに自信がなくても簡単に使えるChromeのスクレイピング拡張機能を見つけたことがあります。これをリスト作成の業務に取り入れることで、何百時間もかかるタスクを一瞬で処理し、大きな価値を生み出すことができました。技術の知識を一から学ぶよりも、自分に合った効率的で便利なツールを見つけることが、仕事をスマートに進めるコツだと感じています。

資料作成では、メンター社員からのアドバイスを参考にしながら、お客様視点での資料作成、初見の人にも理解できる内容、論理的な整合性を常に意識しています。これらのポイントに注意を払うことで、社会人としての大切な考え方を身につけることができました。

SBRでの雰囲気

留学生として初めて日本企業でインターンをする際、言語の壁もあり不安でしたが、職場の皆さんはとても優しく、温かく受け入れてくれました。

また、困ったときは他のインターン生がすぐにフォローしてくれます。毎月の報告会では、上司が私の悩みに耳を傾け、私の成長を心から気にかけてくれます。成果を出せたときは褒めて励まし、改善点があれば優しく指摘し、フィードバックをくれます。例えば、私がもっと仕事のペースを上げなくてはと悩んでいた時、メンター社員は「自分で1000万円分の成果を出すより、100万円分の成果を作り、それを基に他の人が1000万円分を生み出す方が効率的」というような、仕事の考え方についての貴重なアドバイスをくれました。

このように周りの人が温かくて、サポートが手厚い環境で働けることは、本当に幸せなことです。毎日が充実し、仕事に対する自信も日に日に高まっています。この経験は、私にとって大きな自信となり、新たな可能性を引き出してくれました。

終わりに

AIが注目される中で、文科生として時々自信が持てなかったり、この分野でどう自分の力を発揮すればいいのか迷うこともあるでしょう。しかし、私の経験から言えるのは、どんな人でもAIの世界に飛び込み、新しい可能性を切り開くことができるということです。テクノロジーの進化を先取りして、みんなに最新情報を共有して業務の効率化へと繋げることで、私は新しい価値を創造しました。

情報革命の波に乗り、素敵な仲間たちと共に成長し、充実したインターン経験を積みたい方は、ぜひSBRに応募してみてください!


ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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