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【スペスマ人】ベンチャー企業に来た公務員の話

こんにちは。

スペースマーケットのスペースディベロップメントチームの阿部です。

普段はスペースマーケットに掲載するスペースの新規営業をしていますが、実は本来の職業は公務員なんです。

みなさんからよく聞かれる質問について、まとめてみたいと思います。


◯なぜ公務員がスペースマーケットに?

私は静岡県浜松市役所から2016年4月〜2017年3月末までの1年間、研修という形でスペースマーケットへ来ております。浜松市は2007年に市町村合併したことに伴い、今まで各市町村が持っていた施設の統廃合も行われ、結果として使われなくなってしまった施設がたくさんあります。そういった遊休資産をどう運用していくか学ぶために来ています。


◯応募のきっかけは?

「地方創生」という言葉が2014年に生まれ、行政は何が「地方創生」なのかを模索している中で、「地方創生型ベンチャー」という「答えはここにありますよ」感に惹かれ、応募してみました。


◯勉強になった?

とてもためになる研修であったと思います。公務員はいわゆる「営業」という仕事はほとんどしないので、とても新鮮な体験でした。

また、スペースマーケットは、普段とは違った使い方を提案することで新しい価値を創っていくことに重点を置いていますので、公務員的なおカタイ発想はかなり薄れてきたように感じています。

今後は市役所に戻り、縦割り行政を超えて、各課が連携して取り組んでいけるよう推進していきます。


◯研修に来るのに不安はなかった?

「どうせブラック企業なんでしょ?」という心持ちで来たので覚悟はしてました笑

実際は家族第一というカルチャーの会社であり、皆さん思いやりの溢れる暖かな職場で、ブラックな部分が全くありませんでした。失礼なことを思っていてすみませんでした。

研修に来る前は、不安よりも楽しみな気持ちの方が大きかったです。ベンチャー企業で働くなんて経験はそうそうできることではないので、このチャンスをくれた浜松市と、受け入れてくれたスペースマーケットには本当に感謝しています。

今ではスペースマーケットのパーカーを着て、スペースマーケットのネックストラップを下げて仕事するくらいに溶け込んでいます。


◯印象に残っていることは?

初出勤の日のことは未だによく覚えています。

電車が遅れ、始業時間である9時ギリギリにオフィスに到着したのですが、ドアを開けると、電気の点いていないオフィスに代表の重松が一人でポツンと仕事をしていました。

「あーやっぱりヤバイ会社なんだ」と思ったら、実は社員総出で花見の場所取りのためリモートワークをしていました。いつでもどこでも好きな場所で仕事ができる環境であるということにカルチャーショックを受けました。


◯戻ったら何をするの?

市役所内のアセットマネジメント推進課に配属されますので、市の持っている遊休資産の活用に取り組むことになります。

スペースマーケットにも、浜松市のレンタルスペースのまとめページ(https://spacemarket.com/features/hamamatsu)を作ってもらってますので、

スペースマーケットの力も借りながら、遊休資産の稼働を図っていけたらと思っています。

この1年間、様々な方とお会いし、民間企業が今どんな想いで日々の業務を行っているのか、どんなことを行政にしてもらいたいと思っているのかという声をたくさん聞いてきました。

今、世界ではシェアリングエコノミーという新たな経済の芽生えが起こってきています。ですが、日本では法の規制があったり、既得権益があったり、なかなか波に乗れていないのが現状です。法規制や既得権益を全て無くしてしまえとは言いません。

ただ、今よりも少し、企業が動きやすい環境に近づけられるのは行政の役割でもあります。そういうお手伝いをしていける、頭の柔らかい行政マンでありたいと思います。

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