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「海外」って、思っていたほど遠くない。今ではそう思えます。

Quipper Ltdに入る前

高校生の頃、漠然とコンピューターやプログラミングに興味は持っていたものの、ゲームの延長の憧れでしかなくて、大学進学のときは情報系ではない学部を選びました。在学中もコンピューター部に所属していましたが、Javaの本を読んで円や長方形を描いてもちっとも面白くなかった(苦笑) その後事情があって大学を中退し、実家に帰って一年くらいフリーターをやったのですが、知人のWeb制作会社でアルバイトをさせてもらえることになり、そこでWebプログラミングの面白さに目覚めました。独学でいろいろ技術や知識を身につけるうちにもっとハイレベルな環境に挑戦したくなり、Web系の会社に幾度か転職し、前職ではオンライン写真共有サービスやPaaSなどのWebアプリケーションを開発していました。 Quipperに転職する前の一年くらいは新規事業のアプリケーション開発をやっていたのですが、そこそこ大きくて組織やら何やら完成されていた会社だったので、いろいろしがらみや制限があって窮屈さを感じていました。事業ドメインがほぼ日本の市場向けのサービスばかりだったので、「海外」に遠く及ばない感じもしていて、もっと「世界」を相手に仕事がしたい!と思って転職活動をはじめたタイミングで、縁あって誘われてQuipperに入社しました。

現在

Quipperが世界数か国で展開しているQuipper School・Quipper Videoと、リクルートマーケティングパートナーズが日本で展開しているスタディサプリ両方のさまざまなWebアプリケーションを開発しています。 Quipperの開発チームはロンドン・東京・マニラに拠点がありますが、アプリケーションは全世界で共通のものを使っていて、一つのリポジトリに全員がコミットするスタイル。なので、Pull RequestやSlackでのやり取りは英語が基本だし、日本の開発者が海外向けの機能を作ったりするのもごく当たり前にやっています。外資系企業の日本法人にありがちな、「製品の機能開発は本国主導で、現地法人はローカライズとカスタマーサポートしかできない」なんてことはQuipperではあり得ません。 ネイティブスピーカーたちと英語でコミュニケーションしながらプロダクトを作っていくのはとてもエキサイティングだし、自分の書いたコードが世界中の何十万、何百万という人のマシンで走る。しかも「教育」という、やる価値のある事業に携われる。最初から「世界」を相手に戦ってきたQuipperにいるからこそできる仕事だと思います。

Quipper Ltdについて

よく「選択と集中」っていいますけど、これまでWeb業界で十何年も働いてきて、Quipperほど愚直に・徹底的に「選択と集中」をやっている環境は初めてでした。 とにかく、「本当に自分たちがやらなければならないことだけに集中する」というカルチャーが浸透していて、いわゆる nice to have な機能やサービスを気まぐれで作ったりすることが全然ない。かといって、みんな好きにやりたいのを我慢してるわけではなくて、本当に心の底から「自分たちがやるべきことに全力をつぎ込み、それ以外のことはやらない」という意識を持っているプロフェッショナルが集まっています。 最重要なところに focus するかわりに、アウトソースできる部分は躊躇なくアウトソースしていて、そのへんの割り切り・見極めも、普通の会社では到底ここまで思い切ってできないだろうな、と感じるものばかりです。そういう環境に何年か身をおいたことで、自分自身も「最も重要な問題を最も最適なやり方で解決する」という姿勢・考え方が身についてきました。これはこの数年でソフトウェア開発者として得た知識・経験・スキルよりずっと貴重な財産です。

今後どういうことをしていきたいか

今年は日本でスタディサプリがローンチしたり、去年インドネシアでローンチしたQuipper Videoのメキシコ版が始まったりと新サービスラッシュで、去年から開発チームは多忙を極めてきましたが、リリース後の継続的なブラッシュアップでプロダクトの質を上げていくことも大事。ユーザー数もハイペースで増えているので、バグをださない・小さなバグでもはやく直す・メンテナンスしやすいきれいなコードベースを保ちつつ速い開発スピードも保つ、など、いろいろバランスを取りながらQuipperのこれまでのよさをスポイルしないように、我々に合ったソフトウェア開発のやり方を模索していきたいです。 個人としては、ここ二年ほどでフロントエンドWeb開発の仕事が占める部分が非常に多くなり、フロントエンドの技術・知識の一層のレベルアップが必要だと痛感しています。JavaScript・CoffeeScriptは仕事を通じて人並み程度には書けるようになってきたかな?と思うものの、HTMLやCSSについてはまだまだスキル不足で苦労してばかりなので、あくまでソフトウェア開発者としての軸足はサーバサイドに置きつつも、フロントエンドの技能に磨きをかけていきたいです。あとは、たまにはあまりPragmaticすぎない、遊び心のあることも試したり提案したりしてみたいので、新しいプログラミング言語(なるべくこれまで馴染みのないもの)を学んだり、ネイティブアプリケーション開発にチャレンジしたりして、技術者としての幅を広げたいですね。

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