声楽家から1人目の営業へ。「人を動かす力」はステージもフィールドも変わらない——志賀 早紀子
株式会社スーツで1人目の営業として、営業組織の立ち上げを担う志賀早紀子さん。国立音楽大学で声楽を学び、音楽科講師として合唱部を全国レベルへと導いたのち、ブライダル・イベント業界での営業・マネジメント、そしてSaaS企業のフィールドセールスと、異色のキャリアを歩んできました。プレイヤーとしてもマネージャーとしても成果を積み上げてきた志賀さんに、今回は管理部の堀切が聞き手となり、スーツを選んだ理由から、これまでのキャリア、そしていま挑んでいる営業組織づくりの中身までをじっくり聞きました。
なぜスーツを選んだのか——成長するSaaS市場と、スーツアップの可能性
堀切:志賀さんは2026年7月にスーツへ入社されました。まずは、転職の決め手から教えてください。
志賀:前職でも営業として多くのお客様と関わる中で、悩みに寄り添い、喜んでいただける仕事に強いやりがいを感じてきました。ただ、その先で自分がもっと伸びるためには、強い信念と明確なビジョンを持つ環境に身を置きたいと考えるようになったんです。スーツアップは、日本の働き方そのものを変えていく可能性を持ったプロダクトです。ここでなら、自分の営業力を高めながら事業の成長にまっすぐ貢献できると感じ、入社を決めました。
堀切:営業として、SaaSという市場をどう見ていますか。
志賀:とても伸びしろの大きい市場だと感じています。日本の企業の大半は中小企業ですが、その多くがまだデジタル化の恩恵を十分に受けられていません。裏を返せば、これからツールが浸透していく余地が非常に大きいということです。SaaS営業には、マーケティングがリードを生み、インサイドセールスがお客様との最初の接点をつくり、フィールドセールスがお客様の課題を深く掘り下げて解決策を描き、カスタマーサクセスが定着を支える、という一連の型があります。この型の中で、私たちが最初にお客様の課題と出会い、解決まで伴走できる。そこに大きな手応えを感じています。
堀切:スーツアップというプロダクトの魅力は、どんなところにあると感じていますか。
志賀:いちばんの魅力は、表計算ソフトのような操作感です。新しいツールを導入するとき、いちばんの壁になるのは学習コストなんですね。私も過去に経験がありますが、現場が使いこなせずに止まってしまう。スーツアップはその壁を徹底的に下げていて、ITに不慣れな中小企業でも、その日から使い始められます。誰が、何を、いつまでにやるのかを見える化するだけで、組織の動き方は驚くほど変わります。営業として、自信を持っておすすめできるプロダクトだと感じています。
堀切:会社としてのフェーズや、目指している方向についてはどう捉えていますか。
志賀:スーツは、日本の中小企業の生産性を底上げするという大きなテーマに向けて、これから事業を本格的に伸ばしていくフェーズにあります。会社の成長と、自分自身の成長がまっすぐ重なっていく。営業として、これほどやりがいのある局面はなかなかありません。まさに、これから土台をつくっていく時期に立ち会えることが、私にとっては大きな魅力でした。
声楽家からSaaS営業へ——一貫していた「人を動かす力」
堀切:キャリアのスタートは、意外にも音楽なんですよね。
志賀:はい。国立音楽大学の声楽科を卒業して、最初は小学校や高校の音楽科の非常勤講師をしていました。あわせて合唱部の指導も担当し、関わった学校ではNHK全国学校音楽コンクールで関東甲信越大会の銀賞をいただくことができました。一人ひとりの声をまとめて、ひとつのハーモニーをつくっていく合唱は、まさにチームビルディングそのものなんです。この子はここで伸びる、全体のバランスをどう整えるか。そう考えながら人を動かしていく経験は、今の営業の仕事と地続きだと感じています。
堀切:そこからビジネスの世界へ。転身のきっかけは何だったのでしょう。
志賀:ブライダル・イベント業界の会社に入り、人事部と営業部を経験しました。人事では採用や人員計画、組織のスリム化を担当し、営業では結婚式場やホテルへの新規開拓、テレアポや飛び込み、個人のお客様への提案営業まで幅広く関わりました。採用してチームをつくることと、外に出て新しい取引先を開拓すること。この両輪を同時に経験したのがこの時期で、音楽講師時代に培った人を巻き込む感覚が、営業とチームづくりのスキルとして形になっていきました。
堀切:その後は取締役や営業統括の立場も経験されています。
志賀:その後に在籍した会社では取締役 兼 営業統括部長として、営業や採用に加えて総務・経理といった管理部門全般まで見ていました。並行して別の会社ではエリアマネージャーを務め、担当エリアの粗利率を大きく改善することができました。社長室では新卒採用や内定者フォロー、研修の企画・講師、新規拠点の立ち上げも担当しました。現場の数字を動かしながら、組織の土台もつくる。その両方を同時に回す動き方は、この時期にかなり鍛えられたと思います。
堀切:そしてSaaS業界へ。フィールドセールスに移られたんですよね。
志賀:建物設備管理クラウドのSaaS企業でフィールドセールスとして働き、入社から1年でマネージャーへ昇格しました。インサイドセールスと連携しながら商談機会を最大化し、高単価の大型案件も受注して、営業組織の新規売上の中核を担うことができました。SaaS営業のおもしろさは、売って終わりではないところです。お客様のビジネス課題に合わせて提案を組み立て、導入後もしっかり使ってもらえる状態をつくる。そのプロセスを組織として再現性のある形にしていく仕事に、すっかり夢中になりました。
堀切:声楽から営業まで、振り返って一貫している軸はありますか。
志賀:人を巻き込み、チームを成果に導く。これがずっと変わらないテーマでした。自身の演奏会の成功も、音楽科の授業や合唱部の指導も、エリアのマネジメントも、SaaSの営業組織づくりも、根っこにある動き方は同じなんです。ステージでもフィールドでも、人を動かす力の本質は変わらない。だからこそ、どんな経歴の方でも営業で活躍できると、自分の経験から確信しています。
少数精鋭だからできる営業組織づくり——裁量・キャリアパス・働き方
堀切:いまスーツで担当している仕事を、具体的に教えてください。
志賀:いまは1人目の営業として、営業組織そのものをゼロから立ち上げているところです。スーツの営業はまだ立ち上げ期なので、インサイドセールスとフィールドセールスのあいだに壁をつくらず、お客様との最初の接点づくりから提案・受注まで、私が一気通貫で担当しています。あわせて、テレアポを中心に動いてくれているパート2名への指示出しや育成も担っています。ターゲットの選定や戦略立案、営業フローの設計、提案資料づくりまで、営業に関わることは幅広く自分の手で回している段階です。まだ完成された「チーム」を管理しているというより、これから増えていく仲間のために、営業の型そのものをつくっている感覚に近いですね。
堀切:営業が未経験の領域でも、入社後にきちんと立ち上がれるものでしょうか。
志賀:大丈夫です。スーツの営業は、いきなり難しい商談をひとりで任されるわけではありません。まずはお客様との最初の接点づくりから入っていただき、多くのお客様の生の声に触れるうちに、どんな課題があって、なぜスーツアップが必要とされるのかが体感でわかってきます。そこから商談の準備や提案へと進み、やがて新しく入るメンバーの育成や営業プロセスの改善提案へ。段階を踏んで、マネージャーとしてチームを率いるところまでキャリアを描けます。
堀切:パートスタッフの育成は、マネジメント未経験の人には難しく感じられそうです。
志賀:むしろ、いいトレーニングになります。ITツールに不慣れな方にわかりやすく業務を伝え、モチベーションを保ち、成果を出してもらう。これは将来、正社員のマネジメントをするうえでの基礎力そのものです。人を動かすことの難しさとおもしろさを、比較的プレッシャーの少ない環境で学べます。
堀切:少数精鋭であることの魅力や、裁量の大きさについてはどう感じていますか。
志賀:スーツは、社員と役員をあわせても少数精鋭の体制です。一人ひとりが担当する領域が広く、自分の仕事が会社の成長に直結する実感があります。営業フローを変えたいと思ったら、大きな組織のように何か月も稟議にかける必要はなく、来週から試してみようで動ける。このスピード感は、成長したい人にとって最高の環境です。全社の会議にも全員が参加するので、営業の声がそのままプロダクトに反映されることもあります。事業全体を俯瞰する視点が自然と身につきます。
堀切:長く働き続けるという観点では、どんな環境だと感じていますか。
志賀:長時間がんばるより、長い期間、持続可能なペースで成長し続けることを大切にしている会社だと感じています。無理をして燃え尽きるのではなく、自分でペースを設計しながら成果を出していく。会社が成長していくフェーズだからこそ、その成長が自分自身のキャリアや将来にもきちんとつながっていく手応えがあります。腰を据えて、キャリアを積み上げていける環境だと思っています。
いま、一緒に営業をつくる仲間を募集しています——2人目の営業&インターン
堀切:最後に、どんな方と一緒に働きたいか聞かせてください。
志賀:SaaSの営業組織づくりに、前のめりで関わってくれる方と働きたいです。いまスーツの営業は、フローもチームの文化も、まだ形になりきっていない、まさに土台をつくっている段階です。だからこそ、自分で考えて動ける人、こうした方がいいと思ったことをすぐ実行に移せる人には、これ以上ない環境だと思います。過去に何をやってきたかよりも、人を巻き込んで結果を出したいという意志があるかどうか。声楽をやっていた私が、いまこうしてSaaS営業の立ち上げをやっているくらいですから、バックグラウンドはあまり関係ありません。
堀切:いま、特にどんなポジションを募集していますか。
志賀:今は特に、私と一緒に営業組織をつくっていく2人目の営業メンバーと、現場を動かしてくれるインターンの学生を募集しています。2人目の営業は、いきなり難しい商談を任されるわけではなく、まずはお客様との最初の接点づくりから入っていただきます。ただ、スーツの営業はまだ立ち上げ期なので、インサイドとフィールドのあいだに壁はありません。リストづくりから、伝え方の工夫、商談の準備、提案、受注まで、営業の一連の流れに幅広く関わっていただきます。数字を追いながら、どうすればもっと伝わるかを自分で考えて改善していく。そのプロセスそのものが営業としての土台になり、その先のキャリアが大きく広がります。営業がはじめての方や第二新卒の方も歓迎です。大切なのは経験よりも、学び続ける意欲だと思っています。
堀切:インターンでは、どんな経験ができますか。
志賀:営業の現場に入って、テレアポや商談の準備、提案資料づくりを一緒に進めてもらうのはもちろん、インターンの仕事はそれだけにとどまりません。セミナーの企画や導入事例記事の作成といったマーケティング、採用広報、さらに生成AIを使った業務の効率化・自動化まで、事業づくりに幅広く関わってもらえます。しかも、上場企業の元代表でありプロ経営者でもある社長の直下で、シード期の事業をゼロから立ち上げる過程に立ち会える。学生のうちから、少数精鋭のチームでこれだけの裁量を持って働ける環境は、そう多くありません。学部や専攻は関係なく、生成AIを実務で使いこなす力も含めて、どんな進路に進んでも必ず力になります。営業やスタートアップ、経営に少しでも興味があるなら、飛び込んでみる価値は大きいと思います。
堀切:では、応募を検討している方へメッセージをお願いします。
志賀:スーツはまだ少人数の会社です。けれど、ここにはあなたの仕事が会社を変え、ひいては日本の働き方を変えていく可能性があります。土台をつくる今だからこそ味わえる面白さが、たしかにあります。2人目の営業として本気で営業に挑みたい方も、インターンとしてまず飛び込んでみたい学生さんも、少しでも気になったら、まずは気軽に話を聞きに来てください。一緒に、日本の中小企業の生産性を底上げしていく仲間になれるのを楽しみにしています。
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