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マネージャー Interview|もっとお客様の声を聞きたい! ― エンジニアメンバーの想いをサポートするべく、アウトプットを強化中!

社長や取締役など経営陣が見据える未来だけでなく、メンバーと一番近い距離にいるGM(グループマネージャー)が、どんな目的を持ち、何を考えているのかを知ってほしい。

そこで今回は、2022年の目標のひとつとして「積極的にアウトプットする」ことを掲げているという、第四プロダクト開発グループ(通称:4pro)のGM、平奥さんにお話をお聞きしました。


▲平奥さん 
新卒で紳士服を販売する会社に入社。その後制御系のSIerを経て、2015年に中途でシナジーマーケティングへ入社。自社プロダクトであるSynergy!LEADを開発する部署を経て、Synergy!を開発する部署に異動。
現在はクラウド事業部の第四プロダクト開発グループのマネージャーとしてSynergy!の開発業務を行う。

*聞き手:木戸口(経営推進部 ブランドマネジメントチーム)

シナジーマーケティングのフロントエンドエンジニアはファシリテーション上手

木戸口:
まずは、第四プロダクト開発グループ(以下、4pro)について教えてください。

平奥さん(以下、平奥):
2年前に会社の体制が大きく変わり、4proが誕生しました。主に、Synergy!のフロントエンド開発をしています。フロントエンドというのはWebブラウザ側で動作するプログラムのことですね。ユーザーが見て、操作できる部分のプログラムで、デザイナーと協力して設計・構築をしています。

木戸口:
チーム内だけで完結するのではなく、クラウド事業部が一体となって開発を進めているんですよね?

平奥:
そうですね。現在の開発の体制はプロジェクトマネージャー、デザイナー、バックエンドエンジニア、フロントエンドエンジニア、QAエンジニアから構成されるプロジェクト単位で開発を行っています。
エンジニアの中の立ち位置でいうと、ちょうど真ん中あたりと言えるかもしれません。エンジニア同士のミーティングでファシリテーションをすることも多いですね。デザイナーやバックエンド、QAのエンジニアの仲介のようなことをしたり、仕様検討や開発の進め方を調整したり。コードを書くだけじゃないところが、たいへんでもあり、おもしろくもありといった感じです。

メンバーのやりたいことをサポートするのが、マネージャーの役割

木戸口:
マネージャーになって3年目とのことですが、マネジメントをする上で大事にしていることはありますか?

平奥:
実は1年目は、メンバーとぶつかることもよくあって、プロジェクトがスムーズに進まない、なんてこともありました。マネージャーとして全体を考えるのではなく、いちエンジニアとして「ここはこうするべき」と言ってしまったり…。

そこで2年目は、メンバーのモチベーションを高めてグループのパフォーマンスを最大限発揮するという目的を持って、行動するようにしました。たとえば、メンバーがどういう行動をしていて、どんなことに困っているのかを把握するために、今でもよくプロジェクトに入ってコードを書いてみたり。自分自身でモチベーションを感じることができるように、メンバーの頭の中にあるふわっとしたアイデアをカタチにできるよう、行動を促してみたり。

スクラム開発の考え方を取り入れた開発手法に切り替えたのも、実はメンバーからの発案なんです。体制が変わって、やり方が定まっておらず、しかもあまり効率的に開発できていない時期があって。そんなときに、中途入社のメンバーが前職でやっていた開発手法を参考に、シナジーマーケティングに合う新しい開発手法を作ってくれたんです。Synergy!の文化と中途入社のメンバーが持ってきてくれた新しい文化が混ざって、また新しい文化ができていく。こういうのって、なんだか素敵ですよね。

木戸口:
メンバーを理解しようとする姿勢や、肯定することが大事なんですね。

平奥:
そのとおりです! アイデアや意見を言ってもらったときに、否定から入ることは絶対にしないですね。メンバーのモチベーションを下げないことが、一番大事ですから。

「どんな想いで仕事をしているのか」「なぜ、これ(アイデアや施策)をやりたいと思っているのか」を理解した上で、まずは、やれる方向で考えてみる。そのうえで、どうやったらできるのか方法を見つけて。障害が出てきたら、取り除いていく。メンバーがやりたいことを実現するための体制をつくる・全力でサポートするのが、今の僕の役割なのかなと思ってます。

木戸口:
マネージャーとメンバー間で心理的安全性が確保されてるって、すごくいいですね。となると、メンバー同士も仲がいいのかなと思ったのですが。

平奥:
仲はいいですね、なんでも気軽に話している感じです。基本的にリモートワークなので、Slackでのやりとりがメインなのですが、金曜日にポッとハドルミーティングが立ち上がって、困っていることとか、技術的なこととか、仕事と直接関係ない話もよくしているんです。それも僕が言ったからではなく、どこからともなく始まっているのが、いいんですよね。

※写真撮影時のみ、マスクを外しております。

アウトプットと横のつながりで、FANをつくる

木戸口:
次は少し、別の視点からお話を聞かせてください。2021年はビジョン・ミッション、そして行動指針もリニューアルされましたが、平奥さんご自身は、どんなふうに捉えていたり、行動に落とし込んだりしていますか?

平奥:
ミッションの「Create Synergy with FAN」は、強く意識してますね。僕たちは「こんなふうに使ってほしい」という目的を持ってSynergy!を作っていますが、お客様にそれを押し付けてはいけないなと思っていて。そんなことをしていたら、FANになんてなってもらえませんよね。

木戸口:
餃子には醤油だけをかけて食べるのが好きなのに、「おすすめだから!」ってラー油やお酢を勝手にかけられてしまう、みたいな感じですかね。

平奥:
そんな感じです(笑)。なので、しっかりとお客様のやりたいことや要望をお聞きした上で、プロダクトに反映させることを何よりも大切にしています
とはいっても、開発者(エンジニア)は直接、お客様と関わることができません。2年前に「クラウド事業部」として製販一体の部署になって、セールスやカスタマーサポートなどお客様と接しているメンバーとの距離は近くなりましたが、やはりプロダクトを通してファンをつくっていくという要素が大きいんです。

じゃあ、お客様の声を聞くにはどうしたらいいんだろう? というところを、うちのメンバーは自分たちで考えて、行動してくれているんです。たとえば、有志のメンバーを集めて「Synergy!未来トーク*」というテーマで定期的なイベントをやっているのですが、セールスやカスタマーサポートと情報交換をするみたいな動きは、とてもいいなと。

*「Synergy!未来トーク」とは、クラウド事業部全体からメンバーを募ってさまざまな角度からSynergy!について話し合い、価値観を共有し、Synergy!の未来を想像しよう!というイベントです。


木戸口:
今のお話は、クラウド事業部で掲げられている”MESH(メッシュ)”ともつながってますよね。

平奥:
木戸口さん、目の付けどころがいいですね。実はそうなんです。個人やチーム、自部署だけだと、考え方やアイデアの広がりが限定されてしまいますよね。そこを他部署にまで広げることで、相乗効果を高められたらいいですよね。開発側の悩みをセールスなどフロントのメンバーに知ってもらえれば、「こういう解決方法があるんじゃないか」というアイデアが出てくるかもしれないですし。セールスの課題を開発側のアイデアで解決する、みたいな逆もパターンだって、もちろんありますよね。こんなふうにお互いの状況や課題、いい事例などを共有して連携することで、いいプロダクトになって、最終的にはお客様にも貢献できるのではないかなと。

そのためにはアウトプットが必要なんですよね。僕自身、去年は開発内部にアプローチする施策に注力していたのですが、今年は、開発が何をやっているのかなど、もっと積極的に発信していきたいと考えているんです。
ただ、一番の目的は僕が発信するのではなく、メンバーにアウトプットしてもらうことなんです。じゃあ「アウトプットしてね」といっても、なかなかできるものじゃない。そもそも開発の仕事はインプットが多くてアウトプットが少ないので、慣れてもいない。そこでまずは僕から、積極的にアウトプットしているというわけです。

*少しずつ、メンバーもアウトプットしはじめてくれています!

#仕事のバトン|入社2年目で火がついた!? 挑戦者魂を目覚めさせてくれたのは、お客様と同僚だった | シナジーマーケティング株式会社
社員によるリレー記事企画「#仕事のバトン」の第6回目。前回、ご登場いただいた岸本(大)さんの同期、入社2年目の岸本(和)さんにご登場いただきます! ▼岸本(大)さんの記事 ▲岸本さん(2020年4月入社)クラウド事業部 第四プロダクト開発グループ グループの役割は「Synergy!の機能の作り変え」で、既存の機能をリニューアルしたり、新しい機能を追加したりといったことを担っています。その中で
https://www.wantedly.com/companies/synergy-marketing/post_articles/372394


※写真撮影時のみ、マスクを外しております。

2022年は飛躍の年に!

木戸口:
アウトプットのほかにも、やりたいことはありますか?

平奥:
2021年は来たるべきときに最大限の能力を発揮できるように、エネルギーを蓄える時期だったと捉えていまして。会社も、僕自身も、ですね。そして迎えた2022年は、蓄えたエネルギーを解き放ち、大きくジャンプ=飛躍する年にしたいと思っています。
だからといって、最初から大それたことをしようというのではなく、できることからコツコツと始めて、ここぞというときにはリスクを背負ってでも挑戦する。そんな覚悟を持っています。

…なんて、大きなことを言ってみましたが、マネージャー1人ではなにもできないんですよね。繰り返しになりますが、メンバー1人ひとりは、開発のプロセスを改善したりなど、いいプロダクトをつくるためにさまざまな施策を考えてくれています。それを上手く機能させるためのサポートやフォローに、今後も徹していきたいですね。

木戸口:
いいプロダクトをつくってお客様に貢献するために、メンバーのモチベーションを高める、活躍の場を広げるということを、強く意識されているんですね。

平奥:
そうですね。ほんと、メンバーあってこそですから。活躍という意味でいうと、メンバーにはキャリアプランもしっかり考えてほしいなと思っているんです。
目の前の仕事に一生懸命取り組むのは大事なのですが、それだけだと、組織や担当するプロダクトが変わったときなどに、目標を見失ってしまいがちな気がするんですよね。だからこそ、2〜3年後にどんなことをしていたいのか、どんなエンジニアになっていたいのかを真剣に考えてみてほしいんです。理想や目標といった軸があれば、どんな変化があってもブレずに進めますから。

木戸口:
たしかにがむしゃらに走っていると、向かっている方向がわからなくなってしまったり、間違っていても気づかない、ということはよくありますよね。こういった話もメンバーにしているのですか?

平奥:
いや、実はまだなんです(笑)。ただ、大事なことではあるので、1on1でメンバーみんなの話を聞きたいなと思ってます。

木戸口:
僕もキャリアプランを考えることってあまりないので、これを機会に考えてみようと思います! 
今日はありがとうございました。今後の平奥さん、そして4proのみなさんのアウトプットや活躍を楽しみにしてます!

※写真撮影時のみ、マスクを外しております。


(取材/編集:経営推進部 ブランドマネジメントチーム)

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