なにをやっているのか
「システムをクライアントに直接届ける会社、シスクラッチョです。」
上記は現在の弊社のキャッチフレーズですが、元々はここにはスクラッチ開発が含まれていました。
「システムをスクラッチ開発でクライアントに直接届ける会社、シスクラッチョです。」
このキャッチフレーズこそが、私たちが何をする会社であるかを明確に表しています。
わたしたちはシステムを作る会社です。
単にシステムといった場合、一般的にはコンピューターシステムとして認識されるため、コンピューターという用語はキャッチフレーズにはいれていません。
システムの中でも特に私たちが得意としているのは、業務に使用する業務システムです。
一般的にBtoBでシステムの販売営業を行うとき、お客様が求めているのは業務に使うシステムですので、業務という用語もキャッチフレーズにはいれていません。
次に、「クライアントに直接届ける」というコンセプトが弊社の特徴の1つとなっています。
受託ソフトウェア開発業に分類されるシステム・インテグレーターには、大きく2つのビジネスモデルが存在します。
1つはシステム開発案件の流通により利益を上げるビジネスモデルであり、これは開発案件を商材として扱う商社のような役割を持ちます。
もう1つはシステムを自ら開発して販売するビジネスモデルであり、これはIT領域における製造業の役割を持ちます。
わたしたちは私たちが作った製品をクライアントに届ける、後者のビジネスモデルを主業とする強い意志を持っています。つまり、「直接」という言葉にはわたしたちが「直接作ったものを届ける」という意味が込められています。
※元々はエンドユーザー企業から直接依頼をいただく、という意味も込められていましたが、エンドユーザー企業にこだわった営業方針では経営が安定しないという台所事情や、下請けでもユーザーに喜んでいただくことが大切だという想いから、現在ではその意味は取り下げられています。
最後にキャッチフレーズから外された、スクラッチ開発への拘りです。
スクラッチ開発は顧客が唯一無二の価値を生み出すための手段であると考えており、わたしたちが独自の価値を生み出せる顧客の力になるための最良の手段です。
また、スクラッチ開発に携わることは、システムエンジニア自身が自立するための最良の方法でもあります。
なお、キャッチフレーズからスクラッチ開発を取り除いた理由は2つあります。
1つはスクラッチ開発という言葉が、システム開発になじみのないクライアントに伝わらないことが多く、会社名を覚えていただく際の妨げになっていたことです。
そしてもう1つには、美しく堅牢な設計のパッケージ製品をわたしたち自身で作って提供する可能性を、排除する必要はないと思い直したためです。
シスクラッチョという社名は、このような思いからたった1日で生まれた社名です。
設立以前にこの社名がGoogle検索で1件もヒットしなかったことから、ダイレクトサーチに対するSEO対策が不要であったことも社名を即決した理由の1つです。
※電話口で社名を何度も聞き直されるという社名の欠点には、この時はまだ気が付いていませんでした。
ここまで読んでくださった方には、わたしたちの意思決定が時折間違いを織り交ぜながらも、常に論理的な思考に基づいて行われていることをご理解いただけたことでしょう。
なぜやるのか
システムをクライアントに直接届ける、これは私たちのミッションです。
そしてその実現のため、わたしたちは次に掲げる3つのバリューを定義しています。
★Value for Engineer
シスクラッチョはシステムエンジニアの会社です。
日々の研鑽に裏付けられた高度な技術に見合う評価と、個々人のライフ設計に合わせた多様な働き方が出来る場を提供します。
★Value for Client
クライアントの経営ビジョンを実現するための高品質なシステムを、その時代の最適な技術で迅速に提供します。
★Value for Social
開発手法の確立と技術者の洗練により、複雑で高価なIT技術をあらゆるクライアントの身近なものにし、社会全体の効率化に貢献します。
この3つのバリューには順序があります。
わたしたちはエンジニア・ファーストの会社です。
しかし、わたしたちはエンジニアの幸せを最終目標にはしていません。
わたしたちはエンジニアが自己実現を目指すことこそが、顧客へ最高品質のシステムを提供するために不可欠の要素であることを自覚しています。
わたしたちは顧客のビジネスを直接変える力を持たないため、わたしたち自身の人生を良い方向へ導くことで私たちの生み出すシステムの品質を高め、顧客のビジネスを良い方向へと導きます。
次に、わたしたちは顧客のビジネス目標の達成をITの力で支える会社です。
しかし、わたしたちは顧客のビジネス目標の達成を最終目標にはしていません。(あっ、言っちゃった!)
わたしたちは顧客がビジネス目標を達成することこそが、わたしたちの社会をよりよくするための手段であることを自覚しています。
わたしたちは社会を直接変える力を持たないため、わたしたちの力を使う顧客のビジネスを良い方向へ導くことで、社会を良い方向へと導きます。
そして最後に、わたしたちは社会全体の効率化に貢献する会社です。
しかし、わたしたちは社会全体の効率化を最終目標にはしていません。
できるかぎり障害が取り除かれた公平な社会のなかで、個々人が自らの責任において、それぞれの人生を良い方向へと導くこと、そのための環境づくりが私たちの最終目標です。
どうやっているのか
わたしたちが行うシステム開発は、基本的には快適なオフィスの中で行います。
炎天下の中で1日中汗だくになって働くこともなければ、寒さで手がひび割れることもありません。
また、事故に逢うなどの危険も比較的少ないでしょう。
システム開発の仕事は納期に追われて残業が多いと言われていますが、それさえなければシステムエンジニアは夢のような職業かもしれません。
そのような恵まれた環境の中で、比較的高い給料をもらえるのがシステムエンジニアという仕事です。
当然それに見合う能力を身に付けているべきであり、その責任を自覚しているべきであるとわたしたちは考えています。
そのような要請に応えるために、わたしたちは責任感を持って学習をし続けるという行動指針を掲げています。
わたしたちはすべての従業員に、技術書や実用書などの書籍による学習を義務付けています。
単位期間あたりに読むべき書籍の量などの規定は設けていませんが、おおむね月に300ページ程度の本を読むことを推奨しています。
学習は自己研鑽として自身の時間を使って行ってもよいですし、業務時間中に学習を行うことも推奨しています。
さきほどシステムエンジニアは残業が多い職業だと述べましたが、これは半分正しく半分間違っています。
学ばずして課題を解決しようという努力は、無駄に時間を費やし残業が発生する要因となります。
学ぶことに時間を費やし、もしくは一度やったことを今後に使える知識体系へと整理することに時間を費やし、実作業の時間を短縮するという課題への向き合い方こそが、エンジニアの正しい姿勢です。
そのような文脈の延長として、弊社は小規模な開発ベンダでありながら、いち早く生成AI駆動開発を取り入れています。
生成AIを中心に取り入れた開発フローの確立のため、既存の開発フレームワークやドキュメントフォーマットにも手を加えるといった、改善のための努力を惜しみません。
やり慣れた面倒な手順を続けるよりも、より洗練された効率的な手順へと慣れ直すのが弊社の文化です。
そしてこのような文化を支えるための、他社にはない柔軟な勤務制度や福利厚生などを定めています。
これらの制度は思想を理解したうえで活用していただきたい制度設計となっていますので、興味のある方はぜひ一度口頭でご説明させていただければ幸いです。