The Chain Museumの募集・採用・募集条件 - Wantedly
The Chain Museumの新卒・中途・インターンの募集が28件あります。気軽に面談して話を聞いてみよう。職種や採用形態からあなたにあった募集を見つけることができます。募集では「どんなことをやるのか」はもちろん、「なぜやるのか」「どうやるのか」や実際に一緒に働くメンバーについて知ることができます。
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アート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker(アートスティッカー)」を軸にアートビジネスを展開するスタートアップ「The Chain Museum」に、2025年10月から新たなメンバー「河合 暁(かわい・さとる)さん」がジョインしました。
これまでのキャリア、The Chain Museumへの入社の決め手や、今後チャレンジしていきたいことなどをインタビューしました。ぜひご覧ください!
中央大学総合政策学部国際政策文化学科出身。シャープ株式会社に新卒で入社し、液晶製品の製品企画や経営企画を担当。その後、AXIS、Herman Miller Japan などでオフィス/レジデンス案件の家具・インテリアの法人営業を10年以上経験した後、 2025年10月よりThe Chain Museum に参画。コーディネーション事業のセールス / プロジェクトマネージャーを担当。
新卒では「海外と関わる+生活を豊かにする製品を扱いたい」との理由から、国内外で生活家電を扱う電機メーカーに入社。
その会社では製品企画(液晶テレビ)を主に担当。デザインに興味を持ち始め書籍や展示会等で知識を深める内に、「本場のデザインを見てみたい」という気持ちが高まり、1週間の休暇を使いドイツのバウハウスを訪問。
その際にデザインに関わる仕事をすることを志し、家電業界から、家具・インテリア業界へキャリアシフトを決めました。
その後は、家具・インテリアを幅広く扱う企業で法人営業を経験しながら業界を俯瞰。中でも興味を持った米国のオフィス・住宅向け家具メーカーの日本支社では、法人営業を経験。SketchUpなどのソフトウェアを活用しながら空間提案に関するスキルを身に付け、オフィスレイアウトの作成からデザイン提案までを一気通貫で行う経験を積みました。
職場や環境を変えながら、新卒後の約15年間の中で、「海外+デザイン」を軸にキャリアを深めてきました。
社会人になってからの約15年を通して、キャリアの1/3が経過した感覚を持ち始める中で、目標として掲げていた「海外 + デザイン」を軸とした経験がようやく一巡した実感を得ました。
そこで、次のフェーズでは、家具・インテリア業界から半歩外に出て、仕事の幅を広げたいと考えるようになりました。
今でも印象深い経験は、オフィスエントランスの改修コンペ案件を担当した時のこと。
横7mほどの壁面に対しアートをデジタルプリントした壁紙を提案するコンペ形式のプロジェクトでした。実際に空間の改修が完了し、エントランスの利用者数やユーザーの表情が大きく変わる体験をする中で、「生活空間にアートが入ることで、いかに場の雰囲気が大きく変わるか」を身をもって体感。
それ以前にもデザイン・イノベーション・ファームである「Takram」さんのPodcastで、代表取締役・遠山正道さんがTCMを紹介した回にとても興味を持っていたので、ここで点と点が繋がった感覚がありました。
今回、TCMが募集していた「空間にアートを広げていく仕事」に魅力を感じる中で、自身の経験や人の繋がりを活かせると感じ、TCMへの入社を決意しました。
私が尊敬する作庭家・庭園史研究家「重森三玲」さんの『重森三玲 庭を見る心得(平凡社)』という書籍には「日本住宅では、自個の生活の中に美術館をもっているのだから、これほど傑出した住宅はないと思っている」との一節があります。
この一節を読んだ際、「日本人とアート」は元来とても距離が近いものであったのか...と感動を覚えました。
当時とは住宅様式も生活スタイルも変化しましたが、私はこの先、現代版"床の間"のような私設ミュージアムが日常に根付くような活動をしていきたいです。
以前のように時間毎に活動の白黒がはっきりせずにグラデーションの中で生活する現代の人々にとっては、その身近な美術館とは、住宅の中だけでなく、オフィスもしくはサードプレイスなど、ありとあらゆる場所に存在すると思っています。
自分の生活する・働く空間の一角にアートがいつも飾られており、そこに心の豊かさを感じる、といった空間がつくれれば、それはどんな場所であっても十分魅力的だと思います。そのような場づくりができるだけの空間・アートの知識とスキルを持ち、頼ってもらえる人になりたいと思います。