TAIANには、少し変わったキャリアのエンジニアがいます。入社するまでエンジニア以外の仕事をしてきた方たちです。彼らは、どんな努力をしてキャリアチェンジを成功させたのでしょうか。未経験エンジニアとしてTAIANにジョインした泉さん、関根さん、須川さんにお話を聞きました。
PROFILE
泉さん バックエンド エンジニア
不動産会社を経て未経験でTAIANに入社し、主にバックエンドの開発を手掛ける。ポーカーで培った思考力がエンジニアリングと共通しており、独学でエンジニアリングを学んだ。趣味は麻雀、ポーカー、ラップ、野球観戦など。
関根さん バックエンドエンジニア
大手印刷会社を経てエンジニアに転向しTAIANに入社。化学系の大学院で研究を重ねた経験を活かし、エンジニアリングを学ぶ。趣味は登山、野球観戦など。
須川さん エンジニア
都庁で働く公務員からエンジニアに転向しTAIANに入社。幼い頃から好きだったものづくりへの情熱を原動力に、エンジニアリングを学んだ。趣味は料理、園芸、散歩など。
営業から公務員まで。
三者三様のエンジニアになるまでのキャリア
──まずは、これまでのキャリアについて教えてください。どのような仕事をしてきたのでしょうか。
泉:新卒で不動産営業の仕事に就きました。その仕事が全く肌に合わず、その後は仕事を転々としてきました。その間、趣味でやっていた麻雀やポーカーに没頭していました。
関根:大手印刷会社の工場で生産技術の仕事をしていました。泉さんや須川さんよりは開発に近い仕事をしていましたが、実際にプログラミングをしたことはありませんでした。
須川:私はもともと公務員でした。都庁で固定資産税の計算をしていて、戸建てからタワーマンション・巨大なビルの評価額を算出していました。新築現場に行って、建物が図面や仕様書通りにできているか確認したり、普段みんなが入れないような場所に入れるので、楽しかったです。
──みなさん、さまざまなキャリアをお持ちなんですね。エンジニアになろうと思ったきっかけは?
泉:エンジニアリングを基礎から学べるProgateを友人に教えてもらい、やったことがあります。エンジニアリングのことは何も知りませんでしたが「楽しいなあ」と思いました。学習量とレベルが比例する感じが、好きな麻雀やポーカーに似ていて。
関根:僕は大学院で化学を専攻しており、未知の化合物を合成してその物性を研究していました。まだ合成方法が確立されていない化合物ですので、トライ&エラーを繰り返す毎日でした。その試行錯誤しながら正解に近づいていく感覚がエンジニアリングに似たものがあり、自然に興味を持ちました。
須川:私は、自分で考えて何かを作り出すのが好きなんです。小さいころから料理や服が好きで、大学時代には映像制作を行っていました。公務員時代には、VBAを使って業務効率化をしており、その延長でエンジニアリングに興味を持ちました。
「わからないことに出くわすと、泣きそうに」。
働きながらエンジニアリングを学んだ
──未経験からエンジニアになるには相当な努力が必要だったと思います。どのようにエンジニアリングを学びましたか? 工夫したことや大変なことはありましたか?
泉:僕は先ほどお話ししたProgateをはじめ、書籍、動画などあらゆるものでエンジニアリングを学びました。最初は楽しくやっていたのですが、あるところから難しくなって「なんじゃこりゃ」と何度もくじけそうになりました。そういう時は「わからないなりに、いつかわかるようになるだろう」と「前に倒れる」ことを意識していました。
須川:その気持ち、わかります。一人で勉強していている時に、、教材を1ページめくるごとにエラーが出てきて、泣きそうになりましたね。私はプログラミングスクールに通っていたのですが、公務員の仕事と勉強を両立するのも大変でした。朝会社に行ったら、脇目も振らずに最速で仕事を終わらせて帰宅。ご飯を10分くらいで食べて勉強する日々を送っていました。
関根:仕事の後の時間でスキルを身につけるのは大変ですよね。僕は、前職の昇級試験に時間を取られて勉強の時間を捻出するのに苦労したことがありました。心の中ではエンジニアに転向することを決めていましたが、それを理由に昇級試験に受からないのは格好悪いなと思って。
須川・泉:すごい!かっこいい。
──転職活動の際は、エンジニアリングのレベルをどう判断してもらうのでしょうか?
泉:自分で作ったサービスやアプリをGitHubに上げる人が多いですよね。僕は筋トレにハマっていたので、食事記録アプリを作りました。でも、何もないところから何かを生み出すのが苦手なので、なんだかシンプルなものになっちゃいました。
関根:僕は野球観戦が趣味なので、観戦の記録にコメントを入れられるアプリを作ったのですが、これがバグりまくっていて。ログイン機能がバグっていたらしく、誰でもログインできるようになってしまっていました(笑)
須川:僕は、自分でゼロからサービスを考えていいと言われたら燃えるタイプです。プログラミングスクールに入る前から「何を作ろうかな」とわくわくしていました。最終的に、冷蔵庫の中のものなどで創作したオリジナルの料理に名前をつけてくれるアプリをつくりました。
泉:今思うと、「何を作るか」ではなく、課題にどう向き合うかが大切だったのかもしれないですね。
須川・関根:たしかに!
出社文化のあるメリットと、丁寧なレビューや幅広い議論ができるTAIANの成長環境
──TAIANには、どのように入社したのでしょうか。また、魅力だと感じたことはありますか?
泉:TAIANは、転職サイトを通して知りました。エンジニア未経験での転職活動は簡単ではなく、さまざまな会社と面談を重ねていました。そんな中、TAIANの面談でポーカーとエンジニアリングの類似性について話してみたところ、CTOの淀川さんが初めてそれに共感してくれて、採用してもらいました。それまでの転職活動の中で初めてのことだったので、すごく嬉しかった(笑)。
関根:多くの会社の中でも、CEOの村田さんをはじめとする経営陣が今から作る事業にわくわくしている雰囲気に魅了されて「ここだ!」と入社を決めました。僕が選考を受けていた頃から「1日就業体験」の仕組みができ、そこでエンジニアとして成長できそうだと感じたのも理由のひとつです。
須川:実は、私は一度内定をもらったのに他社へ行って、その後もう一度TAIANに戻ってきたんですよ。他社で働いてみたけれど、どうしてもTAIANの熱量や空気感が忘れられず、恐る恐るTAIANに相談がてら連絡してみたら快く受け入れてくれて......。TAIANの良さは、出社文化でいつでも質問できるだけでなく、設計から細かな実装方針まで、熱量を持ってメンバーと議論できるところですかね。
関根:よくわかります。僕もフルリモートの会社は候補に入れていませんでした。実際にこのコミュニケーションの取りやすさが、エンジニアリングの上達を助けてくれたと感じています。須川さんが言う「議論の深さ」にも共感します。例えば、ひとつの仕様をどうするかを議論していると、プログラムのあるべき姿にまで話が及ぶことがありますよね。
泉:エンジニア未経験でも、ある程度の開発を任せてもらえるところも、TAIANが成長できる環境である理由だと思います。僕も実際に、入社して間もない頃から「この機能よろしく!」とひとつのプロジェクトを任せてもらえました。主体性を持ってエンジニアリングを進めることができ、丁寧なコードレビューやペアプロ、モブプロなどでフォローしてもらえるのがありがたかったです。
──TAIANでエンジニアリングをしてみて、変わったことや発見したことはありますか?
泉:独学でエンジニアリングを学んでいた時との大きな差は、お手本にする基本コードがあることです。それまでは「いかにコードを書くか」を学んでいましたが、組織の中で開発をする時には基本コードをコピーして、それに書きっぷりを揃える必要がある。周りに合わせてコードを書くのはとても新鮮でした。
関根:それは、真似できる存在がいるありがたさを感じる瞬間でもありますよね。僕は何かを真似て技術を身につけていくタイプなので、過去のみんなのプルリクへのフィードバックを見て学ぶことができるのがとてもありがたいなと思います。また、コードレビューがとても細かいのにも本当に助けられています。「次は同じ指摘をもらわないように」と技術を磨くことができます。
須川:お二人の気持ち、すごくよくわかります。お手本になるコードのクオリティがとても高いことだけでもものすごく勉強になるし、フィードバックの機会がたくさんあって、コードを直すだけでなく「こんな風に考えるといいよ」と教えてくれるのがとてもありがたいなと感じています。
泉:事業成長に寄与するという視点を持てたのも大きな変化です。TAIANに入社する前は、「技術力をあげること」がエンジニアの成長だと考えていましたが、入社後は「会社の勝率を上げること」「それに必要な技術力を上げること」だと考えられるようになりました。月に一度の全社定例、年数回の合宿やオフサイトで経営や事業の視点を共有してもらえることがこの変化をもたらしてくれたと感じます。出社によるビジネスサイドとの交流も良い影響を与えてくれました。
関根:とても共感できます。入社前は「色々な機能を開発したい」と思っていましたが、入社してからはそれに加えて「より早くお客様の課題を解決したい」と思えるようになりました。そのために最小の工数で機能をリリースする方法を考えたり、時には新規機能開発ではなく、他の機能の代替を提案したりすることができるようになったと感じています。エンジニア組織とビジネスサイドの密なコミュニケーションや、TAIANの事業成長につながる仕様の議論が頻繁に行われていることで機能よりも事業成長が重要だと実感することができたからだと思います。
須川:私も、ボードメンバーやビジネスサイドの積極的な発信に触れて考えが変わったと感じます。泉さんや関根さんと同じように、入社前は自分の技術力向上を最優先で考えていましたが、入社後はそれと同じくらいお客様の課題に向き合い、売上向上に寄与し、ひいてはTAIANの事業成長につなげたいと考えるようになりました。TAIANでは、全社定例やオフサイトに加え、「熱源.fm」というPodcastがあり、さまざまなポジションの方の考えを知ることができます。このような情報に触れたり、出社文化により、ボードメンバーやビジネスサイドの情報が自然にインプットできるのです。
これからエンジニアになる人に大切なのは「考える力」「やりきる力」「素直さ」
──この記事を読んで、エンジニアリングを勉強しようと一念発起する人、これから未経験エンジニアとしてTAIANの門を叩く人に、「どんな人ならTAIANに向いているか」を教えてください。
泉:「考える力」「やりきる力」「素直さ」。この3つは欠かせないと思います。逆に言えば、コードの書き方がわからなくてもこれさえあればなんとかなるんじゃないでしょうか。
関根:その中でもひとつ重要なものを選ぶなら、僕なら「気合い」ですかね。未経験からエンジニアリングを始めると、仕事量で技術力をカバーしなければいけない場面が出てくるでしょう。それを乗り越えるには、「気合い」が大切かなって。
須川:本当にそうですね。他の人よりも学ぶことが沢山あるから、「今月はこれをやって、来月はあれをやって」とキャッチアップしているうちに1年が終わってしまうような感覚になると思います。それができる意欲がないと、厳しいかもしれませんね。
泉:でも、ただ歯を食いしばって努力するというより、そういう大変さを楽しめる人が向いているのかもしれないですね。僕も入社したての頃は毎日遅くまでコードを書いて、出来上がったらすぐに質問して、という日々でしたが、それが楽しかったなと振り返っています。
関根:特にエンジニアリングは常に新しい技術が出てくるので、楽しくキャッチアップできるメンタリティが重要ですね。
須川:最近はAIが出てきて、さらにキャッチアップすることも増えてきましたもんね。
──今回のインタビューで、皆さんがやってきた努力や、TAIANならではの成長のチャンスが伝わってきました。最後に、これから目指していることを教えてください。
泉:会社を勝たせられるエンジニアになりたいなと思います。いい開発を通して会社を強くしたい、そのために必要なことはなんでも経験したいなと思っています。
関根:まだまだエンジニアリングの中で学びが必要な領域がたくさんあるので、自分にできることを増やしてそれを広げていきたいです。また、ひとつの機能で業界そのものを変えられるようなインパクトのある開発をしたいなと思います。それが、会社や業界に貢献できれば嬉しいですね。
須川:今メインでやっているバックエンドの深い知識をつけ、さらにフロントエンドやインフラにも挑戦したいと考えています。エンジニアとしての技術力だけでなく、ドメイン知識を増やして業界にインパクトを与える開発をできるようになりたいです。
写真・文:出川 光(ノンブル社)
デザイン:Urara Hashimoto(TAIAN)