華やかなイメージの裏にある
地道な「仕組み化」と「連携」。
未経験から半年で
イベント運営の主軸に抜擢された石﨑さんが、
もがきながら掴み取った自身の役割と
イベントを起点に事業を前に進めるやりがいを語ります。
大手からベンチャーへ。周りのサポートを通して、会社の売上に貢献したかった
「個人の成績を追うより、
周りをサポートし、
組織全体で成果を最大化する方が
自分の性格に向いていると感じていました」
そう笑顔で語るのは、
株式会社TAPPの事業推進チームでイベント企画・運営を主導する石﨑さん。
ちょうど1年前の9月に入社しました。
前職は大手不動産会社での賃貸仲介営業。
お客様の部屋探しからオーナー様物件の管理、
客付けまで幅広く経験してきました。
仕事自体にはやりがいを感じつつも、
大手ならではの葛藤があったと言います。
「組織の歯車のように感じてしまう瞬間があり、
もっとスピード感のある環境で早く成長したいと考えました。
また、
会社の売上に近くで貢献できるポジションに就きたいと思い、
ベンチャーへの転職を決意したんです」
当初は「業務部」を志望。
しかし面接を通じて
ポテンシャルとサポート力が見出され、
会社の成長の肝となる「事業推進」への配属を提案されました。
「ここなら自分の強みを活かして、
会社の中心でスピード感を持って成長できると確信しました」
入社初期の「もがき」から、突然の抜擢。失敗を経て「自分の仕事」にするまで
意気揚々と入社したTAPP。
しかし
最初の半年間は「暗中模索」の日々でした。
「当時の先輩方は、
それぞれ明確な役割を持っていました。
そんな中、
私はSalesforce関係の入力作業や、
新入社員の研修、事務手続きなど、
目の前の細かい業務を少しずつ巻き取ってはいたものの、
自分だけの『これだ』という強みや役割を見いだせずにいました。
周りと比べて、
『私の成長スピードは遅いんじゃないか』
すごく焦り、もがいていました」
そんな石﨑さんに転機が訪れたのは、
入社して数ヶ月が経った2月。
事業推進リーダーから、
「新しく始まるリアルイベント企画、
やってみる?」
と声をかけられたのです。
この一言が、
石﨑さんを変えるきっかけになりました。
イベントは、
新規顧客向けの体験型企画
「ファースタップ(FirsTAPP)」。
最初は、先輩の隣でマニュアルを読み込み、
一つひとつの実務手順を覚えるところから必死にスタート。
そして5月、
入社からわずか半年あまりで、
運営のすべてを引き継ぐことが正式に決まりました。
「大きな抜擢にプレッシャーもありましたが、
早く自分の領域を確立し、
組織に貢献したい気持ちが勝っていました。
ただ、
引き継いだ当初は本当に苦戦しました。
イベント運営は、
細かくて地道なタスクの山。
それらをどう管理し、
誰にどのタイミングで確認すべきか。
最初はすべての判断を一人でするのが難しく、
属人化していたこともあり、
パンクしそうになったこともありました。
そこで、
『ただ指示通りに回す』のではなく、
自分が責任者として回し切るんだと覚悟を決めました。
業務の全体像をすべて書き出し、
自分で判断できることと、
先輩に確認すること等を整理していきました。
失敗や苦戦を乗り越えながら
一連の流れをやり切ることで、
徐々に一人で判断できる領域が増え、
今ではイベント運営全体の意思決定を主体的に担っています。」
お客様の反応を捉え、営業へとパスを繋ぐ。本当の「営業連携」とは
「私たちの仕事は、
単にイベントを運営するだけではありません。
イベントを通じてお客様のニーズを引き出し、
営業メンバーへとパスを繋ぐ。
会社の業績に直結する
『営業機会の創出(事業推進)』が私たちの本質的な役割です」
石﨑さんが主導する
「ファースタップ」やリアルセミナーは、
お客様とTAPPを繋ぐ重要な架け橋。
セミナー中、
石﨑さん自身が直接会話をするわけではありません。
だからこそ、
現場の情報を細かくキャッチし、
営業へと共有する徹底したサポートに注力しています。
「営業や司会の登壇者が、
最も動きやすい環境を整えることを最優先に考えています。
参加されるお客様の年齢・年収など
事前情報をスプレッドシートに整理しておくのはもちろん、
何より大切なのは
『セミナー中のリアルな反応』を共有することです。
講義中に、
『どのような部分で熱心にメモを取っていたか』
『どの問いかけに対して手を挙げて反応していたか』
現場でしか見えないお客様の反応を記録します。
お客様が、
何に関心を持っているかを現場で捉え、
営業メンバーに共有することで、
その後の提案や相談対応につなげています」
この地道な連携が、
営業成果へと結びついています。
「以前セミナーの中で、
非常に熱心にメモを取り、深く頷いていたお客様がいらっしゃいました。
私はその様子を細かく記録し、
リアルタイムで担当の営業メンバーへ共有しました。
セミナー終了後、
営業メンバーがその情報をもとに
『先ほど確定申告の部分を熱心に聞いてくださっていましたね。
具体的にどのようなお悩みがありますか?』
とお客様の関心にピンポイントで寄り添う
アプローチを開始したんです。
お客様からも『自分の気になっていたことをよく理解してくれている』信頼をいただき、
スムーズに個別相談、そして大切なお知り合いの『ご紹介』をいただく結果へと繋がりました。
営業メンバーから、
『石﨑さんが共有してくれた情報のおかげで、
スムーズに提案できて紹介まで繋がったよ!』
と声をかけてもらった時はとてもやりがいを感じました。
営業5人、運営2〜3人という少人数で回しているイベントだからこそ、
密なコミュニケーションと迅速な改善が実現できています」
山積みの地道なタスクを「仕組み化」し、属人化と業務負担を大幅に削減
現在、
チームとして最も力を入れているテーマが、
「業務の仕組み化(標準化)」です。
「イベント企画は、
案内文の作成、
案内メッセージの送付、
画像バナーの準備、
当日のアテンド、
事後アンケートの回収など、
細部にわたる地道な調整やタスクの塊です。
引き継いだ当初は、
毎回『次は何をすべきか』を
手作業で確認しながら進めていました。
そのため、
担当者ごとに準備の粒度にばらつきが出たり、
進捗確認の往復連絡が多発したり。
業務が属人化し、
チーム全体の負担が重くなっていました」
そこで、
誰でも同じようにイベント運営を完結できる仕組みを作るため、
問題提起をし、管理ツールの作成を進めています。
「イベントの『開催予定日』を入力するだけで、
準備開始から当日、
そして事後対応までの細かなタスク、
具体的な締切が自動的に出力される管理ツールをスプレッドシート等で構築しました」
この仕組みを導入したことで、
業務は劇的に変わりました。
- 【Before】(導入前)
- 毎回手作業で大量のタスクを確認し、
抜け漏れの不安や進捗確認の往復連絡が多発。 - 担当メンバー間での準備の粒度にばらつきがあり、業務が属人化。
一部のメンバーに過度な負担が集中していた。
- 毎回手作業で大量のタスクを確認し、
- 【After】(導入後)
- 開催日を入力するだけで全タスクと締切が自動出力され、
手作業での洗い出しが不要に。 - 確認の往復や抜け漏れがゼロになり、
準備時間が大幅に削減された。 - 誰が担当しても同じクオリティでイベント運営を回せるようになり、
全体の業務負担が劇的に軽減。
PDCAサイクルも非常に回しやすくなった。
- 開催日を入力するだけで全タスクと締切が自動出力され、
「この仕組み化によって、
個人の経験やスキルに頼ることなく、
誰もが安定して成果を出せる状態を作っています。」
「0から1」をAIで乗り越え、人にしかできない高付加価値な仕事に時間を使う
イベント運営を進める一方で、
多くの壁にもぶつかりました。
特に、
資料や案内文を一から作成する
「ゼロイチ」の業務は、
石﨑さんにとって苦手な領域でした。
「イベントの案内文やデザインなど
何もないところから形にする作業は本当に苦戦しました。
一人で考えていると
時間ばかりが過ぎてしまい、
先輩への相談や確認作業の往復も増えてしまう。
それがすごく悔しかったんです。」
そこで取り入れたのが、
AIを活用した「効率化」でした。
「AIを自分の優秀なアシスタントとして活用し始めました。
『こういうコンセプトのイベントだから、
案内文の切り口やスライドのレイアウトアイデアを3パターン出して』
とAIに指示します。
AIに大枠のアイデアや骨子を出してもらい、
それをベースに、
『TAPPのブランドイメージに合っているか』
『オーナー様に親近感を持ってもらえるか』
といった独自の基準で直感や意図を加えてブラッシュアップしていく。
この使い分けによって、
ゼロから悩む時間が削減され、
確認の手戻りも劇的に少なくなっています」
テクノロジーを使いこなすことで、
自分の苦手な作業時間を減らし、
人にしかできない「高付加価値な業務」に
時間を使うことができるようになったと言います。
「浮いた時間は、
お客様の反応分析や営業連携、
そして週1回行われる企画ミーティングの『事前準備(アジェンダ作成)』等に充てています。
ミーティングに参加する先輩方は非常に多忙です。
限られた時間の中で
最大の意思決定を行えるよう、
1週間で確認・決定すべきアジェンダを事前に細かく作成し、
整理してミーティングに臨んでいます。
『この確認の機会を絶対に逃さない』
という準備に時間を使うことで、
チーム全体のスピード感を支えています。
さらに、
データ活用という点では、
アンケート回収率を向上させるための取り組みにも活かされています。
「イベント終了後にお客様の声をいただくため、
アンケート画面に運営スタッフの顔写真を掲載する工夫を始めました。
『この人たちに頑張ってやってもらったんだな』
という親近感を持っていただくことで、
回収率が上がるのではないかという仮説のもとで導入したのですが、
実際に回収率も向上しました。
今後は、
このアンケートでいただいたデータをもとに、
どのイベントや施策から商談やご紹介が生まれたのか、
その相関関係を可視化していきたいと考えています」
「自ら手を挙げ、仕事を進化させる」。TAPPという舞台で共に挑戦する仲間へ
石﨑さんが所属する事業推進チームは、
年代の近い女性たちが中心となって活躍する、
非常に活気あふれる職場です。
「新卒1〜2年目から4年目の若いメンバーが多く、
毎日賑やかに意見を交わしながら働いています。
全員が熱量高く駆け抜けていますが、
風通しがよく、
困ったことがあればすぐに相談し合える
素晴らしいチームワークがあります」
最後に、
どのような人と一緒に働きたいか、
未来の仲間へのメッセージを語っていただきました。
「イベント企画という名前から受ける華やかさだけを求めている人には、
正直、向いていない仕事かもしれません。
なぜなら、
仕事の9割は、
裏方としての地道な調整やタスク管理、
そして営業との密な連携だからです。
しかし、
任された仕事の中でも、
自分から改善案を出したり、
新しいやり方を試したりできる環境がTAPPにはあります。
指示されたことをただこなすのではなく、
『ここをもっと良くしたい』
と自ら主体的に行動して、
最後までやり切ることが好きな人。
そんな人にとっては、
自分の領域を無限に広げていける場所です。
今後の目標としては、
単にイベントを無事に開催して終わるのではなく、
オーナー様への有益な企画を増やすことで
イベント参加率をさらに向上させ
具体的な営業成果(数字)を追求していきたいと考えています。
自分から、
『挑戦したい』
『これを仕組み化したい』と手を挙げれば、
TAPPはいつでもその情熱を受け止め、
背中を押してくれます。
自分の限界を決めず、
会社と共に圧倒的なスピードで成長していきたい。
そんな熱い想いを持った方と、
ぜひ一緒に事業を前に進めていけたら嬉しいです!」