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●ビジョンは?

 今、日本では若者のクルマ離れが取りざたされる。日系メーカーはエコ一辺倒となり、本来はエコロジー(環境保全)だったはずだが、現状はエコノミー(節約)追及にやっきとなり、単なる移動の道具としてのコモディティ(日常品)化した自動車が溢れ出している。コモディティ商品は猛追する韓国、中国メーカーにやがて取って代われてしまうかもしれない。実際に大手電機メーカーは凋落し閉塞感が生まれている。
 時代の本流はコモディティ化だとしても、近年その反動として、パートナーとして親しむ要素、付加価値の高いクルマも脚光を浴び始めている。
 付加価値の高いクルマ作りの分野では、ヨーロッパ車のほうがまだ上だ。また文化として「クルマ」を捉える層も欧米の方が厚いと言える。
 こうしたことから、関連会社の株式会社スポーツドライビングジャパン(以下株式会社SDJ)では、サーキットに車好きを集めて安全運転を教える活動を行い、ユーザーを増やすことから取り組んでいる。

●日本発のブランドを目指す

 TEZZOは、日本発の製造ベンチャー企業として新たな道を切り開き、世の中にインパクトを与えられるブランド力を保有し、そして永続的に継続・発展することを目的として発足した。そしていつか「日本のフェラーリ」と呼ばれるようなブランドとなりたいと考えている。