Tokyo Artisan Intelligence株式会社(以下、TAI)でFAE(フィールドアプリケーションエンジニア)として活躍するIさん。キャリア20年のベテランエンジニアであるIさんに、TAIでの技術営業としてのやりがいや魅力について伺いました。
プロフィール
2024年にTAIへ入社。FAEとして製品導入の最終工程を担当し、その製品の最終確認やカスタマイズ対応、手順書整備などを行っている。これまで半導体の前後工程設計やプロジェクトマネジメントにも従事。趣味はゲーム、ラーメンの食べ歩き。
ハードからソリューションへ──幅広い経験をTAIで活かす
Q. これまでのキャリアの中で、どのような技術領域に携わってこられましたか?
立命館大学理工学部を卒業後、約20年間にわたり半導体業界を中心にキャリアを築いてきました。新卒入社後、大手メーカーに常駐しながら半導体の後工程設計を担当しました。
その後は前工程の設計、検証業務、プロジェクトマネジメントなど、工程全体を見渡す立場で多くの案件に携わってきました。複数の企業で経験を積み、技術者としての引き出しを増やしてきたことが、自分の強みになっていると感じます。
Q. 現在はどのような技術領域に取り組んでいますか?
現在はAIプロダクト開発課に所属し、FAEとして、社会インフラを支えるAIソリューションの導入・運用に取り組んでいます。
物理的なセンサーやAI解析を用いてリスクを未然に検知し、安全を確保するという、公共性の高い領域に従事しています。単にソフトウェアを構築するだけでなく、ハードウェアの構成検討から現場での細かな調整、クライアントとの直接的なコミュニケーションまでを一貫して行い、実用化フェーズまで伴走することに大きなやりがいを感じています。
Q. 入社後、エンジニアとしてのスキルセットはどのように変化していますか?
これまでは半導体やストレージといった「ハードウェア単体」の知見が中心でしたが、TAIではAIやソフトウェアとの連携が前提となっているため、視野が一気に広がりました。
センサー制御のために久しぶりにC言語を使ったり、筐体設計や手順書作成まで行うなど、ものづくりの全体像を把握して実装に落とし込む力が鍛えられています。
キャリアを動かしたTAIとの出会い
Q. TAIに入社されたきっかけを教えてください。
転職活動をする中で、エージェントから紹介されたのがTAIでした。スタートアップであること、業界としては新しいジャンルに取り組んでいる点に最初は少し不安もありましたが、これまでの経験を活かしながら、社会にインパクトを与える仕事ができるのではと感じ、興味を持ちました。
Q. 面談などで印象に残っていることはありますか?
やはりCEOの中原さんの人柄と熱意です。「ぜひ来てほしい」と真剣に伝えてくださる姿勢に、正直驚きました。テキストでのやり取りや、面談での話の深さから、「この人となら一緒に仕事ができる」「本気で事業を伸ばしていこうとしている」と感じられたことが大きかったです。他の企業とも比較していた中で、TAIは「人」に魅力がある会社だと思いました。
決め手は“ものづくりのラストマイル”への関与
Q. 最終的にTAIを選んだ決め手は何でしたか?
決め手は2つあります。1つ目は、ハードとソフトの両軸でプロダクトを社会に実装していること。これまでのキャリアではハード単体の開発が多く、売る際にはどうしても価格競争になりがちでした。その点、TAIではソリューションとしての付加価値をつけた形でクライアントに届けられる点が魅力でした。
2つ目は、プロダクトの"ラストマイル"に関われること。設計・構築で終わるのではなく、現地での設置やトラブル対応、運用まで一貫して対応できることは、エンジニアとして非常に貴重な経験だと思います。自分の手で作ったものが、社会インフラとして機能していく様子を見ることができるのは、何にも代えがたい喜びです。
Q. 転職に対して迷いはありましたか?
正直ありました(笑)
前職は規模も知名度もある企業だったので、安定した環境であることは間違いなかったと思います。ただ、今後のキャリアを考えた時に、「このままでいいのか?」という漠然とした不安がありました。
そんな中で出会ったのがTAIであり、変化を恐れず新しい領域に踏み出すことを選びました。
展示会で開発したプロダクトのデモの様子
背中を預け合うチーム──スタートアップの一体感
Q. TAIの組織としての特徴は?
まだ人数が多くない分、横のつながりが強く、みんながチームとして動けていると感じます。誰かが困っていたら自然に助け合う文化が根付いていますし、それぞれの専門性を尊重しながら仕事を進める空気感があります。
また、各自が自律的に動いているので、細かな指示を待つのではなく、「こうやった方が良いのでは?」という提案がすぐに実行に移されやすいのも魅力のひとつです。
フットワークの軽さとスピード感は、スタートアップならではだと思います。
Q. 働き方の柔軟性についてはいかがですか?
私自身は製品の扱いが多いため出社中心の働き方ですが、フレックス制度が整っているので、家庭の事情や体調に合わせて調整できるのは助かっています。また、出張での現地対応が必要な場合も、自分で準備して動ける裁量があるため、働きやすさは非常に高いと感じています。
Q. 社内コミュニケーションの雰囲気は?
日々の業務ではSlackや社内ミーティングでのやりとりが中心です。同じ課のメンバーとは物理的にも近くにいるため、対面でのやり取りも多いですし、AIエンジニアチームなど別部署とも定期的に情報交換しています。
オフラインの会社イベントもあるので、忘年会や定期的な集まりを通してリラックスした交流ができるのも良いですね。
社会実装の最前線で挑戦を重ねる日々
Q. 入社後に経験した挑戦はありますか?
新規プロジェクトの現地導入において、物理的な制約が非常に厳しい環境下で設置対応を行ったことが、私にとって大きな挑戦でした。
定められた短い時間枠の中で全ての作業を完了させなければならず、事前の緻密な準備、現場での迅速な判断、そして即座のトラブルシューティングが求められ、あらゆる力が試される場面でした。
また、導入後の不具合に対しても、「なぜ事象が発生したのか」「再発を防ぐためにどのような根本対策を講じるべきか」を冷静に考えるプロセスは、非常に大きな学びとなりました。社会のインフラを支えるという責任感と達成感を得られた貴重な経験です。
実際に現場に出向き、作業する様子
Q. 入社から1年経過しました。成長を感じたことはありますか?
今までとは違い、「自分が設計・製造・実装したものが、そのままお客様の元で稼働している」という体験ができることが、一番の学びです。単なる設計者ではなく、現場と向き合い、プロダクトを動かす責任を担う立場として、自分の意識や視座も大きく変わったと思います。
Q. これからTAIに入社する方へのメッセージをお願いします。
TAIは、技術者としても人としても成長できる場所だと思います。正解のない中で試行錯誤し、自分なりのやり方を見つけて形にしていくプロセスは、難しさと楽しさが同居しています。
「こうありたい」「こう変えたい」という意志を持っている方にとっては、やりがいのある環境です。ぜひ、一緒に挑戦していきましょう。