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広告制作とWebメディアで活躍してきたプロデューサーが、【TabiMUSE】の可能性に惹かれてバリーズにジョインするまで

こんにちは。今日から2回に分けて、今年7月にバリーズにジョインしたCOO・木綿裕美(きわた・ゆみ)のインタビューをお届けします。

バリバリの理系女子から、デジタル総合広告会社のプロデューサーへ

―― 学生時代はどのようなことを学ばれたのでしょうか?

大学は情報数理学科で、数学とプログラミングなどを学びました。高校も理系クラスだったので、バリバリの理系女子です(笑)。理系女子は少ないため、就職先は大企業や研究職などの安定した道もありましたが、昔から絵を描くのが好きで、クリエイティブなことに興味があったため、クリエイティブ系の仕事に就きたいと考えていました。

就職活動をする中で、広告業界のイベントに参加したところ、まさに業界全体がこれからデジタル化されるという過渡期だと知り、自分が勉強してきたことも活かしつつ、クリエイティブな仕事に携わることができると考え、スパイスボックスという博報堂グループのデジタル総合広告会社に就職しました。

―― 学生時代とは生活が一変したのではないですか?

はい。社内は、まさに「自分たちが広告×デジタルの時代を作るぜ!」といった雰囲気で、周りはコンサル業界や広告代理店、制作会社などでバリバリプロデュースしてきた経験豊富な超スペシャルな方ばかり。そこに、何も分からない新卒の私が飛び込んだので、「プロデューサーとは何か」から始まりました。営業も提案も見積もりも作る。デザインもディレクションもWEBマーケもやる。プライベートの時間もずっと仕事のことを考えていました。友人の結婚式にもパソコン持って行くほど必死でした(笑)。

―― それは大変でしたね。そこからなぜ「マイナビ」へ転職されたのでしょうか?

バリバリのプロデューサーの先輩たちの中で、自分だからこそできる提案や価値に思い悩んでいたことが大きいですね。自分の価値を高めるにはどうしたらいいのか?どうしたら消費者にとって響くコミュニケーションが作れるのか?を考え続けた結果、女性向けのプロダクトやサービスに関わりたいという気持ちが生まれました。自分の提案する企画が本当に消費者に響いているのか?というところを実感して、ユーザーの反応を直接感じることで、もっと良い広告を作ったり、成長したりできるのではないかと思い、女性の総合メディアを持つマイナビに転職しました。

 マイナビには5年ほど在籍しましたが、「就活スタイル」などの内定者向けのメディアを担当したり、女性総合メディア「マイナビウーマン」を中心とした広告制作や編集の部署で広告を作り続けました。28歳でタイアップ記事や広告制作の統括部門の課長職になってからは、広告制作のメンバーを統括しつつ、編集部と営業との間に入り、より良い広告作りに奮闘する毎日でした。マイナビでは、アンケートでコンテンツを制作することが多かったので、常にユーザーの気持ちを分析して仮説を立てた上でコンテンツを作り、実際の反応を見てPDCAを回すことで、肌感覚でユーザーの反応がわかるようになっていたのはメディアに入って本当に良かったなと思っています。

また、タイアップ記事だけではなく沢山の挑戦をさせていただいたのもとてもいい経験でした。人気の作家さんと組んだWEB連載、書籍化、サイン会イベント、PR向けの取材インタビューなど、立体的な取り組みでのプロモーションを担当させていただいたり。企業様のWEB全体のプロモーションの設計から入らせていただくなど。メディア運営のノウハウを活かしたコンテンツ企画・制作の経験ができたことは非常に恵まれた環境だったなと思っています。

自分が目指すクリエイティブなWebメディアを求めてMERYへ

―― そこから「MERY」へと移られたきっかけを教えてください

マイナビに入って5年目、30歳になる直前に、「マイナビウーマン」と「MERY」が「老舗メディアと新鋭メディア」というようなタイトルで対談することになったことがきっかけでMERYの方たちとの交流が始まったのが一番初めのきっかけです。交流を深めている中で、MERYの熱狂的なファンを持つサービスとしての魅力や、それを軸に様々な他のサービスを展開できる可能性を感じ、今後のWEBメディアを大きく変えるようなインパクトがあるのではないかと思ったことがMERYに興味を持つきっかけになりました。

MERYでは、何よりインターネットを幸せな場所にしたいという強い想いがある。それに加えて、世界観やブランディングも大切に考え、クリエイティブ且つ本当に良いものを目指し始めている。そして刺激的で非常に優秀な仲間と仕事ができる。マイナビでの恵まれた環境から離れるということで非常に悩みましたが、自分の可能性も広げていきたいと思い転職を思い切って決意しました。

―― その後、バリーズへのジョインと繋がった背景は?

 就職してから約10年間、広告業界やWebメディアにいた中で感じたのは、女性向けのメディアが売りにくくなってきたこと。ここ数年はインスタグラムなどのSNSも普及し、ひとつのメディアに出稿するという時代ではなくなってきている。このままだと、Webメディアという市場がどんどん小さくなってしまうのではないか…とずっと考えていました。バリーズの代表野々村とは時々ランチに行く仲だったので、そういう話をよくしていたんです。

―― バリーズCEOの野々村さんとはいつ頃出会ったのですか?

MERYに入ってすぐの頃です。そこからしばらくしてMERYがサービスを一時停止してまた復活することになり、その再建に尽力していたため、しばらく転職は考えていませんでした。MERYが復活して落ち着いたところで、さきほど話したように、今後のWebメディアはどうなっていくのか…と考えるようになり、野々村ともそういう話をよくしていて、野々村の【TabiMUSE】への強い想い、オリジナリティや今後の可能性に強く惹かれるようになりました。

―― 従来のWebメディアと比べると、珍しいというか特殊ですよね

そうなんです。通常は編集部の方やライターさんが記事を書きますよね。契約も結びますし、ギャランティも発生します。それに対して、【TabiMUSE】はコミュニティがひとつのメディアになっている。ミューズたちにはライターとしてのギャランティは発生しません。それでも、【TabiIMUSE】への想いは強いですし、イベントなどのリアルな交流も活発で、面白いメディア運営だなと思いました。

―― 構想だけでなく、実際に人を集め、クライアントを集め、マネタイズしているというのはなかなかできないと思います

実際に他のWebメディアもコミュニティを売り始めているのですが、イベントを開催したところで終わってしまうんです。本物のコミュニティを持っているメディア、それも女性に特化していて、熱狂的なファンがいる【TabiMUSE】が、ここからどのように横展開していくのか、このコミュニティをどう広げていくのか、というところに興味を持ち、今年の7月にジョインしました。

最強の二人三脚



―― 現在の役職と仕事内容について教えてください

COOになります。業務委託の方はいるのですが、常駐は先月まで二人だったので、代表の野々村がやるべきこと、やりたいこと以外すべてです(笑)。Wantedlyの運用を始めとする人事的な事をはじめ、アポイントにも行きますし、営業的な動きもしますし、案件が通ったら編集で特設ページを作ったり、ミューズと一緒に取材に行ったりすることもあります。実行フェーズをひと通り担当している感じですね。

―― これまでの経験がすべて活かせますね

 マイナビでもマネージャーをやっていましたし、MERYでも新・編集部の立ち上げやプロジェクトリーダー、システムチームと連携をとるようなプロジェクト、ブランディングPRなど幅広い経験をさせていただいていたので、これまでの自分の役回りがとても役に立っています。MERYではマネジメントもやっていましたが、自分がプレーヤーとして取材をしたり、記事を書いたりもしていたので、その視点でメディアを運営するというのもいい繋がりだなと思います。ただ、私が一人でできることは限られているので、事務的な事などを含め、事業拡大に向けてメンバーを増やしていきたいと思っています。 

―― 実際に入社してみて、予想していたのと違う部分はありましたか?

ベンチャーを経験していたものの、それぞれ大手企業の子会社で、ある程度の文化ができ上っている中にジョインしたので、「本当のスタートアップ」というところへのギャップは感じました。これまでもマルチタスクを任されることが多く、オールマイティな立ち位置で仕事をしてきたのですが、それを超えるほど、やることがたくさんあります(笑)。

―― 一人10役くらいですよね(笑)

 まさにそんな感じです(笑)。改めて、会社っていろいろな人に支えられているんだなと実感しています。今までマネジメントに集中できていたのは、経理の方、人事の方、営業推進で数字の管理をしている方、そういう方たちがいたから。会社って細かい仕事がたくさんあって、それはそれぞれの担当になってみないとわからないんですよね。それを少人数で回さないといけない環境になっていることで、会社ってこういう風に作られているんだと、改めて実感しました。

―― そこは楽しくもありますか?

 そうですね。これまで紆余曲折、いろいろな経験をしてきたので、まずは楽しもう!と思うようにしています。野々村には代表として良い意味で尖っていて欲しいので、それを自分がどう補っていくか、お互いの良さを活かすにはどう動けばいいのか、というところを掴んできたので、大変なこともありますが、充実した楽しい毎日です。

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