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【代表インタビュー後編】バーチャルライブプラットフォームVARKの立ち上げと成長の変遷をインタビュー。誰もが活躍できる場所を実現するため、ベンチャースピリットとものづくりを融合させた起業ストーリー

こんにちは、VARK採用担当です。VARKについてより深く皆さまに知っていただくために、2回にわたり、弊社代表取締役の加藤卓也(かとう たくや)のインタビューをお届けしています。後編では、VARKを立ち上げたきっかけや成長の経緯、今後の展望などについて詳しく聞きました。ぜひご覧ください!

困っているVTuberの活躍の場として立ち上げたVARK

ーー VARKを立ち上げたきっかけを教えてください

会社を立ち上げた当初は、現在のようなバーチャルライブ事業はなく、さまざまな種類のゲームを制作し、ゲームセンターなどに卸して収益を上げていました。ゲーム以外の新しい事業を立ち上げようとサービスを模索し始めたのが、起業して半年ほど経った頃です。当時はVRのスタートアップが集まる専用シェアオフィスに入っていたのですが、創業した2017年はVTuber(バーチャルYouTuber)が一気に増え始めた時期で、オフィスに入っていた周囲の会社がVTuber事業を始めて急成長していました。それと同時に、VTuberを始めたは良いがなかなか成功できない、VTuberさんのマネジメントがうまくいかない、と悩んでいる方が多かったんです。

新しい事業を立ち上げる際には、困っている人の課題を解決するものをつくることが手段のひとつだと思うのですが、その困っているVTuberさんたちにヒアリングしたところ、ほとんどの課題が「お金がない」「目標がない」「リアルのYouTuberに勝てない」の3つでした。そこで、リアルなYouTuberに勝つことができて、収益になり目標にもなる、バーチャル空間でしか出来ないことをつくろうとサービス内容が固まり、VARKが始まりました。アーティストの目標と言えば東京ドームなので、バーチャル空間に東京ドームのようなものを作ることが当初の目標でした。

ーー VARKならではのしかけや機能などを教えてください

競合が多くいた中で当社が勝ち続けられた理由のひとつが、“やらないこと”をきちんと決めたことだと思います。開発のものと相談して、「VARKはバーチャル空間でしかできないことをやる空間です」としっかり定義し、バーチャル空間で活躍したい人たちが輝くためのステージであり続けることに注力しました。ユーザー側へのサービスよりもVTuberさん側へのサービスにリソースを割いていて、例えば、アバター機能や、隣の観客と話ができる機能など、観客側に関するものはあえて作っていません。ひとつでも多くの質の良い演出をまとめ上げることに注力しています。これによって観客側もアーティストの舞台に集中することができ、真摯なファンばかりが集まるようになるので、結果として参加者の満足度がとても高い空間が実現できる。それが、VARKがバーチャル空間の市場でトップを走り続けている理由だと思います。

最初にVR市場を調べた時に立てた仮説と同じなのですが、わざわざVR機器を使って体験するものは、“ワクワクするような楽しみ”になるものである必要があります。VRを使う時間を何に使いたいか、どんなコンテンツを観たいかを考えた場合、自分が応援したい人の晴れ舞台であれば、わざわざ機器を準備してまで観たいものだろうと考えました。

“誰もが活躍できる場所を提供する”という変わらないVARKの理念

ーー 現在はVTuberのライブがメインですが、リアルなアーティストのバーチャルライブなど、今後の事業展開はどのようにお考えですか?

VARKはVTuberさんのライブハウスと思われることが多いのですが、たまたま困っているVTuberさんたちを応援する形で始まっただけであり、バーチャルで活躍する人は誰でも応援したいと考えています。今後の展望としてはリアルなアーティストの方や、アニメ漫画のキャラクターなど、どんなジャンルであってもバーチャルでライブをしたい要望があれば全力でバックアップしたいですね。最近はコロナ禍でリアルなライブが難しい状況ということもあり、VTuberさん案件よりもリアルなアーティストのほうが比率として多くなってきています。例えば直近では、人気声優ユニットの「スフィア(Sphere)」さんがVARKを使ってバーチャルライブを行い、大好評を博しました。

ーー 今後の中長期的な戦略も教えてください

現在のVARKは、リアルで言うと東京ドームのようなもの。それは当初掲げてきた目標の実現ですが、今後はさらにリアルな環境に近づけるため、その周りにちいさなスペースを作って、コミュニティ化を進めていきたいと考えています。具体的には、ライブ前のグッズなどの購入や、ライブ後に感想を語り合える場を作ってアーティストの世界観をライブ以外でも展示できるスペースの実現を計画しています。

より先の未来の話で言うと、バーチャル空間で誰もが活躍できる場所としてのVARKを提供し続けていきたいと考えています。現在はライブ事業が中心ですが、ゲーム事業やコミュニケーション関連など、今後かたちは変わっていくかもしれません。どんな内容であっても、VARKに飛び込めば活躍のチャンスがあると思ってもらえる、魅力的な場所を提供できている状態でありたいですね。私自身、スポーツチャンバラやVR市場といった新しい環境で自分の居場所を見つけてきました。新しいフィールドに飛び込んでいけば活躍の可能性があることは自身の経験からも実感しているので、「新しい活躍の場所を創り、新しい人生を届ける」というVARKのミッションを実現し続けていたいです。

「バーチャルが日常になる」未来を一緒に実現するための仲間を募集!

ーー 当初はエンジニア2名からのスタートでしたが、現在の社員数は20名を超え、10倍まで成長しました。採用については順調でしたか?

起業した際は、SNSで一緒に会社をやってくれる仲間を探して採用活動をしていました。Twitterで「エンジニア」と書いている人へひとりずつ直接スカウトのDMを送って採用した2名のエンジニアと私の3人で、ゲームを制作するところからのスタートでした。採用に関しては、VR分野に取り組みたいというエンジニアがそれほど多くないので、現在も苦戦しているところではあります。黎明期のマーケットに飛び込みたいという方が少ないのかもしれません。VR市場は成長途中のマーケットですが、だからこそ努力次第で勝てるフィールドだと思っています。現在のメンバーは全員VARKのファンであることがきっかけで参画してくれているので、さらにVARKユーザーやファンを増やして、興味を持ってもらうことで採用につなげていければと考えています。

ーー 最後に、VARKへ転職を考えている方へのメッセージをお願いします!

現在のVARKは20名規模の企業ですが、挑戦したいことには何でも挑戦でき、作りたいものは何でも作ることができ、実力がそのままプロダクトに反映される、作り手としてはとてもやりがいを感じられるフェーズにあると思います。と同時に、VARKはVRライブ分野でフロントランナーとしてトップを走り続けており、今後はコミュニケーション領域にも展開をしていく予定です。成長分野の中での成長企業として、盛り上がっている業界のパイオニア企業に参画できるまたとないチャンスですので、ぜひ飛び込んで来てほしいと思います。

いかがでしたでしょうか? VARKでは新しい時代のエンターテインメントを創る仲間を大募集しています。少しでも興味がありましたら、お気軽にお問合せ下さい。

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