日本は今、長時間労働の見直しやプライベートタイムの重視、生産性向上のための働き方改革が推進されています。
果たして行政主導のこれらの動きが、どれほど有効で、社会を変える力があるのでしょうか。
日本人に今足りないものは、働く一人ひとりの自主性と労働観だと思います。

私達は、人生の中で長い時間を「働く」ことにあてています。その時間をどのように過ごすかが重要なのであり、時間では無く、中身の問題。そして、自分自身の仕事の仕方や選択、全ては自分の「意思」次第なのです。

私は2か月前、縁も所縁も無かったアジアの最貧国カンボジアにやって来ました。
きっかけは、カンボジアの山の中を開拓して、大学やリゾートを作り、将来10万人が暮らす学園都市を創る！という壮大なビジョンを掲げ、異国の地で頑張っている日本人起業家 猪塚武さんを知ったことからです。

多くの日本人は価値観型で、自らのビジョンを描くことも苦手だと言われています。そんな中、この壮大なビジョンを描くスケールの大きな起業家に大きな興味と関心を持って、その山キリロムを見たくてやって来ました。

私は、生まれも育ちも四国の徳島です。営業の仕事をしながらシングルマザーで二人の子供を育て、学費の支払いのために必死で働いてきました。末子が大学卒業を機に、これからは自分のために働き、自分の人生を生きていこうと思い始めていました。
2年前、日本政府主催の国際女性会議WAW!に参加し、世界で活躍する女性のトップリーダーの方々のお話にインスパイアされ、そこから初めて海外での仕事や活動に興味を持つようになりました。

その後、海外で起業し活躍されている日本人がたくさんいることを知り、その中でも「究極の起業家」と言われる猪塚さんと出会いました。
あまりに大きなスケールの事業と発想の面白さに魅了され、人生50年、営業歴20年の節目の年に、起業後初の2カ月の長期休暇を研修と称して、来てしまいました。

こちらでは、日本から来ている30代の男女が数名、現地スタッフと一緒に、日夜関係無く夢中で仕事をしていました。
海外ベンチャーで、自分がやりたいことができる。やりたいことをやっているから、楽しいんです！という彼らの表情は、自ら取り組む仕事への面白さと楽しさ、そして何より誇らしさを感じるものでした。
まさに、ダニエル・ピンクのモチベーション3.0のワクワクする自発的な動機づけ、そのものです。
そして、それを引き出すOSは、この壮大なビジョンであり、壮大過ぎるビジネスプランを自分一人で遊べないから、みんなと一緒に楽しもうよ！言う猪塚武さんの「シェアード」という大きなマインドにあると思いました。

与えられた仕事をこなす様な働き方ではなく、何でも創り出すことができるチャンスとチャレンジの宝庫です。
そこで、上手くいくことやそうで無いことの経験を実体験で積み重ねる時間は、とても言葉に出来ない貴重なものです。

未だ新興国で古い時代のイメージが残るカンボジア。
しかし、近年ASEANの中で確実に存在感を増しています。人口は益々増え、豊かに成長して行くのはそう遠い未来ではないはずです。
政府の開放的な経済政策は、
「IoC技術をふんだんに活用し、世界一住みたくなる街を創る！」という日本人起業家を引き寄せ、この国の未来を担うIT人財育成が始まりました。

進化したテクノロジーの力は、わずか数年でこの国を大きく変化させることでしょう。
日本が歩んだ戦後復興のそれとは、明らかに違うプロセスです。

こんな大変革期の「今」を生きている私達は、古い時代の価値観に縛られること無く、常に新しい姿への脱皮を目指していきたいですね。
何歳になっても自己定義を狭めず、ワクワクする未来を見つめ生きる自分であるために！
働くこと＝生きることを楽しみ、一歩を踏み出す勇気、変わることを恐れず、常にチャレンジしながら進化成長していきたいと思います。

もし、あなたが今、何か物足りなさを感じたり、違和感を感じているなら、それは次のステージへのGOサインです。
自らの人生の新たなスタートを切り、始まりのパワーを起こすと、今の時代のエナジーと共鳴し、あなたに相応しい現実を引き寄せられます。
世界は広く大きい。さあ、小さく狭めていた背中の羽根を存分に伸ばして、未来へ飛び立ちましょう。

笠井誉子

◆A2A Town(Cambodia) 募集職種

（カンボジア駐在）
・ビジネスプランナー職（プロデューサー、ディレクター、マネージャー、プランナー）

・デザイナー職（Web、紙面）

・リゾートアクティビティー職（プロデューサー、マネージャー、スタッフ）

・建築設計職

・建設職

・ITエンジニア職

（日本国内）
・セールス職（IT・不動産・大学スポンサー）

・その他

上記以外の職種もご紹介できる場合がございます。
ご興味がある方がいたらお気軽にご連絡くださいませ。