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【社員インタビュー#04(エンジニア編)】“日本の魅力を世界に広めたい”外国人エンジニアが語る、WAmazingの魅力とは。

こんにちは!WAmazingで人事を担当している小島です。

今回、社員インタビューVol.4として取り上げるのは、中国出身で、社内では中国向けのサービス開発に携わっているエンジニアの「王さん」です!

王さんは日本の文化が大好きで(特に“日本のお祭り”が好きとのこと)、日本の魅力をもっと中国の人にも知ってもらいたい、広めていきたい!ということで、2018年1月よりWAmazingにジョインしています。

今回もCTO舘野がインタビュアーとして様々な角度から切り込み、WAmazingの開発環境が深く知れる内容となっております。
ぜひ、最後までご覧ください!!

(終始、和やかな雰囲気の中でのインタビューでした 左:王 右:CTO 舘野)

日本で研究に励み、日本で就職することを決意

舘野:王さん、よろしくお願いします。WAmazingでは全体の30%ぐらいが外国人スタッフで、中国、台湾出身者が多い中、王さんもまさにそのうちの一人ですね。
まずは簡単に、現在担当している業務について教えてください。

王:私は、中国マーケットを対象としたインフラ構築、アプリケーション開発を行なっている「中国推進部」というチームに所属していて、主に社内サービスの中国対応と、中国向けの新しいサービス開発に取り組んでいます。

舘野:なるほど。WAmazingでは中国対応を強化している中で、中国では広く使われている技術を王さんが積極的に取り入れてくれていますね。普段、開発においてプログラミング言語は何を使うことが多いですか?

王:一番使用するのはRubyですね。、JavaScript(JS)やTypeScript(TS)も使用しています。JSとTSは、サイト自体のフロントエンドとWeChatのミニプログラム、モバイルアプリの開発、またAWSのLambdaに等、小さいところでも使ったりします。

舘野:Rubyという話がありましたが、WAmazing Snowというスノーアクティビティーに関するサービスのコンテンツ開発などのサーバーにはRailsを使っているので、そこではRubyを使いつつ、それをWeChatで上手く表示するためのフロントエンド技術でJSとTypeScript、あとは、WeChatのミニプログラムの開発などにおいてTypeScriptを使っていたり。あと、王さんは入社してから最初の数ヶ月のReact Nativeでモバイルアプリ開発にも携わっていたので、その時はJavaScriptを使用していたということですかね。

王:はい、そうです。

舘野:なるほど。ちなみに、王さんが好きなプログラミング言語は何ですか?

王:そうですね、ScalaとTypeScriptですかね。二つのコンパイラによるTypeチェックが優れていて、コンパイラのお陰でミスが素早く発見できますし、結果、開発がスムーズに行えるのが好きですね。

舘野:なるほど。そうすると、王さんはプログラミング言語の好みとして、動的型付け言語より、スタティックなTypeがある言語が好きということですかね。

王:そうですね。Typeチェックに余計な時間はかけたくないですね。

舘野:コードを書いている中で、Typeチェックがあると、自分でミスしたコードがすぐに発見できるというのはありますね。

舘野:ところで、王さんはWAmazingに入社する以前から、GitHubで既にTypeScript関係のコードをたくさん既に出していたことを覚えていますが、以前からTypeScriptはわりと書いていたのですか?

王:そうですね。前職在職時に、最後1年半ほど企業向けのテレビ会議システムのWeb開発に参加していまして、TypeScriptなどそこではかなりモダンなフロントエンド技術が使われていて、それがTypeScriptを使うようになったきっかけでした。

舘野:それからTypeScriptが好きになった?

王:そうですね。

舘野:なるほど。ところで、王さんは普段から日本語が流暢ですが、日本に来てどれくらい経ちますか?

王:来年で6年くらいになりますね。

舘野:日本に来たきっかけは何だったのですか?

王:きっかけは大学院の留学ですね。当時は早稲田大学大学院のある先生が、自然言語処理に関する非常に面白い研究をされていて、そこに惹かれて日本に来ました。

舘野:なるほど。ちなみに、その時の自然言語処理は、中国語の自然言語処理をやっていたのですか?それとも、言語は特に関係なくですか?

王:当時の手法は、あまり特定の言語に関係しない手法でした。研究に使われているデータは、多くがヨーロッパ言語でした。

舘野:では、英語というわけでもなく、ヨーロッパ圏で使われている色々な言語をその研究対象として扱っていたが、特定の自然言語に対する研究という形ではなかったということですね。

王:はい、機械翻訳というテーマなので、特定の言語を理解するよりは、理解をせずに単純に文字列として扱う数学モデルで、例えば翻訳の場合、ソース文の意味に入りそうな、そして目標言語の文法に合いそうな文字列を精査するとか、まあこんな視点で行う研究です。

舘野:なるほど。大学院で熱心に研究に取り組み、無事に卒業した後は中国に戻らず、そのまま日本で就職をしたのですか?

王:そうですね。当時は色々考えましたが、日本での暮らしがかなり快適だったこともあり、それを機会に日本に残って、日本の企業に就職しました。

(普段は、リラックスできる環境で集中しながら開発に取り組んでいる)

日本の魅力を中国にもっと発信していきたい

舘野:ちなみに、前職ではどういう仕事をしていたのですか?

王:前職は受託開発の会社で、Webエンジニアとして働いていました。様々な案件があり、色々なサービスに参加していました。

舘野:Web以外の仕事も関わっていたのですか?

王:はい、ありました。

舘野:なるほど。前職含めこれまで使ってきたプログラミング言語にはどういうものがありますか?

王:Ruby、PHP、JavaScript、この三つが一番多かったですね。他には、JavaとJNI(Java Native Interface)、Swiftですね。

舘野:Java Native Interfaceは、AndroidのネイティブのコードをCとC++で書いて、Javaにブリッジするためのコードでしたよね。

王:はい、そうですね。

舘野:なるほど。Cを使ってコードを書いたり、JNIの実装も書いたりしていたということですね?

王:そうですね。

舘野:なるほど。ところで、WAmazingに入社しようと思ったきっかけは何だったのですか?

王:去年の後半、プライベートの事情で、仙台から東京に移住することを決めまして、それをきっかけに会社も変えようと思い転職活動を始めました。

舘野:たくさん会社がある中で、最終的にWAmazingを選んだ決め手は何でしたか?

王:WAmazingに入社を決めた理由としては、日本の魅力を中国含め色々な国に発信できるという点と、率直に事業内容に惹かれたというのがありますね。

舘野:なるほど。王さん自身、中国から日本に来ている中で、WAmazingは日本の魅力を世界に発信する事業であることに加え、王さんは中国語も分かる技術者として活躍してくれていますが、中国に向けてサービス提供している部分も面白そうだなと感じたわけですね。

王:そうですね。特に、日本の面白いところ、知られてないところを中国に向けてもっと発信したい。この気持ちは強いですね。

舘野:WAmazingは会社のビジョンにもある通り、「隅々まで日本の魅力を海外に伝える」ということを目指していて、やっぱりまだまだ知られてないところがたくさんあるので、そういうところをもっと中国の人々が知ったら面白いんじゃないかっていう。いいですね。

担当範囲が限定されていない柔軟に対応できる開発環境

舘野:そうしてWAmazingに入社してくれたわけですが、実際に働いてみて「開発」の部分で面白いと思ったところはありますか?

王:開発の点でいえば、エンジニアの担当範囲が広いというのは印象深かったですね。

舘野:なるほど。ベンチャーだと、一人のエンジニアが色々なことに挑戦する環境があって、サーバーサイドからアプリからフロンドエンドのWebの実装まで、幅広く関わるということをほとんどの人が経験していたりするので、そういうところが面白く感じるのでしょうか?

王:そうですね。少人数で色々なプラットフォームを開発をするためには、何かエラーが起きた時は特にそうですが、柔軟に対応できることが重要だと思っています。今一緒に働いているエンジニア陣にはそうした人が多く、自分の近くにそうした人がいることは、自分にとっては目指すべき存在がいていいと思っています。

舘野:なるほど。入社して以降、エンジニアとして色々やってみて、王さん自身がこの技術面白いなと感じた部分はありましたか?

王:そうですね、社内でのCI(継続的インテグレーション)と、色々な監視サービス、ボットサービスの運用、これらが面白いと感じました。

舘野:なるほど、そうですね。WAmazingは色々やっているので、自分達で全部作ってしまうとすごく大変だったりしますが、使えるサービスは他のPaaSなどの仕組みをどんどん使って組み合わせてやっていき、その情報のアウトプットについてはSlackなどを積極活用しており、色々な技術を組み合わせて、かつ、その技術見える化、botなどを組み合わせて様々やっていたりするので、そういう点も面白いかもしれないですね。

王:そうですね。

舘野:ちなみに、王さんが力を発揮してくれているところで、中国関係の技術についてはどうですか?

王:そこは恥ずかしながら、WAmazingに入社する以前は、中国向けのサービスに関わった経験が少なかったです。WAmazingに入社して以降、サービスを中国向けに最適化していく上で知らなかったことが大量にあり、それらを一つ一つ克服してきました。大変でしたが、振り返ってみると面白かったですね。一年前に比べれば、自分自身、大きく変わったと思っています。人は、毎日同じことをするよりも、経験していないことにチャレンジした方が経験値が高いと思っているので。先ほども話しましたが、私が柔軟性のある環境に身を置きたい理由の一つでもあります。

舘野:王さん自身、WAmazingに入社してみて、これまでと大きく環境が変わったと感じていますか?

王:はい、そう感じていますね。会社が自分を信頼してくれているので、自分も会社を信頼して頑張ることができています。

舘野:いいですね。少し話を戻すと、中国に向けてサービスを展開するにあたり、ICP登録対応があったりGreat Firewallの影響があったり、技術的にクリアしなくてはならない課題がいくつかある中で、王さんが情報収集やクラウドサービスの活用含め対応方法を考えてくれていますよね。普通はGoogle、AWS、Microsoft Azureなど使って解決することが多いですが、中国独自の技術だったり、そもそも中国の内側にサーバーがなくてはならないみたいな時に、王さんが、中国ではどのようにやれば最適なデータ配信ができるのかということや、法律的な部分もどうすれば問題ない形になるかなどを積極的に考えてくれて助かっています。

王:中国は、国の法律規制もあり、ユーザーグループの好みと、ユーザーが慣れているサイトのUI、UXなどがユニークなので、そこは色々できることがあると思っています。

舘野:そうですね。UX一つ取ってみても、我々が日本の方々にWeChatの説明をする時は「LINEみたいなものです」と話すことが多いですが、ただ実際は、できることとかが全然違っていたり、ユーザー体験についていえば、ミニプログラム(外部の開発者がWeChat内部でうごくプログラムを作りパブリッシュ出来る)の課金がシームレスに繋がってるのでできることが異なっていたり。あとは、UIの部分もグローバル向けのサービスと中国国内向けのサービスとでは異なっている点も多い中で、どうすれば中国の人が毎日体験しているUXに我々が合わせていけるかというのは、王さんが色々な技術を駆使して適応していってくれているので、この辺りは大変ではあるものの面白い部分でもありますよね。

王:そうですね。

新しい体験をたくさん得られる刺激的な環境

舘野:開発以外の面で、王さんから見たWAmazingの魅力ポイントってあったりしますか?

王:制度面でいうと、個人的に「フレックスタイム制」は好きですね。少なくとも、自分にはフィットしています。コードを書く気分のアップダウンがある中で、仕事の内容だったり時間だったりを自分のペースにあわせて調整することができるので、柔軟に働くことができ、自分にはフィットしています。

舘野:なるほど。他に魅力はありますか?

王:ダイバーシティも魅力的ですね。様々なバックグラウンドを持った優秀なメンバーたちと一緒に事業を伸ばしていけるというのは、自分にとっては魅力的な経験です。他の観点でのダイバーシティでいえば、WAmazingは色々なサービスを展開している中で、例えば3ヶ月前に視野にも入ってなかったことを今目の当たりにするみたいなことも多く、私の考えですが、サービスを開発する人が面白さを感じる瞬間は、これまでなかったことを体験できている時だと思っています。入社して以降、自分自身はそういう体験をたくさんできていて充実しています。

舘野:なるほど。ダイバーシティっていうと、時に煩雑で大変だったりもしますが、ベンチャーの醍醐味って、色んな人達がいて、ありとあらゆる方法で事業も成長させるし、本当に必要とされるものを開発するっていう環境があることだと思っています。

王さんが入社した頃は、まだ中国展開に関しては、WeChatで攻めていくこともそうですし、ミニプログラムをやるなんてことも全く決まっていなかった中で、その後すぐ、中国展開の方針が定まって進んでいき、その中でエンジニアとして要求されることとして、変化に柔軟に対応していくことや、ビジネスの人、プロダクトの人などエンジニア以外の人たちと活発に議論しながら進めていくというのは、非常に大変ですが面白い所も多いですよね。

王:そうですね、大変面白いです。

開発者として事業の成功にコミットする

舘野:最後に、今後どんなエンジニアになっていきたいか、どういうチャレンジしていきたいかについて、是非聞かせてください。

王:エンジニアというと普段は開発だけするイメージがありますが、私自身は、事業の色々な方面に参加しながら、開発者として事業の成長成功に寄与できる、そんなエンジニアになりたいと思っています。今後のチャレンジについていえば、WAmazingのブランドをもっと中国に広めていきたいですね。

舘野:せっかく自分が開発しているサービスだから、広く使われたいっていうのはまさしくそうですよね。やっぱりソフトウェアの良いところは、作って使ってもらう、1人に使ってもらうのも100人に使ってもらうのも100万人に使ってもらうのも、プログラムが一個あれば達成できるっていう。ソフトウェアだと、使ってもらう人が増えれば増えるほど、あっという間に増えていく可能性があるので、そうした点で考えると、日本に観光に来る中国の人たちに、もっとサービスを使ってもらいたいですね。実現できるように、今後も一緒に頑張っていきましょう。

王:はい、ありがとうございます。引き続き頑張ります。

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