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総合商社からアフリカ日系ベンチャーへ。私が1日2ドル以下で暮らすアフリカの人々に基礎インフラを届けるわけ【社員Profile14】

WASSHAはアフリカに事業拠点があるちょっと変わった会社です。そんなWASSHAにジョインした酔狂なメンバー達の「WASSHAでの仕事」「これまでのキャリア」「WASSHAで成し遂げたいこと」などを皆様にもご紹介するために、WASSHAの社員インタビューを行いました!

今回は、総合商社に新卒入社してモザンビークやエジプトなどの新興国でインフラ開発に従事した後、現在はWASSHAのGlobal expansionチームにて海外展開を担い、世界を飛び回っている谷内さんにお話を伺いました!

「商社パーソンからアフリカ日系スタートアップのキャリアに興味がある人」「新興国のインフラ整備に関心がある人」「WASSHAのGlobal expansionチームのことを知りたい人」は必見です!👀✨

社員Profile14:谷内愛(たにうち あい)✈️💃

【インタビュー項目】

◉WASSHAでの仕事内容

◉WASSHAと出会うまでの人生・キャリア

◉谷内さんとWASSHAについて

◉2021年を漢字一文字で表すと?

◉どんな人と働きたいですか?

◉WASSHAでの仕事内容

現地マネージャーとしてWASSHAのビジネスの海外展開を担う

🎤まず、谷内さんはWASSHAでどんな仕事をやっていますか

💃現在は、Global expansionというチームでWASSHAのビジネスをタンザニア以外の国へ展開しています。
今日時点では(2021.12)、ウガンダのGMとしてオペレーションを統括し、売上の向上、コストの管理、サプライチェーンの安定運営、人事・会計などのコーポレートの分野など幅広く見ています。また、同時に次に展開する国の戦略策定や展開の実証をするにあたっての必要な準備を行なっている、というのが主な仕事内容ですね。


勤務地は世界!?

🎤勤務地はどこなんですか?ウガンダ?タンザニア?日本?

💃いや、もうわかりませんね。笑

この前はタンザニアにいたし、その前はウガンダで、今は一時的に日本に居るんですけどって感じですかね、、。拠点ありませんって感じですね。

本当に転々としていて、私がWASSHAにジョインしたのは4月(2021年)なんですけど、5月はタンザニア🇹🇿、6.7.8.9月がウガンダ🇺🇬、10月は日本に帰ってワクチンを受けて🇯🇵、11月タンザニア🇹🇿で12月はまた日本🇯🇵みたいな感じです。

↑ウガンダ🇺🇬の「Source of the Nile」川と谷内さん(左)


🎤WASSHAの仕事のやりがいを教えてください!

💃WASSHAでの仕事のやりがいは、大きく2つあるかなと思っていて、

1つ目は、日本人などの外国人や、ましてや現地の人も行ったことがないような村の奥地に住む人たちに必要なインフラである電気を提供しているという、そもそもの仕事のやりがいがすごいあると思います。WASSHAのミッションとビジョンにも繋がるのですが、意義のある仕事をしているなというのを、村に行くたびに実際にサービスを使ってくれているお客さんに会ったり話したりすると実感します。そして裏付けとなるのが売上での定量化で、売上が伸びることを確認が取れることで、需要がそこにあり、サービスが必要とされていることも証明されています。

2つ目は、現地の優秀なスタッフと働ける環境です。WASSHAの現地スタッフの人たちはすごいと思います。タンザニアもウガンダも、みんなめちゃくちゃ優秀だし、超ワードワーカーです。それだけのポテンシャルがある人たちと一緒に働いて成長する中でサービスを一緒に作っていけるということは大きなやりがいかなと思いますね。

◉WASSHAと出会うまでの人生・キャリア

アメリカに6年半、イギリスに4年住んでいた子ども時代

🎤谷内さんはどんな子どもだったんですか?

💃私は海外歴が長くて、アメリカに6年半、イギリスに4年の合計10年半先進国の英語圏に住んでいたんですけど、海外にいて、自分がマイノリティの外国人だと、自分が日本人であるという認識が芽生えて。
そのような経験をしていく中で、必然的に「日本人として何ができるか」とか、「日本人として振り返ることの大切さ」とかをすごく考えていました。


「アフリカって結構遠いって言われているけど本当に?」

🎤学生時代について

💃それから日本に帰ってきてからは、高校ではテニス部に所属して、初めてのゴリゴリの体育会みたいな生活を送って日焼けで真っ黒になるという3年間を過ごしました。

大学に入ってから、自由な時間や選択肢が増えました。「これまでヨーロッパとかの先進国は行ってきたけど、東南アジアなどいま勢いのある国には行ったことないから行ってみたいな」と思って、大学時代は東南アジアに頻繁に行っていました。ベトナム、ミャンマー、マレーシアとか、本当にアジアばかりで、どこか「アフリカはどこか遠いなぁ」って思っていたんですね。

でも、色んな人と出会っていく中で、「アフリカって結構遠いって言われているけど本当にそうなのかな?」みたいな言葉を投げかけられて、イギリスとかアメリカに居る時を振り返ると確かに「アフリカに住んでました」みたいな人もたくさんいましたし、「確かにそうだな」と思って、NGOがやっていたワークキャンプでケニアに行ったのが私の初めてのアフリカ経験です。

🎤「確かに」と思ってから、実際に行動するのがさすがですね!😲

💃それで、ケニアに行ったときに現地の学生とか青年の方々に出会って、「確かに全然変わんないな」「気持ちだけが遠くなっちゃってたのかな」と思ったことが、アフリカに歩み寄る大きな一歩になったと思います。

その後、将来のことを考えた時に、国際的な仕事とか国連とかに進むのかなと思って、、、

💃あ、、すいません、、。

🎤「?????」

唐突に黙って携帯をいじる谷内さん↓


🎤「大丈夫ですか??」


💃あ、ごめんなさい。自主隔離の確認が政府から来てました。笑

満面の笑みの谷内さん↓

「日本の資金を使って海外でインフラをやるような仕事をしよう」

💃それから、フランスに1年間留学をして、フランスとかヨーロッパのアフリカに対する援助とか支援の勉強をしていたんですけど、そこで「あ、こんなに戦略的に援助したりするんだ」と思って。そこで、世界の役に立ちながら日本のプレゼンスを上げていく為にも、もっと海外に出ていかなきゃいけないなと感じました。

そして、それから「実際どういう仕事に就こう」と思った時に最初は、日本の開発援助の機関かなと思ったんですけど、私としては「やっぱりビジネスの面でやった方がいいかな」と思って。

🎤それは何故ですか?

💃そもそも日本の海外支援の大きな金額って、結構インフラ関係に投じられることが多くて。アフリカのみならずですけど、これからどんどん経済成長している国って、そういう基盤インフラがもっと必要だなと思って、かつ日本人で何かできることないかなと思った時に、「日本の資金を使って海外でインフラをやるような仕事をしよう!」と思いました。

それから、重工系のインフラメーカーの会社も受けたんですけど、「自分で色んな選択肢を選べる商社の方が面白そうだな」と思って総合商社に入社を決めました。


総合商社に入社後、アフリカへ2年間駐在して気づいたこと


🎤社会人になってからのキャリア

💃総合商社に入社してからは、中東・アフリカのインフラ開発の営業に配属させてもらえました。実はその時は特にアフリカを希望していたわけではなくて、「これから経済成長するところなら別にアフリカでも大好きな東南アジアでもどこでもいいや」って思ってたんですね。

そしたら「こいつはガッツある」と思われて入社1年目から女性総合職がほどんどいないイカツイ部署に入れてもらえました。
最初はエジプトの製油所の案件とかイラクの新規インフラ開発をやっていたのですが、3年目の時にモザンビークの大きな案件を担当させてもらえて、この転機がアフリカ軸のキャリアがスタートしたきっかけですね。

🎤実際にどんなことをやっていたんですか?

💃モザンビークの大型鉄道・港湾インフラと鉱山の権益獲得の案件で、投資の買収の案件を担当させてもらったんですけど、その案件をかれこれ5年くらい担当することになって、更にそのうち理解ある上司の方々のおかげで2年ほどモザンビークに駐在をさせてもらっていました。

駐在期間は出向という形で現地の会社で働いたのですが、現地にいるとすごい優秀な人たちがたくさんいて。私は幼少期海外で育ち、両親にフルサポートで大学時代まで自由にさせてもらっていたので、自分自身のバックグランドは相当恵まれていると認識しているんですが、私がモザンビークで一緒に働いていた同僚は、「ちゃんとしたキャリアを歩みなさい」って言ってくれる親とか国際的な環境に触れてない人でも本当にスーーパーー優秀で向上心のある子たちとかもいたんですよね。

しかも現地の首都出身でない子たちの中にも、すごく勉強熱心だったり仕事熱心だったりする子がいて。

自分で勉強してドイツ留学行きましたという子もいれば、ずっとモザンビークだけど弁護士とかの超優秀な子とかもいて、「ほんとすごいなぁ」っていうのを改めて感じて、そこで実際にビジネスという現場の楽しさも体験することができました。

それに加えて、「私ができることもあるな」と思ったのが、その駐在期間で思ったことです。

◉谷内さんとWASSHAについて

日本人として、現地の基盤になるビジネスをアフリカに展開するために

🎤谷内さんがWASSHAにジョインした理由

💃モザンビークでの駐在を終えて、帰国後は1年半ほど同じ総合商社で働いていたんですけど、コロナ禍もあり、なかなか動けなくて。

キャリアという目線で、若くて自由度が高いうちにアフリカという現場での更なる経験や経営目線での考え方を身に着けていく必要があるなという考えに至りました。
そして、自分自身のキャリアの軸として社会人1年目の時から変わらず持っている「日本人として、必要とされている国と地域の人々の基盤となり生活水準向上に貢献するビジネスがしたい」という想いが、私がWASSHAにジョインした理由です。

🎤これからWASSHAで実現したいこと

💃今やっている海外展開の仕事は、まさしく自分が想いを持ってやりたかったことなので、今あるビジネスモデルを他の地域に展開するということは自分の一つの経験として実現したいことですね。

さらに言うと、既存のビジネスモデルの展開というのも、そのままのコピーアンドペーストではなくて、「アフリカ」と一括りに言っても違う点も多いですから、どこまで現地によってビジネスの形を変えていくのかというのもすごく重要なポイントです。なので、その点を踏まえて、現地に刺さるようなビジネスとかサービスを展開したいと思っています。

また、その先にあるのはもちろん、さらに「どういったものが本当に必要にされているのか」とか、「どういったものがビジネスになるのか」ということだと思うので、その点も継続して考えていく必要があると思っているところです。


可能性に溢れ、やりたいことを実現出来る環境で挑戦していきたい

🎤ありがとうございます!
🎤では、谷内さんからみたWASSHAを教えてください!

💃WASSHAは、「日本人のアフリカ進出の基盤であり、現地の基盤となるインフラを作っていく会社」だと思うのですが、さらに自分にとってのWASSHAは、「経験値を蓄積したり、やりたいことを実現出来るチャネル」ですね。

あとは、個人的に「WASSHAってすごいな」と思うのが、「深い関係を持った現地の基盤をアフリカに広く持っている」ということですね。WASSHAはタンザニアとウガンダのそこら中に提携しているキオスク(アフリカで一般的な小売店のこと)が5000店舗以上あります。

その店舗数をアフリカで持っている会社って、(WASSHA以外に)あんまり無いと思うんですよね。

これってすごい可能性だと個人的に思っていて、このキオスクを上手く活用して、WASSHAとキオスクとお客さんが三方よしの状態になるビジネスを、既存のビジネス以外にもどんどん作っていきたいなと思いますね。

◉2021年を漢字一文字で表すと?

谷内さんの2021年の漢字は「収」、2022年に向けての漢字は「改」

🎤それでは、谷内さんにとって2021年を漢字一文字で表すと何ですか?

💃そうですね、、私、漢字苦手なので少し考えさせてください。笑

ただ、イメージはあって、、

↓考える谷内さん


💃そうですね、では、吸収の「収」でお願いします!

というのも、私は(WASSHAに)今年の4月に入社したばかりなので、「WASSHAのビジネスを吸収して、それをちゃんと形にしていく」というのが今年個人的にやったことかなと思いまして。

それで「収」は一文字にすると「収める」だと思うんですけど、「収める」の感じを調べてみると「自分のものにする」とか「成果を上げる」とかも意味にあるので、今年一年の漢字は「収」ですね。


ただ、来年の漢字は、挑戦の「挑」とか改革の「改」かな。

🎤来年の漢字も教えてくれるんですか?😂

💃そう!来年の目標!でも、挑戦の「挑」ってみんな使わない?

やっぱり改革の「改」でお願いします!

🎤了解です!😂 では、そこに込めた想いを教えてください!

💃なんか、この年末振り返っていて、やっぱり自分に足りないところとかを改めてすごい感じて。

その中でも「実行する」とか「期待に応える」ということは、自分ができる範囲で実現できた部分はあるかなと思っているんですけど、でもそれって他人の期待に応えているだけで、自分の本質的な変化にはまだ繋がっていないのかなと思っています。

自分なりのやり方とか挑戦とかスキルセットとか、そういう面でさらにチャレンジしないといけないなって思っているのが来年です。

↑「そう!来年の目標!」と言っている時の谷内さん

◉どんな人と働きたいですか?

"アフリカ"に偏見を持たずに、腰を据えて現地と向き合える人と働きたい!

🎤それでは、「谷内さんはどんな人と働きたいか?」を教えてください!

💃個人的には、「アフリカ好きの人」がいいなと思いまして。笑

「アフリカに興味があって」「アフリカに偏見を持たない人」がいいかなと思いますね。
というのも、中には「アフリカ」というだけで、色んな偏見を持ってしまう人もいると思うのですが、そうではなくてまずは「アフリカに偏見を持たないでに平等に接することが出来る」というのは大切だと思います。

あとは、「腰を据えてしっかり向き合う」姿勢も大事だと思います。
「純粋に楽しそう!」という想いも大切だと思うのですが、やはり実際は大変なこともあるので、持続的に関わり続けるためには、
「楽しそうだけど、大変なこともあることを理解した上で、それでもやり続けるのか」という姿勢が長期的には重要なのではないかと思っています。

あと、そこからは付随する内容だと思うんですけど、「現地の人たちと平等に接しながらもどう育てるのか」という想いを持っている人が良いですね。

アフリカのビジネスであるからこそ、アフリカの各国の人たちが一番よくマーケットや事情を知っていると思うんですね。自分事として事業をマネージしていくのは本来的にはタンザニア人でありウガンダ人であるべきだと私は思っています。

ただ、ガイダンスが必要かもしれないのでそこは日本人がやっていく必要があると思います。
いま私がGlobal Expansionとして担っている重要な仕事の一つはここだと思っていて、現地のメンバーを育て(もちろん私もみんなから学ぶことも多いですが)、グローバルスタンダードでの事業の理解・分析・実行が行えるような人材を輩出していくことだと思っています。
前職の総合商社では本当に手厚く指導をしていただいたこともあり、その精神をアフリカという現場でも引き継ぎたいなと思ってて。

現地の人達を上手く指導しながら会社としての目標を達成できるような形で動ける人がいいのかなと思います。

ということで、大きく分けて、「アフリカに偏見を持たないこと」「腰を据えて現地と向き合うこと」の2つですね。

最後に💡

🎤今回は、WASSHAのGlobal expansionチームで活躍する谷内さんにお話を伺いました!

日本人として世界に貢献するために選んだキャリアの話や、WASSHAで働くなかで感じていること、はたまたアフリカの知られざる魅力まで、、、

自身の海外経験から日本や世界に貢献するために、海外と関わるキャリアを選択し、総合商社での経験を踏まえて、現在はWASSHAの最前線で現地の基盤インフラを支えるサービスをゴリゴリ作っている谷内さんのお話は、非常に刺激的でワクワクする内容でした!✨

また、「アフリカや途上国に対して常に対等な目線で接していて、現地を色んな角度から深く理解しているからこそ、その中で自分が果たすべき役割について謙虚に向き合い続けている」というのが、今回のインタビューを通して感じた谷内さんの変わらない姿勢でした。

谷内さん、ありがとうございました!

💃ありがとうございました!

↑谷内さんのお部屋にあったアフリカ雑貨とパシャリ📸


※そんな、タンザニア現地で働くメンバーのお昼ご飯はこちらから!↓

【タンザニアのランチ🇹🇿🥘】アフリカで活躍する日系スタートアップメンバーのお昼ご飯を紹介します!

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