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FLATが大切にする文化、採用で志向すること

フロントエンドを専門領域として、受託制作に特化するFLAT。現在ではWebサイトの制作だけでなく、Webアプリケーションの制作やCMS実装など、幅広い実績と取引先を持ち、大規模プロジェクトを得意分野としています。そのようなFLATでは「エンジニアファースト」を掲げ、カルチャーの醸成や人材育成にも力を入れています。今回は、代表のサトウに企業としてFLATが目指す組織のあり方や、人材採用で志向することを聞きました。

エンジニア人生をより豊かにする会社組織を作りたい

ーーまずは、FLATという会社について伺いたいです。代表でありエンジニアでもあるサトウさんは「FLAT」という社名にどのような想いを込めたのでしょうか?

実は、FLATという名前は個人事業主として独立した時から屋号として使っていました。やはり屋号としても社名としても誰もが発音しやすい単語がいいと思って、いろいろな候補がある中にFLATという言葉がありました。

辞書で調べてみると、FLATには「ちょうどいい」や「共同住宅」という意味があります。私としては誰かと共同で仕事をして、ともに一つひとつを積み上げていきたいというイメージがあったので、自分にはぴったりだと思えたんです。

法人となった今もその思いは変わらず持っていて、周囲からも「フラットな社風を持っている会社」というイメージを持っていただきたいと意識しています。FLATが社名となった今でも名前を気に入っていますね。

ーーなるほど。たしかにFLATのスタッフの方々は一人ひとりがのびのびと働いている印象です。FLATでは「エンジニアファースト」を掲げています。サトウさんが志向する組織のあり方とはどのようなものでしょうか?

エンジニアが学び合うチームをつくって、自分一人では到達できないものづくりができる環境を作っていきたいです。エンジニアにとって、自身のキャリアを考える上でスキルは非常に重要なことだと思います。自分でどれほど手を動かして、新しいスキルを得られるのかはエンジニアとして誰もが意識することです。

しかし、新しいことを学ぶ時には一人で探求するより、みんなで知恵を出し合ったほうが早く攻略できると考えています。

私はものづくりの特別な才能は持っていませんが、プログラムのお陰でクリエイティブな仕事ができることをとても楽しく思っています。エンジニアは作られた型にはまるのではなく、自身のスキルや能力、知見によって解決策を見出せる仕事です。たとえ大変でも、長い年月をかけて理想の形を作っていける。

無限に希望がかなっていく感覚があるからこそ、私もエンジニアという仕事に楽しみを感じていました。FLATで働くスタッフ、そしてこれから働いていただく方々にも、そのような気持ちを大切にしてほしいと考えています。そのためにも、エンジニア人生が充実するようなより良い組織、チームを作っていきたいと考えています。

ーーFLATはプロジェクト進行でエンジニアが直接クライアントとコミュニケーションをとることも特徴的です。サトウさんがこのような制作体制をとる意図やエンジニアが得られるメリットについて教えてください。

現代のエンジニアはよりクリエイティブな領域までカバーするスキルセットが求められていると思います。つまり技術的な能力だけではなく、お客様のニーズを正確に把握し、期待以上の成果物を作るためのソフトスキルが必要です。

ゼロから何かを作る時にコミュニケーションは欠かせないものですが、オンラインでの進行が当たり前となり便利になった反面、テキストベースの高度なコミュニケーションが求められるようになりました。

今後FLATがより成長していくため、そしてスタッフのキャリアがより良いものになるためにも、エンジニア一人ひとりがお客様と向き合い、積極的にコミュニケーションをとっていくことは非常に重要だと考えています。そのためFLATでは役割分担をとっていて、全体的な進行管理はディレクターが、実制作上の技術的なコミュニケーションはエンジニアが行うようにしています。

このような体制をとるのはFLATだけでなくお客様にとってもメリットがあり、エンジニアが直接技術に関する窓口になったほうが圧倒的にスピーディなことに加えて、技術的な知見に立ったより良い提案ができます。

「開発者体験」の向上はUXへの理解にもつながる

ーー最近ではエンジニアのチームビルディングには「開発者体験(Developer eXperience)」という言葉が着目されています。FLATとしてはエンジニアのチーム作りにはどのような点を意識されていますか?

現在、WebサイトやWebアプリケーションのサービス実装では、デザインやUIだけなくUX(ユーザーエクスペリエンス)が重視されています。ユーザーが使い心地よく、より良い体験を提供することが、サービスの利用継続や利益に繋がるためです。

Webは生活インフラになり、仕事でも生活でもWebサイトやWebアプリケーションを触らない日はないくらいです。使いにくいサービスは淘汰されてしまいます。このような考え方はエンジニア組織のあり方や企業経営も同様で、エンジニアが開発に集中でき、生産性の高い組織をつくらなければ優秀なエンジニアは集まらず、企業としての持続的な成長曲線を描くことはできません。

 開発者体験が向上することによりエンジニアがよりスムーズに開発することができます。また仕事での体験向上を意識することで、エンジニア自身の開発する際のUXへの理解にもつながると考えています。そのためには、開発者体験の向上もエンジニア一人ひとりが主体的に考えることが重要です。現在もみんなで議論をしながら、より良い開発者体験を探求しているところです。

今後、仕事は今後ますます生活の一部・遊びの延長になっていくのではないかと予想しています。通勤がなくなり対面の打ち合わせが減り、家族との時間も保てる。数年前は想像もできなかった働き方が叶うようになっています。

そういった潮流を企業としてもしっかりと捉え、積極的に変化をしていくべきだと考えています。FLATは受託制作会社ですが、古の制作会社の業務形態を変えていきたいという思いを持っています。手探りなことも多いですが、少しずつ実現できたことも増えていっています。

今後とも企業としてより良い方向に進めるように変わっていき、社員同士のエンゲージメントを高め、変化に強いチームプレイができる組織であり続けたいと考えています。そうすることで、エンジニアが所属し続けたいと思える会社を作って行くつもりです。

ーー2023年に入ってからの注目トピックスとして、AIの活用があげられます。FLATではAI活用をどのようなポリシーで運用しているのでしょうか?

FLATでは情報漏えいにあたらない使い方であれば、AIの使用に制限を設けていません。実際、エンジニアたちはGitHub Co-pilotを利用してプログラム開発に取り組んでおり、私自身もChatGPTをプレゼン資料の作成に活用しています。AIは非常に便利な存在で、その使い方を最大限に引き出していくことを重要視しています。

AIのスピードと正確さは人間よりも圧倒的に勝るものとなっているでしょう。しかし、このような技術の発達により生じる仕事の変化は、10年以上前から度々起こっているものです。以前はすべて手作業だったものが自動化できるようになったことと同じように、これまで人間が割いていた手間を省くことができ、より人間がすべき事柄に注力できるような時代になったと感じています。

例えば人間同士のコミュニケーションや総合的な提案といった、AIでは難しい分野も多々存在します。将来的には、エンジニアたちがAIを使いこなし、それに加えて人間ならではのスキルや洞察を活かすことで、新たな価値を創出していくと考えています。人間の特別な能力が活かされることで、エンジニアの価値はより高まっていくと予測しています。

経験よりも大切な「素直でまじめであること」

ーーFLATの場合、他社と比較しても平均年齢が低い印象です。若手を育成し、現在では活躍している人材も多いですが、サトウさんが人材採用で重視している点について教えてください。

そうですね。FLATは平均年齢が低く、未経験で入社して現在はリードエンジニアとして活躍しているスタッフもいます。FLATでは採用基準を「素直でまじめであること」と定めていて、経験の有無よりもカルチャーマッチを重視しています。つまりフロントエンドが好きで、これからさまざまなスキルを身につけていきたいという姿勢が大切だと考えています。

実はFLATを法人化した当初は、スキル重視の採用をしていて、実際にこれまでのキャリアで実績を積んできた人材も入社していただいてました。しかし、スキルだけを重視してしまうと業態や働き方にミスマッチが生まれてしまい、お互いに戸惑ってしまうことも多いです。

FLATはまだ大きな会社ではありませんが、人材としても対応する範囲は幅広く、それを楽しみながら自身のスキルとし吸収できる環境です。そして、会社全体として学び合えるカルチャーが醸成されているので、フロントエンド全般への専門性を高めたい人の方がマッチしやすいと考えています。

加えて、FLATは今、企業として成長していく段階にあります。スタッフが育ち、活躍できる領域を広げていくことが企業の成長とリンクしているので、お互いに相乗効果を生む関係になっています。一人ひとりの成長が強いエンジニアチームを作ると考えているので、採用でも成長意欲の高い「素直でまじめであること」は今後も重視していきたいですね。

ーーそれでは最後に、FLATが歓迎している具体的な人材像について教えてください。

先ほどの通り、FLATは学び合いを大切にするチームです。経験の有無や実務に携わった年数よりも、「素直でまじめであること」が重要だと思っています。これからの自身のキャリアを考えた時、フロントエンドのスキルを身につけたいと感じている方や、実際に働いてみて、フロントエンド全般に特化していきたいと考えている方とはぜひ一緒に働いていきたいと考えています。

FLATでは未経験エンジニアがしっかりと成長し、現場の第一線で活躍できるようになった育成実績があります。成長意欲のある方、なによりフロントエンドを追求していきたい方をFLATは歓迎しています。

FLATではまず、採用フローに進む前にカジュアル面談を設定しています。そこで私たちのカルチャーとマッチするかについてしっかりと話し合える時間を設けてから、採用に進んでいただけるようにしています。カジュアル面談はWantedlyや採用サイト経由で受け付けていますので、ぜひお気軽にお問い合わせいただきたいです。

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