なにをやっているのか
株式会社水曜日は、教育、クリエイティブ、そして商いを通じて、新しい価値をつくる会社です。
主力事業は、総合型選抜・推薦入試に特化した完全オンライン予備校「碧推薦学院」です。全国の小学生から高校生までを対象に、志望理由書、小論文、面接といった出願対策だけでなく、生徒がすでに持っている学力、家庭環境、興味関心、校内外の活動を整理し、合格に必要な経験と表現へ育てるところから支援しています。
碧推薦学院の中核にあるのが、「経験資産のアセットマネジメント」という考え方です。生徒の経験を、出願書類で一度だけ消費する実績にはしません。現在持っている資産を棚卸しし、大学の評価軸と照合し、必要な経験を設計し、実践し、本人の言葉へ変える。思考の型、対話する力、挑戦した記憶まで、合格後にも価値を増やし続ける資産として残します。
サービスは、専属講師による個別指導、段階別のマスタープリント、オンラインの集団ワークショップ、大学教授・専門家・団体などと接続する学外活動、日々のオンラインサポートを組み合わせて提供しています。個別の才能だけに依存せず、教材、講師、仕組みの三つで指導品質を高めています。また、企業や個人の思想を、ブランド、デザイン、映像、言葉へ変えるクリエイティブディレクション事業も展開しています。教育とクリエイティブを別のものとして扱わず、広告、Web サイト、受験相談、教材、指導、合格後までを一つの顧客体験として設計します。
社内では AI を業務の中核に据えています。人が行うべき判断、対話、責任に時間を使えるよう、情報整理、文章作成、開発、定型業務は可能な限り仕組みへ移します。AI を導入すること自体ではなく、人の仕事をより創造的で責任あるものへ変えることが目的です。
なぜやるのか
私たちが変えたいのは、受験や仕事において「本人の意思が後回しになる構造」です。
知名度が高いから、親が安心するから、塾の合格実績になるから。そのような周囲に説明しやすい理由だけで大学を選び、合格後に自分がなぜ進学したのかを説明できなくなることがあります。一方で、本人らしさを尊重するという名目で、現実的な戦略や結果への責任から逃げることも、教育とは呼べません。
碧推薦学院が考える勝利は、偏差値の序列に従うことでも、目立つ活動歴を人工的につくることでもありません。生徒が自分の頭で考え、自分の意志で選び、自分の力でたどり着く。その過程を守りながら、合格という結果にも徹底して向き合うことです。教育業界には、講師個人への過度な依存、指導品質のばらつき、広告と実態の乖離、料金の不透明さなど、善意だけでは解決できない構造的な課題があります。だから私たちは、良い先生を集めるだけでなく、広告、営業、教材、指導、顧客対応、採用、評価、AI 活用までを一つの事業として設計します。
正しいことを語るだけでは、良いサービスは残りません。顧客に誠実なサービスが、事業として強く、長く続く状態をつくる。それが株式会社水曜日の仕事です。
どうやっているのか
株式会社水曜日では、会社を「目的・営み・約束・嗜み」の四つから捉えています。
目的は、存在する意味と向かう方向。営みは、事業、組織、目標管理など、目的を社会で実現するための活動。約束は、契約、規定、コンプライアンスなど、必ず守る明文化されたルール。嗜みは、ルールに書かれていなくても自然に表れる判断や振る舞いです。現場は、経営戦略とバックオフィスを担うインテリジェンス、コーポレート、マーケティング、セールス、カスタマーサクセス、人事、プロダクトの各機能で構成しています。担当領域を明確にしながら、顧客の体験は部門を越えて共有します。
私たちが大切にするのは、BEAUTY、DIGNITY、INTEGRITY です。
BEAUTY は、表面的な装飾ではなく、情報、業務、顧客体験まで構造的に美しく整えること。
DIGNITY は、誇張や支配に頼らず、顧客と仲間が自分で判断できる状態をつくること。
INTEGRITY は、都合の悪い事実から逃げず、好奇心と知性を持ち、利他的な行動を仕組みに変えることです。
また、私たちは「サラリーマンでいないこと」を大切にしています。雇用形態や肩書きの話ではありません。指示が来るまで待つのではなく、目的を理解し、自分の頭で考え、責任を持って動き、仕組みが足りなければつくる側へ回るという意味です。
完成された会社ではありません。きれいな仕様書が降ってくる環境でもありません。広告の数字と受験相談の反応がずれていれば、部門を越えて原因を探す。同じ質問が続けば、個別対応だけでなく教材や案内を変える。手作業が続けば、AI や開発によって仕組みへ移す。自分の専門性を持ちながら、事業全体を前に進める人が活躍する会社です。