株式会社wevnal ‐HQ‐導入事例
生産性・開発力向上のためには投資を惜しまない。採用良化・リテンションにも繋がった、「エンジニア福利厚生」 【株式会社wevnal 】
https://hq-hq.co.jp/casestudy/wevnal
2024年春、wevnal(ウェブナル)が提供するBXプラットフォーム「BOTCHAN」の技術基盤を支える重要なプロジェクトが始動しました。ミッションは、プロダクトが抱える技術負債の解消と開発体制の強化です。
今回は、その抜本的な改革に挑む「CORE Rearchitectチーム」の藤井さんと西村さんにインタビューを実施。技術負債解消と開発体制の強化に向けた具体的な取り組み、そして今後の展望についてお話を伺いました。
<プロフィール>
藤井遼
BOTCHAN Dev
CORE Rearchitect
大学在学中、アルバイトとしてwevnalに参画。2020年に新卒でメガベンチャーに入社し、社内向けKubernetes as a Serviceを運用するチームのSREとして従事。主にKaaSを構成するコンポーネントのライフサイクル対応や、Kubernetesに関連する業務改善を行う。
WordPressでのコーポレートサイト制作から、iOSアプリ開発・SNS系Webサービスなど、本業からは離れた技術スタックの副業をいくつか行っていた。*個人インタビューはこちら
<プロフィール>
西村勇哉
BOTCHAN Dev
CORE Rearchitect
2022年1月入社。Engagement/Relationチームの開発メンバーとして参画し、Relationのシステムの開発・運用業務やカートシステムとの連携機能実装、ユーザー属性管理システムの実装などに従事した。2024年より、CORE Rearchitectチームへ異動。
──まずは、CORE Rearchitectチームの役割や業務内容について教えてください。
藤井:CORE Rearchitectチームは、2024年の春頃にBOTCHANのプロダクト全体に関わる技術負債の解消と開発体制の強化という2つのミッションから立ち上がった組織です。これまでオフショアでの開発をしている部分があり、品質管理が難しく技術負債が蓄積されてしまっていたことが課題でした。
現在の取り組みとして、まず技術負債の解消に向けて環境のモダナイズを実施しています。
具体的には、VM (仮想マシン) をベースとしたインフラから、Kubernetes を利用したコンテナ環境ベースのインフラへの移管です。これまではVMの管理もサービス運用者である開発メンバーが行う必要がありました。そのため、インフラを継続的にメンテナンスする文化がなかったことから、メンテナンスの抜け漏れが発生している状況でした。
また、セキュリティの脆弱性につながる可能性もありました。今回の移管によってアプリケーションエンジニアがインフラレイヤーのメンテナンスを意識する必要がなくなり、より開発業務に専念することができるようになると思います。また、インフラの移管に加えて技術スタックの刷新やSDLCの見直しも行っています。
──どのような背景からこれらのミッションに取り組むことになったのでしょうか。
藤井:開発体制の強化を進める大きな理由は、オフショアでの開発に限界を感じたためです。社内のエンジニアであればすぐ対応できる軽微な修正にも時間を要するため、機能の実装に2-3ヶ月のリードタイムがかかり、バグにも即時で対応できない可能性も潜んでいました。
オフショア開発はどうしてもリアルタイムのコミュニケーションや品質管理が難しいため、今後は内製化によってアジャイルにプロダクト開発していくことを目指しています。
──藤井さん・西村さん、それぞれの役割やチーム連携について教えてください。
西村:2人の役割は大きくは変わりません。私は藤井さんのサポートを中心に、こぼれるボールを拾うことですね。
藤井:西村さんとは、CORE Rearchitectチーム立ち上げ前の Engagement/Relationチームから約3年間一緒に働いてきました。私たちの役割は今までの社内の技術に囚われずにベストプラクティスを実施していくことなので、CTOやPdMと対等にコミュニケーションを取ることが求められています。
日々の情報収集はもちろんのこと、アクションが必要なタイミングではお互いの認識をすり合わせながら、“1つの頭脳”として動けるよう意識しています。
──CORE Rearchitectチームならではの面白さや醍醐味を教えて下さい。
西村:1つのプロダクトの開発と違う点が、wevnalの今後の業績や事業のスケールにダイレクトに影響することです。そこに対して自分たちがどこまでコミットできるのかが問われているので、プレッシャーと同時にやりがいも感じます。
現在はプロダクト全体として、機能や仕様、クライアントへの提供の歴史など全てを理解しているメンバーが限られているという課題があります。そのなかでも先頭を突っ走らなければいけないのが、CORE Rearchitectチームの役割だと思っています。
現時点はシステム面からのアプローチを中心に、1つのアプリケーションを分割しながら各機能の開発背景を紐解いている段階です。
Engagement/Relationチームの頃にやりとりしていたメンバーは、CSやPdMがメインでした。一方で、現在はオフショアの委託先、各プロダクトの開発チーム、ビジネスサイド全体へとスコープが広がっています。BOTCHANの事業全体を背負って立つ気概を持ち、会社を主語にしたコミュニケーションを取っていく必要があると思ってます。
藤井:私も、西村さんと同じく会社に対するインパクトの大きさが違うと実感しています。
また技術的にも自由な部分が多いですね。CTO、PdM、経営層から裁量を持たせていただいている部分も多いので、自分たちでしっかりとメリット・デメリット、コスト面の検討をして技術選定を行っています。技術負債の解消によってプラスマイナスゼロにするのではなく、改善によってプラスにしていくためにチャレンジできる部分にやりがいを感じます。
西村:一方で、自分たちの判断によって次の負債を生むリスクがあることは肝に銘じています。全社に影響する基盤をモダナイズして、成長させていくことへの責任感を自覚しています。
──お二人が、今後取り組んでいきたいことについて教えてください。
藤井:基本的には今後もプレイヤーとして手を動かしていきたいと考えています。昨年はマネジメントの経験もしてきましたが、やはりテックリードとしてスキルを極めていきたいという気持ちの強さを改めて感じました。
バックエンドからフロントエンド、そして現在のインフラ経験も踏まえてフルスタックエンジニアとしての立ち位置も担えるようになってきたのではないかと感じています。wevnalの会社規模で、裁量を持ってCORE Rearchitectに関われる今の環境は非常にありがたいです。
例えば、創業直後のスタートアップ企業では、リードタイムやコストを下げた開発、つまり「とにかく早く、動くプロダクトを作ること」が求められる一方、大企業では分業化が進み、1人のエンジニアが携われる業務範囲が限定されることが多いです。
そういった意味で、プロダクトも会社も変革していく最中であり、俯瞰した視点と横断的な関わり方で開発業務に携われるので、貴重な経験ができていると感じています。
──西村さんはいかがですか?
西村:藤井さんとは対照的に、私はマネジメント職を志向しています。現在のCORE Rearchitectチームは藤井と私の2名という少人数体制ですが、組織として事業拡大を推進するためには開発組織もさまざまな形でスケールさせていく必要があります。そこで一人ひとりが力を発揮してチーム力を強化できるように貢献したいと考えています。
──CORE Rearchitectチームの今後について教えてください。
藤井:まずは2名体制で継続していくと考えていますが、将来像としてはいくつかのパターンがありそうです。
内製化をさらに推進するというミッションを担う可能性もありますし、全社横断で技術支援を行うSWATのようなチームとしての業務をメインに据える可能性もあります。後者の場合は、プロダクトに関する大きなイシューに対するアドバイザリー業務やレビューを行うなど、全社的に重要度が高く緊急を要する課題の解決がミッションになるのではないでしょうか。
──CORE Rearchitectチームには、どのような人がマッチしていますか?
西村:求めているのは技術スタックとの親和性が高い方に限りません。どちらかというと事業推進の観点から開発の課題解消に向けた改善案を検証・実践した経験のある方のほうが望ましいと考えています。
藤井:CORE Rearchitectチームに限らず、wevnalに所属するエンジニアとして適性があるのは「ソースコードを信じられる人」だと考えています。例えば、ログを見て開発方針への裏づけができるなど、客観性を持って思考できる人は信頼を得られているような印象がありますね。
急成長するスタートアップではその時々で求められる役割も変わっていきます。そういった会社に必要な開発のあり方を考えて、一緒に成長していける方と働きたいですね。
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