≪生涯のテーマ≫に、税務からアプローチする。歴史オタクの新社会人・飯塚君にインタビューしてみました。

2019年9月、新社会人1年生として入社した飯塚君。古代ローマの歴史や鉄道、漫画など知識が豊富な、いわゆるオタクな彼は、晴れて税理士試験をクリアし、新たな人生のスタートを切りました。今まさにフレッシュな飯塚君に、今の気持ちを聞いてみます!

―まず、山内会計に来たきっかけを教えてください。

TACの就職説明会がきっかけです。相続税法の試験の自己採点の結果が良かったので、合否がわかるまでの4か月、このままでは税金に詳しいニートになってしまう!仕事を探さなきゃ!と思っていました。
あの日は税理士試験のたった2日後で、試験が終わったと思ってゲームをして、正直なところ業界研究もできないまま、スーツをただ着て挑んだので(笑)、なんとなく「家から通えて、生活できるお金がもらえるところがいいな」くらいのつもりでした。大手のブースに数件行って話を聞いて、一息ついたところに、山内会計に声をかけられました。
他の税理士法人のブースでは、「経営者と二人三脚して成長しましょう」とか、広報写真も腕を組んだりガッツポーズしたりと、体育会系な雰囲気の会社が多い中、「漫画家のサポートもしてます!」といきなり言われ、場所にミスマッチで想定外な言葉に驚きました。
自分がこれからする会計税務の仕事は、遊び心が入る余地がないと思っていたし、趣味で食っていく側面があるとは思わなくて、声をかけられて一気に、別のルートが見えた気がしました。
なので山内会計ブースでは所長と長いこと話し込んでしまいました…。

―あの時私もいましたが、あまりの二人のトークの盛り上がりに、すごい人来ちゃったなあ、と思ったことを覚えています。税理士になろうと思ったきっかけは?

母方の曾祖父が税理士だったんです。記憶はないですが、曾祖父が亡くなった際、祖母に連れられて税理士会に曾祖父の税理士バッヂを返しに行ったらしいです。
家業を継ぐって考えたとき、母は音楽家なのですが、その母の事業を継ぐことはできないなと。高音に憧れてトランペットはやっていましたが、食ってはいけない。中三の時に塾に行かずに続けていれば、今頃ジャズメンになってたかもしれません。ですが、音楽家が大変なことは母を見ていて知っている。音楽家も、クリエイティブな場所だけで楽しく生きていけるわけじゃない。確定申告もありますしね。父も音楽の方面で仕事をしています。
自分は勉強と楽器の両立は無理だなと思い、ちゃんと勉強して、大学は商学か経済にしようと思い進路を進め、大学では財務会計を専攻しました。
大学4年生で初めての税理士試験を受けました。受験は大変でした。2014年で簿記論を取り、2015年・2016年はまったく受からず、2017年に所得税法を、2018年に法人税法・財務諸表論、2019年に相続税法を取りました。
いま、長かった受験生活を終えやっと、土日寝ててもいいんだって気持ちになりました。SNSは封印していましたし、誰かから呼ばれない限りは遊びに行くこともありませんでした。

―長い間おつかれさまでした…!さて、今回は新社会人として初めてのお仕事ですが、仕事を始めてみての感想を教えてください。

試験は必要な情報は問題に書いてありますが、仕事は、必要な情報をまずクライアントなどから集めるところから始めなければならないのが大変です。
あとは、試験であまり出ないものが実務には頻繁に出ることがあります。所得税法を勉強していても、源泉所得税の区分が何号とか、法定調書とか、法人側での処理はなかなか問題には出てこない。勉強してたはずなのに、なぜ知らないの?と思われてしまう…。
楽しいなと感じることは、クライアントの皆さんは多種多様で刺激的な方々ばかりで、孤独な試験勉強の時期を脱した途端、頭の中の登場人物が一気に急増したことです!
クライアントと対面する打ち合わせがとにかく楽しいですね。

―楽しんでもらえてうれしいです。説明会で声をかけた甲斐があります…。税理士として今後どんな仕事をしていきたいですか?

ぜひ、事業承継の仕事をやりたいです。
極端な話、ラーメン屋なら、店主がいなくなったら店を締めちゃえばいいかもしれません。
でも山内会計が関わっているようなお客さまの場合、作品として物体が残っていく方が多いです。作品は、価値がわからずに野ざらしで放っておいたら、粗大ごみになってしまいます。そうなったらどれだけの損失になることか。

―ひいおじい様が税理士だったとという話からも、「継ぐ」ということにとても関心があるように見えますね。

そう、「継ぐ」ことは、私の生涯のテーマです。墓参りが趣味だったり、歴史が好きで、家系図を見るのも好きだったり。

―現代の人にはなかなかない志向ですよね。

そう思います。個人主義の時代ですから。でも、全員が全員個人主義になったら続かないじゃないですか。多少は家のこととか、文化やアイデンティティを次に繋げていくことを考えなきゃ、と思っています。
そういった、「今あるものを残す」ということを、税務の方面からやるには事業承継だと思っています。どんな元気な人でも、200年は生きられない。人間は不老不死にならない限りは、みんなぶち当たる問題です。

―今後、どういう人やどんなジャンルの方と仕事をしたいですか?

こういうことをやりたいからこの作品を作りたい!という強い意志を持った人と協働したいです。
ジャンルを括るのはナンセンスだと思っています。自分が興味を持ち、深く知れば、いくらでも対象に近づくことができると思っています。…これは普通のオタクの考え方とは全然違うかもしれませんね。


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