3月末にフィリピンを訪れました。
現地に着いてまず思い出したのは昔バックパッカーをしていた頃の感覚でした。
知らない土地に行ってその場所の空気を感じて現地の人と話して文化に触れる。
やっぱりこういう体験は自分の価値観を広げてくれるなと改めて思いました。
フィリピンの人口は約1.2億人。
数字だけ見ると、日本とそこまで変わりません。
でも、実際に行ってみて圧倒的に違うと感じたのが“若さ”です。
フィリピンの平均年齢は26.7歳。
日本は50.3歳。
この差はかなり大きいです。
街の空気、エネルギー、人の雰囲気。
いろんなところにその“若さ”が表れていた。
自然も本当に豊かで海に広がるマングローブの景色には圧倒され
ああ世界は広いなと素直に感じた。
今回現地では建築中の建物も見学させていただき
日本とはまた違う環境や考え方の中で建物がつくられていてすごく勉強になった。
今回の旅で一番心に残ったのは年収14万円ほどで生活している村に行かせてもらったこと。現地の方にアテンドしていただき子どもたちと一緒に踊ったりお絵描きをしたりして過ごした時間が今回の旅の目的でもあった。
子どもたちはみんな本当に笑顔が素敵でシンプルな遊びだけでも心から楽しそうにしていたんです。
その姿を見ながらずっと考えていました。
暮らしの豊かさって何なんだろう。 と。
もちろんお金は大事です。
経済的な豊かさも必要です。
でもそれだけが幸せのすべてではないのかもしれない。
今回の旅ではそんなことを肌で感じました。
日本にいるとどうしても「もっと便利に」「もっときれいに」「もっと新しく」と考えがちです。
でも本当に大切なのは今あるものの中に価値を見つけることだったり人とのつながりだったり笑顔でいられる時間なのかもしれません。
それって実はリノワイズがずっとやってきたことにもつながっている気がします。
僕たちは古い家や中古住宅空き家にもう一度価値を見出して新しい暮らしにつなげる仕事をしています。
「古いから壊す」ではなく、「今あるものをどう活かすか」を考える。
それがリノワイズの原点です。
今回の旅の話を会社に持ち帰って共有したとき社内でもすごくいい反応がありました。
その中で出てきたのがお客様の家から出る捨てられていく残置物を社員旅行などでフィリピンへ届けることはできないかという話です。
日本では不要になったものでも別の場所では必要とされるかもしれない。
人がゴミだと思うものが誰かの手に渡ることでまた輝くかもしれない。
この考えに社員みんなが共感してくれたのがすごく嬉しかった。
リノワイズはただ家をきれいにする会社ではありません。
“もったいない”に新しい価値を与える会社でありたいと思っています。
それは建物だけじゃない。
家具も、道具も、想いも、暮らし方もそうです。
まだ価値があるのに見過ごされているものに光を当てて誰かに喜んでもらえる形につなげていく。
そんな仕事をこれからも続けていきたいと思っています。
今回フィリピンに行って改めて思ったのは、
社会貢献って特別なことをすることじゃなくて、
目の前にある“もったいない”を誰かの喜びに変えていくことなのかもしれないということでした。
誰かに喜んでもらえること。
それをちゃんと続けていけること。
その積み重ねが社会を少しずつ良くしていくんじゃないかと思います。
今回の旅は異文化に触れたというだけじゃなく
リノワイズとしてこれから何を大切にしていきたいのかを改めて考えるきっかけになりました。
古いものに、新しい命を。
人がいらないと思ったものにも、もう一度価値を。
そして、その先に誰かの笑顔が生まれる仕事を。
そんなことを、これからも本気でやっていきたいと思っています。