食を通してゲストに喜びを与えるレストランウエディング。ワイズテーブルのプランナーが語るブライダルの魅力とは
2名のウエディングプランナーに、ウエディングプランナーになってからの想いを語っていただきました
〜ワイズテーブルでウエディングプランナーを務める新妻さん(右)と信樂さん(左)〜
多種多様なレストランブランドを国内外に約100店舗以上展開するワイズテーブルでは、XEX Wedding(ゼックス ウエディング)というレストランウエディングも手がけています。
今回は、新卒でワイズテーブルへ入社し、『XEX』の店舗で2、3年の経験を経てブライダルグループへ異動した若きウエディングプランナーの2人が、レストランウエディングの魅力について語ります。
【参加者】
写真右:新妻 美希(ニイヅマ ミキ)
ブライダルの専門学校を卒業後、2014年に新卒で入社。『XEX TOKYO』のサービススタッフを経てブライダルグループへ異動。現在ウエディングプランナーとして活躍中。
写真左:信樂 有花(シガラキ ユカ)
大学を卒業後、2015年に新卒で入社。『XEX TOKYO』『XEX 日本橋』のフロントスタッフを経てブライダルグループへ異動。現在ウエディングプランナーとして活躍中。
一生に一度しかない特別な日に携われるブライダルの仕事
〜『XEX ATAGO GREEN HILLS』内観〜
ーーブライダル業界を志した理由はなんですか?
新妻:知り合いにウエディングプランナーをやっている方がいて、私が高校生の頃にその方とお話する機会があって、初めてこの職業を知りました。その時は驚きましたね。小さい頃から結婚式には憧れがあって素敵なイメージを持っていたので、一生に一度しかない特別な1日に携われる仕事って素晴らしいなと思ったんです。それで、高校を卒業してブライダルの専門学校に入りました。その頃からずっと、ウエディングプランナーを志していました。
信樂:ブライダルの専門学校ってどんなことを学ぶんですか?
新妻:ブライダルの知識や専門用語を学ぶ座学の授業もあったんですけど、実習がメインでしたね。ホテルのレストランで2ヶ月間接客をすることもありましたし、実際の結婚式にも何度か参加させて頂いてたので、現場の緊張感とか責任感とか、座学では学べないことがたくさん学べましたよ。信樂さんはアルバイトからでしたっけ?
信樂:そうです。大学に入ってから、先輩の紹介で結婚式場のアルバイトを始めたんです。もともとやりたいことが全くなくて、何の仕事がしたいとか決まっていなかったんですけど、就職活動を始めて改めて大学生活を振り返った時に、この4年間で一番力を注いでいたことってアルバイトだなと思ったんです。これからずっと続けていく仕事だったら、やっぱり楽しくてやりがいがある仕事の方が良いじゃないですか。それがブライダルにはあったんですよね。
食を通してゲストに喜びを与えるレストランウエディング
〜『XEX 日本橋』キッチン〜ーーワイズテーブルに入社した理由はなんですか?
新妻:もともとはゲストハウスや結婚式場だったりを探していて、レストランウエディングという結婚式のスタイルにあまりイメージが湧かなかったんです。でも、XEX Weddingのパンフレットを見た時に感動したんです。写真を見て、会場の雰囲気が凄く良いなと思ったんです。それで実際に見に来てみたら凄くいい雰囲気で、スタッフ間のチームワークも抜群でこの雰囲気って、レストランウエディングならではなんじゃないかなと感じたんです。ゲストとの距離が近いのでアットホームな演出が出来ますし、何よりもレストランなので料理が美味しいです。一般的に結婚式に参加したゲストが一番記憶に残っているものは、実は料理なんですよ。会場や演出よりも「料理が美味しかった」という記憶のほうが残りやすく、だからその点でも、『XEX』のウエディングは料理が美味しく、理に適っているなと思い入社を決めました。
信樂:私がワイズテーブルを選んだ理由は、『XEX』が複合型レストランであることに魅力を感じたからです。複合型レストランというのは、同じフロアにイタリアン、和食、バーなど複数の業態のレストランが入っているスタイルのことです。自分の見たことのない、ワクワク出来る空間で自分のスキルを試してみたいなと思ったのが入社の決め手でした。例えば『XEX TOKYO』では、イタリアンと和食を融合した「ジャポリターナ」という珍しいスタイルのお料理も手がけていたりと、食を通じてゲストに喜びをお届け出来るのがワイズテーブルの手がけるレストランウエディングの強みです。
※レストランウエディング:レストランを丸ごと貸し切って行うウエディングスタイルのこと。
『XEX』の店舗スタッフからブライダルへ異動するメリット
〜フロントの魅力について語る信樂さん〜
ーーブライダルへ配属される前に『XEX』でレストラン営業を経験をしていたと伺いましたが、主にどんな業務をなさっていたのですか?
新妻:私はホールで、信樂さんはフロントと呼ばれる受付業務です。
信樂:どこのポジションを担当したいかは、入社する前に希望を聞かれます。私の場合は、アルバイトの時にホールとフロントどちらも経験させてもらっていて、フロントの方が自分に合ってると思ったので希望しました。そしたら、その通り配属してもらいました。
新妻:フロントのどんなところが魅力的でしたか?
信樂:フロントはお店の顔だと思っています。お食事をしに来たお客様を一番最初に対応するスタッフでもあれば、最後にお見送りするスタッフでもあるので素敵だなと思っています。逆に、新妻さんが思っているホールの魅力はなんですか?
新妻:やっぱり顔や名前を覚えてもらえることですね。「新妻さん、また食べに来ますね」って言って頂けるのって素直に嬉しいじゃないですか。
ーーレストラン営業の経験は、今の業務に活かされていると思いますか??
信樂:今になって凄く感じますね。正直、当時は「何で現場からなの?」って思っていました(笑)でも、実際にウエディングプランナーとして結婚式を任されるようになってからは、店舗で働いた経験がしっかり活かされていることを感じています。スタッフとして働いていた分、会場の設備や収容人数などの店舗に関する知識はしっかり頭に入っているので、お客様に提案がしやすいです。
新妻:店舗スタッフとのコミュニケーションが取りやすいですね。店舗で一緒に働いていた経験があるからこそ、お互いに信頼関係を築けていて、チームワークは抜群です。
お客様に寄り添って提案することが大事
〜新妻さん作の書き初め「寄り添う」〜ーーお客様へカウンセリング・提案する中で大事にしていることはなんですか?
新妻:お客様に寄り添うことです。新郎新婦がどんなイメージでウエディングパーティーを開きたいのか、具体的にどんな演出がしたいのかを引き出せるように、寄り添って提案することが重要だと思います。
信樂:レストランウエディングは、アットホームなパーティーを開きたいお客様や、海外挙式をした後の1.5次会に使いたいお客様、カジュアルなパーティーを開きたいお客様など、様々な想いを持ったお客様がいらっしゃいます。それぞれ違う想いを持っているお客様に対して、丁寧にヒアリングしていくことですね。
自分の提案したものが形になるのがウエディングプランナーの醍醐味
〜ウエディングプランナーの魅力について語る新妻さん〜
ーーウエディングプランナの魅力はなんですか?
新妻:新郎新婦の大切なウエディングパーティーの演出に、自分が提案したものを取り入れてもらえることって素晴らしいじゃないですか。自分の提案したことがそのまま形になっていくのを見た時に、普通じゃこんな経験は出来ないなと感じます。そのような経験をさせてもらえるのが、ウエディングプランナーの醍醐味ですね。
信樂:ウエディングプランナーは、幸せな人を見て自分も幸せになれる仕事だと思います。喜んでくださっている新郎新婦を見て笑顔になれる、喜びを分かち合える仕事ってなかなか無いですよね。お打ち合わせからパーティーまでの半年間ほど関わっているお客様もいらっしゃるので、関係が深い分感動も大きいです。
新妻:毎日メールで打ち合わせしていた方もいるので、もう会えなくなってしまうと考えると結構寂しいですが、中には、ウエディングをなさった方がレストランのお客様として私たちに会いに来てくれることもあります。そこもレストランウエディングの魅力ですよね。
準備期間に喧嘩しても、それも良い思い出に変わる
〜結婚式をするメリットについて語る信樂さん〜ーーお2人にとって、結婚式をあげるメリットはなんだと思いますか?
新妻:ずっと2人の記憶に残せることですね。写真や映像があれば、自分たちの子どもにも見せることが出来ますし。それに、結婚式ぐらいしか親族や旧友が一同に集まる機会なんてそうそうないので、そこが一番のメリットだと思います。
信樂:私は、新郎新婦が一緒に1つのものを作り上げていけることだと思います。一緒に暮らしていても日常生活でこんなに大きな催し事ってないじゃないですか。結婚式の準備期間に喧嘩する新郎新婦さんもいますが、そういった準備期間も含めて良い思い出になると思います。
『XEX』の魅力をもっと多くの人に知ってほしい
〜『XEX ATAGO GREEN HILLS』での集合写真〜
ーーどんな人と一緒に働きたいですか?
新妻:サプライズが好きな人です。やっぱり人を感動させたり、笑顔にさせるのが好きな人がブライダルには向いていると思います。
信樂:一緒に高め合っていける人です。私と新妻さんは同じタイミングでブライダルに異動してきたんですけど、そういった意味でも新妻さんは、一番近いところで同じ悩みを共有できたり、お互いもっと上を目指していきたいと思える仲間だったんですね。そんな、刺激をし合える仲間が増えたら良いなと思っています。
ーー今後の目標はなんですか?
新妻:『XEX』の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたいです。結婚式場とは違って、レストランウエディングというウエディングの形は世の中に浸透していません。そんな中で、レストランウエディングの良さを広めていきたいです。
信樂:たまに会場の問題などで、新郎新婦の希望を叶えてあげられない時があるんです。派手な演出であったり、扱えない楽器だったり。だけど、一生に一度の特別なパーティーなので、叶えてあげられることを少しずつ増やしていきたいです。