コロナ禍が徐々に猛威をふるい始めた2020年春頃から、大手企業ではコロナが終わった後の世界を見越して戦略を組み立てています。売上数兆円規模の国内金融機関さまに対して、2030年に向けたIT戦略の立案をご支援しました。（大手コンサルティング会社の懇意にしているパートナーからの要請で案件に参画）

戦略構想では大体最初に事業部門や役員の方々の「これから顧客接点はデジタルとアナログを融合させて・・・・」などといった種火をいただき、それを軸にしながら、世界中の情報を収集し、競合他社に負けない戦略の枠組みを立案し、客観的かつ包括的かつ適切な濃淡をつけた議論を尽くしていきます。こうしてお客さまの種火を何十万人というお客さまの従業員やステークホルダーが囲んで盛り上がれるキャンプファイヤーに昇華していきます。

戦略策定の6割は事例ベースの競争戦略論やIT戦略方法論がベースになりますが、残り4割は「お客さま企業にとって本当に最適か、お客さま企業がアスピレーションを燃やせるストーリーか、実行できるリソースはあるか、何カ年計画でどんな順番で施策を打つべきか」など、お客さまのことを24時間考え尽くしてフルオーダーメイド化していく取組みになります。ここに戦略策定の価値があり醍醐味・面白さがあります。