昨今、世界はより深くつながってきています。1つの地域から別の地域への情報伝達は加速し、1つの地域限定のディールというのはもはや存在しないと言っても過言ではありません。 今後、地域的な案件はすべて国際的な角度を持つようになると私たちは考えています。 VCとして勝者を早期発見しスケールさせるには、国際的な情報が必須です。 また、米国やその他海外での成功モデルから日本版スタートアップへの投資期待という認識が強いようにも感じております。 しかしながら、市場が日本市場に限られてしまうことで市場規模が縮小され、スタートアップとしての「時価総額１兆円の壁」を超えることは難しくなる可能性もあります。 これらの課題を乗り越え、今後は日本のスタートアップが海外に進出して成功するための取り組みが行われていくことを期待しており、当社はその流れを確実に加速して参ります。 当社が、イノベーションを加速させるために行っている取り組みを一部ご紹介します。 ▍シード、アーリー、Web3特化の3種類のファンドを運用 VCの中でも様々なステージ、事業モデルに対応した複数のファンドを運用していることが大きな特徴です。 LAUNCHPAD FUND:主に国内で、プレシード〜シード期に少額出資 Headline Asia Fund4:日本・アジアで、シリーズA〜Bでリードまたはフォロー出資 Infinity Ventures Crypto:日本・アジアで、Web3プロジェクトに出資 また、Headlineグループで、日本を含むレイターステージのスタートアップに数十億円単位で出資可能なGrowth Fundも運用しています。 ▍国内最大級のカンファレンス「IVS」を運営 「次世代の、起爆剤に。」をMissionとして、主にインターネット業界のトップレベルの経営者・経営幹部が一堂に集まり、業界の展望や経営について語る年2回の招待制カンファレンスです。2007年秋開催から右肩上がりの成長を遂げ、歴史・規模ともに国内最大級のインターネット業界経営者のコミュニティに成長しました。 最新のビジネストレンドをテーマにしたセッションや、さまざまなネットワーキングパーティーに加え、スタートアップの登竜門であるピッチイベント “IVS LAUNCHPAD”など、ベンチャー企業の生態系・コミュニティ活性化に貢献する場作りに注力しています。 2022年7月に沖縄県那覇市で開催された「IVS2022 NAHA」では、通常のIVSに加え、Web3領域のトップ企業やブロックチェーン関連の著名人など世界中から最前線のプレイヤーが集まる「IVS Crypto 2022 NAHA」を同時開催。参加者は過去最大となる1,800名となり、参加いただいた皆さまからの満足度も過去最高という結果となりました。 2023年の舞台は「京都」。初のメッセ会場での開催となります。 IVS2023 KYOTOプレスリリース：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000071.000059319.html ▍自社独自の経営分析ツールを開発・運用 世界ではデジタル化が加速する中で、当社でも自社ツールの開発〜運営にも力を入れています。スタートアップは上場企業と違って公表されている情報が少ないため、経営分析ツールといったテクノロジーの有効活用がキーとなります。 （ツール例） ・Searchlight 当社が開発した、独自のスタートアップモニタリングツール。世界の9割のアプリやウェブサイトを追跡し、重要な3つの指標である”成長率” ”収益率” “利用率” を分析して、そのデータをもとに投資検討に最適な企業を発見することができます。 ・DeepDive 迅速かつアクティブにコホートを分析するツール。企業を網羅的かつ包括的に分析するために必要なデータの可視化、クオンツ分析、データモデリングを行うことができます。