医療現場では、診療記録の作成や文書作成業務に多くの時間が費やされており、医療従事者の負担が大きな課題となっています。生成AIの活用により、これらの業務を大幅に効率化できる可能性がある一方で、医療機関特有の課題が導入の障壁となっています。 医療機関が抱える生成AI導入の課題： - 閉域ネットワーク環境のため、電子カルテ端末から直接クラウドAIサービスにアクセスできない - セキュリティ要件が厳しく、患者情報を含むデータの取り扱いに慎重な配慮が必要 - 医療現場の業務フローに合わせたカスタマイズが必要だが、汎用的なAIサービスでは対応が難しい 私たちは、これらの課題を解決するために、安全なクラウドサービスへのアクセスを実現する「CloudSail」と組み合わせた生成AIサービス「Sail AI」を開発しています。 電子カルテ端末から安全にAIサービスを利用できる環境を提供し、音声入力や文書作成支援など、医療現場の実務に即した機能を実装することで、医療機関が「導入後すぐに使える」AI活用サービスを目指しています。 現在、複数の医療機関との実証を進めており、訪問診療の記録作成支援や精神科向けの文書作成支援など、具体的なユースケースでの展開が始まっています。 このプロダクトの成功には、医療現場の課題をより深く理解してプロダクトを改善し続けることが不可欠です。 エンジニアが直接ユーザーである医療従事者と対話し、現場のリアルな業務フローや困りごとに触れながら開発を進めることで、本当に使われるプロダクトを作ることができます。 この立ち上げフェーズで、技術力とユーザー理解の両面からプロダクトを磨き上げ、医療現場の業務効率化に直接貢献していただけるエンジニアを募集しています。 --- 【クレド「コトに夢中」と3つの行動指針】 ▪︎弊社のクレドについて 何かに夢中になって働く時間は充実感や楽しさに満ち溢れています。 ispecでは、そんなふうに「コト」に没頭し、夢中になって業務に取り組む時間を増やすために、このクレドを大切にしています。 クレド「コトに夢中」 わたしたちは、時間の流れを忘れるほど「コト」に夢中になる時を知っている。 一人のためでもなく誰かのためだけでもなく、「コト」に向かうための時間に没頭し、事業を一歩前へ進めよう。 例えばこんな姿... - 会議で「誰が言ったか」ではなく「何を実現したいか」に焦点を当てて議論を進める - 問題が起きたとき「誰のせいか」を探すのではなく「チームの目的」に目を向け行動する - タスクをこなす際「なぜこれが必要なのか」「取り組む意義は何か」を自問しながら取り組む ▪︎ispecでは、次の3つの行動指針を大事にしています。 - 生き様：一人ひとりの生き様や、想い・挑戦・価値観を原動力に、自分の目的と事業の重なりを探しながら、組織と事業に価値を生み出す - 熱狂：「どうすればチームが前進できるか」を考え抜き、目の前の喜びや学び、温度感・熱狂を分かち合うことで、チームの一体感を高める - 領域：担当範囲に固執しすぎず専門外でも挑戦し、異なる領域の視点や知見を取り込むことで、チームに新しい可能性を生み出す