▼まちづくりと人材育成に取り組んでいます
株式会社FoundingBaseは島根県津和野町をはじめとして、全国5地域でまちづくりと人材育成の事業を展開しています。
首長付職員として働くメンバーが、過疎化が進む地域で課題を解決する新規事業をまちの人と一緒に作り上げています。その過程の中で、まちの人たちに働きかけをし、当事者意識を持って課題に向き合い、自分たちで解決していこうとする姿勢を持つ人を増やそうとしています。
FoundingBaseがこのように課題が山積する過疎地域に、都市部の意欲と覚悟をもつ若者にポジションを用意し、事業をすすめているのは、若者にとって「失敗が許容される本気でチャレンジできる場所」を用意し、ゼロベースで事業を作る過程を伴走することで、彼らの成長に寄与できるだろうと考えているからです。
つまり、当事者意識をもち課題解決に取り組む住民によって構成されるまちをつくるというまちづくりの側面と、失敗が許容されるチャレンジの場所を用意し若者が成長できる機会をつくるという人材育成の側面がFoundingBaseにはあります。
▼「理想の在り方」を実現する会社
FoundingBaseがこうした事業に取り組むのは、個人が「こうありたい」と願う自分自身の「理想の在り方」や、まちが「こんな風だったらいいのに」というようなまちの「理想の在り方」を実現したいと考えているからです。
まちの在り方で言えば、外部の人間も、土着の住民も、既存の価値観も、固定観念も乗り越えて新たなまちのあり方を定義するような事業が連続的に起こっていくまちが理想的だと考えるため、現場で働くメンバーは現場に根ざして愚直に課題解決に取り組みます。
個人の在り方で言えば、これまで生きてきた中で抱えてきた問題意識に直接的に向き合い、こういう生き方がしたいと志すからこそ、その将来への希望から目を背けずに、困難な壁にも果敢に取り組んでいくメンバーの姿があります。「本気で自分らしく生きる」ことを求める個人の姿が、そこにはあります。
▼今後のまちの観光を定義する
この案件のミッションは「今後のまちの観光を定義する」こと。
これは、「単に観光のイベントを実施しよう」とか「観光PRにつながるような商品開発をしよう」ということではありません。
観光動態が多様化し、様々なツールで情報発信が行われ、海外からも観光のために来日する人が増えた現代社会において、「まちのあり方」と「観光のあり方」がどのように関係し、持続可能な形で、かつ地域のバリューを発揮するためにはどのような仕組みやインフラ、企画が必要なのかを包括的に考え、「まちの観光を経営していく」ことが求められています。
また、「まちの観光を経営」するためには、FoundingBaseのみならず、住民総出で取り組まねば、本当の意味で「まちの観光」を経営しているとは言えません。地道にまちの住民と向き合い、彼らの心に火を灯しながら、住民総出のまちの観光作りを担う旗手、そうした「まちの観光の経営者」として、今後の観光のあり方を一緒に本気で作っていくというような働きぶりを期待しています。