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AI inside の ◯◯に聞いてみたシリーズ #1

今回は、弊社代表取締役社長CEO 渡久地に、AIに関するテーマ 2点について聞いてみました。


渡久地択Taku Toguchi

AI inside株式会社代表取締役CEO。2004年より人工知能の研究開発をはじめる。以来10年以上にわたって継続的な人工知能の研究開発とビジネス化・資金力強化を行い、2015年同社を創業。サービス開発と技術・経営戦略を指揮し、下記多数の技術特許を発明。

  • 画像認識と自然言語の組合わせ機械学習による文字認識技術
  • 情報を匿名暗号化して交信する技術
  • 匿名情報からの仮想人格生成とレコメンド技術
  • 画像処理を用いた暗号化技術
  • 帳票画像の圧縮転送技術
  • AI-OCRの結果値と人による入力データ値の突合確認システム


▼「100年後のAIと人間の共存」

100年後は、AIが社会に溶け込んでかなりの年月が経過しているので、誰もそれについて意識していない状態であろうと思います。その状態は100年と言わず、2050年には確立しているのではないでしょうか。
まず、多くの人が現在イメージしていると思われる、“人間の仕事を代替するAI”というようなカテゴリのものについては、2030年にはほとんど実現していると考えています。例えば輸送の課題など、大きく取り上げられていますが、この頃には配送については完全自動化されているはず。あらゆるモノにAIが組み込まれて、誰もが簡単に扱える世界です。
その後、数年の間に量子コンピュータも汎用的な処理を行えるようになるでしょうから、現在実用不可能なレベルの計算も、一瞬で処理できてしまう。現在とは根本的に違う構造の社会を迎えることになると思います。そこから2050年までは、人類の課題をどのように解決して行くか、ということが現実的に実行されて行く時代だと思います。例えばエネルギーや環境の課題などですね。持続可能な社会への変革を実行していく時代です。もちろんAIは、AIとすら意識されず、当たり前にフル活用されると思います。


▼「AI inside が目指すデジタルトランスフォーメーション」

まず、デジタルトランスフォーメーション=単なる自動化ではありません。「100年後のAIと人間の共存」でもお答えした通り、2030年にはあらゆる“自動化“は完了してしまうと思います。すべての情報が瞬時にデジタル転換され、瞬時に求められる“業務=処理“をAIなどが自動実行する。それによって企業やサービスの根本的な構造が変わるので、生活も変わり、全体として社会の構造も変わっていくというイメージです。
その時代では、あらゆるモノにAIが組み込まれて処理実行しているわけですから、その処理がどんなものであるか、どのように社会に役に立つのか、ということが重要です。AI inside は、そういった時代のAI基盤をあらゆる組織や個人に提供することで、結果として社会のデジタルフォーメーションを目指しています。


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