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普通のOLだった私が、ある会社の社長になった、たった3つの理由。

昔から、会話をするよりも文字にすることの方が好きだった私。
等身大の自分を書き残していけるようにしたい、と思っています。

まずは、自己紹介から。
現在、私は「株式会社ピープルズ」という会社の執行役員及び経営企画部長であり、その子会社である「スーベニール株式会社」の取締役を務めています。

もともとはピープルズのグループ会社である明治28年創業の「株式会社伊と忠」という和装履物の専門店を運営する会社に新卒で入社したのですが、この業界では珍しく、4代目の社長の伊藤(京都生まれの京都育ち)が、老舗×ベンチャーという言葉を打ち出してどんどん新しいことにチャレンジする人で、その波に飲み込まれてもまれているうちに、あれよあれよとスーベニールが設立し、ピープルズという会社の理念と目標ができ、今も新しい会社や事業が創出されていく場所に立ち会えた、という感覚を持っています。

私は商品企画、マーケティング、店舗開発、人事、経理と、さまざまな仕事を経験してくることができましたが、その中でも特にスーベニールの仕事に尽力してきました。
伊と忠の和装履物の商品企画・MDを担当していた頃から、会社のDNAにあった"日本のものづくり"を活かして、観光地のおみやげを楽しんでもらうこと。私が立ち上げに携わったブランドは10、店舗数は50を超えます。この事業への想いは語っても語りつくせないのでここでは割愛しますが、そのノウハウを活用して、観光地でお商売されている方のコンサルティング、具体的には店舗のブランディングや商品や店舗運営のノウハウをコントロールを行っています。そういった事業展開を面白いと思っていただいたことで、「ガイアの夜明け」に出演させていただくこともありました。
また別の記事でも記載しますが、そういった事業を進めてきたからこそ、鳴門の「若山商店」というおみやげ・食事処の方々と出会い、譲り受けることもできたのだと思っています。

私がなぜ、仕事人生の中である限られた業界ではあるもののキャリアを積んでいくことができたのか、そして今ももっと成長したい、会社を成長させたいと思うのか。その時その時は考えてもいませんでしたが、今振り返ると、重要なキーワードは3つかなと思っています。

①感情移入おばけが幸い!?勝手に当事者になれたこと。
私が気に入ってる、上司に言っていただいた言葉で、
『児玉さんは、「かわいいもの」と「素敵な人」と出会うために毎日働いているんやね。』というのがあります。
言葉にすると一瞬だな、でもまあ確かにそうなのかも。と思った言葉です。

ものづくりに携わるとたくさんの職人さんと出会いますし、観光地でのお商売はその地域のことを思うたくさんの人と出会います。話をする中で、時には意見違いで喧嘩したり笑、それで成功したこともたくさんあります。
その人達の願いを聞くうちに、うちの会社の事業で出来ることは何だろうか、私たちにできることでビジネスに繋げられることはどういったことだろうかと、おせっかいですが勝手に当事者になって考えてきました。
また、うちの代表である伊藤が打ち立てる目標(その時は、実務者としてはいつも無理無理無理!と思うようなこと)も、気付いたらまるで自分の掲げた目標のように突っ走っている。。
わざと、渦の中に巻き込まれて、いつの間にか自分のペースで泳いでるような仕事をしてこれたこと、これが1つめの理由だと思っています。

②世間知らずが幸い!?願いはかなうと信じていたこと。
大学の同級生に話を聞いていると、会社の業務内容と自分自身の仕事内容の間に、ロープをひいて、そこを超えないように(これは会社によってお互いなのかもしれませんが)している印象を受けることがあります。
私の父が根っからの商売人だったからなのか、伊と忠に入社した際平均年齢が45歳を超えていてベテランの方々の中で育ったからなのか、私は何故かそういった感覚なく、働き始めました。
今までの学校生活と同じように、勉強すればいい点とれる感覚で、「これを成し遂げたいと思ったことは、頑張れはきっと出来る!」と思っていて、だからこそ時間の縛りなんかも会社に決めてもらうんじゃなくて自分で決めて勝手に働いていました。(今の時代は難しいのかもしれませんね・・)
好き勝手させてもらえる、それは時間も含めてですけれど、だからこそ自信がつき、人が生み出せないことを出来たんじゃないかと思っています。
高度経済成長期の日本のミニチュア版ですね。
私が入社1年目から採用担当をさせてもらっていたことも大きいのかもしれませんが、あるときふと、「会社は生きていて、息をしているんだ。」と気づくんです。決して機械が仕事の指示をしてるわけじゃなく、私たちが作り上げていくんだと。
実際うちの会社でいいな、と思っていることは、かかる時間はマチマチですが、やりたいと言ってたことがいつかは絶対形になること。
それが1ヶ月前のことも5年前のことも。
考え方次第なのかもしれませんが、これが、私がずっと前に進んでいける理由の一つだと思っています。

③いつも"大吉"の引きの強さ!?ラッキーを持ち合わせている。
最後は、うそのようなでも信じていること。
上記で記載したように、この仕事人生を歩めたのは、大学4年生で就職を考えた際、伊藤という経営者に出会えたというタームポイントがあったにすぎません。まだまだまだまだ満足はしていませんが・・・
そもそも、私が新卒で応募した年は人員を募集していなかったので、伊藤がそういった理念をもっていることも、和装履物以外の事業に取り掛かっていたことも知らなかったので、本当にたまたま入社したというのが正しくて。
でも今、こうやって和装履物の枠を超えて、世の中に愉しみをふやす仕事をすることができています。
他にも、それは熱意なのかラッキーなのか、仕事の上でいい人たちに出会いいろんなことを体験することができ、今も現在進行形です。

私の感覚ではコロナで全部それも吹き飛んでしまった恐怖があるのですが、いやいや35歳まだまだだよと思いながら毎日頑張っています。

長くなりましたが、これがはじめましてnote!の自己紹介と、今の自分がある理由になります。

スーベニールの取締役、若山商店の社長に就任したのが、この1月。そのあとコロナによる大打撃を会社は受け、それは今も継続しています。
役員としてはまだまだ赤ちゃん。

これは会社の成長と私の成長の記録であり、
またどこかで悶々と日々の仕事に立ち向かっている人への仕事への愉しみを見つけてもらうきっかけになればと思っています。