第4回:AIのいう「モダンなコード」はモダンか怪しい
AIと一緒にコーディングとFigmaを勉強しながら、頼まれたWebページを作っています。その学習の途中を最初から順に書いています。第4回です。
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AIに聞きながらコーディングを進めていると、「これ、古い書き方なんじゃないか」という感覚が芽生えてくる。
理由ははっきりしていて、AIに「モダンに書いて」と頼むと、それなりの答えは返ってくる。でも、その「それなり」が、ほんとに今いちばん新しいやり方なのか、それともAIがまだ古い知識を握ったまま無難な方に寄せてきているだけなのか、こっちには判断がつかない。AIが自信ありげに出してくるほど、逆に「これ、ほんとに合ってる?」と疑いたくなる。
そこでやってみたのが、現役で動いている参考サイトの作りを真似るやり方。
まずAIに、その参考サイトが「モダンな作りになっているか」を判定してもらった。さらに「この参考サイトの作りは、自分の作りたいサイトとはここが合わないから、あなたの場合はこういう作り方がいい」というところまで出してもらった。これでだいぶ前に進んだ感はあった。
ところが、その差分 —— 参考サイトの書き方と、自分のコードの書き方 —— を、別のチャットに「どっちがモダン?」と聞いてみると、ときどき「むしろ参考サイトの方が古いよ」と返ってくる。
現役で動いている本物のサイトでも、中身は古かったりする。AIも、チャットを変えるだけで判定がブレる。つまり「最新で」と頼んでも、参考URLを渡しても、「新しいか古いか」というラベルだけを追いかけているうちは、最後まで自分で判断できないということだった。
効いたのは「なぜ変わったか」を聞くことだった。
判断できるようになったきっかけは、「どういう問題があってこの古い書き方が生まれて、なぜモダンな書き方に変わったのか」を聞くようにしたこと。
理由を聞くと、納得できる。納得できると、次に似た書き方を見たとき、AIに判定してもらわなくても自分で「これはこっちが新しいはずだ」と見当がつくようになる。
たとえば、レイアウトを flex で組むやり方が主役の座をだいぶ grid に譲った、という話。最初は「へえ、grid が今っぽいんだ」くらいにしか思っていなかった。でも理由を聞くと、grid を支える CSS がブラウザにちゃんと対応して、どの環境でも安心して使えるようになったから広まった、という流れだった。
これは体感とも合っていた。デザインを作ってからシームレスにコーディングへ移るとき、行と列で先に枠を決められる grid の方が、頭の中のデザインとコードの距離が近くて分かりやすい。「新しいから grid」じゃなくて「こういう理由で grid が使えるようになって、しかも自分の作り方とも相性がいいから grid」。ここまで来て、はじめて腑に落ちた。
AIに「最新で」と言うのも、参考サイトのURLを渡すのも、入口としては効く。でも、それだけだとAIの古いクセも参考サイトの古さも見抜けない。「なぜ古いやり方からモダンに変わったのか」を一緒に聞くのが、自分の中に判断基準を作って、毎回AIに正解を聞かなくて済むようになる唯一の道だった。
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【カジュアル面談をお待ちしています】
Webデザイナーとして10年ほど、制作会社と葬儀業界の事業会社にインハウスで勤め、2023年に独立しました。ずっと「デザインまでが自分の担当で、実装はエンジニアの仕事」だと思っていました。いまはAIに頼りながら、React / TypeScript / Tailwind を自分で読み書きして作れるようになるための学習中です。直近はスマホサイズで公開まで通しました。まだ途中です。
こういう「学習中の人間」が、採用する側からどう見えるのかを率直に知りたいと思っています。現在地を正しく知りたいです。
いまは事業側で、現場に入って人の声を聞きながら改修や制作をしていく方向に行きたいと考えています。ただ正直なところ手を広げすぎていて、専門性としてどう見せるのがよいか自分でも決めきれていないのが悩みどころ。
いまやっていること:現場に入りながら実績を積んでいる途中
独立後は身近な事業者の課題に、企画から実装まで並行で関わっています。
塗装会社(家業)── ショート動画の企画〜運用、採用まわりのツール補助
中古車販売 ── 集客・顧客対応を LINE / 配信ツールで自動化
飲食業の現場 ── 店舗のPCへローカルAIを導入する提案
業務自動化まわりの構築・運用(共同案件)
派手な数字を出せる段階ではありませんが、AIで何を巻き取り、何を人が担うかを切り分けて、現場で回る形に落とすことを、実際に手を動かしながら積み上げています。
行きたい方向:事業側で体験を設計する方へ。ただし見せ方はまだ決めきれていません
やりたいことの芯は、「行動が変わる導線を作る」感覚(LPで培ったもの)と、AIで自分で手を動かせる幅を、事業側で体験そのものを設計する立ち位置で活かすことです。受託で言われたものを作るより、事業の中で「どこを直せば人の行動が変わるか」を考えて、そのまま手を動かせる場所に行きたいと思っています。
一方で、いま手を広げすぎていて、専門性として見せづらい状態です。これを就職活動でどう見せるのがよいか、自分でも決めきれていません。